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2007/03/26
【参院予算委】規制緩和という名の歪みを糾弾 櫻井議員
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 櫻井充議員は、参議院予算委員会での締めくくり総括質疑で26日午後質問に立ち、インフルエンザの投与薬タミフルの効果と副作用について、調査するよう求め、一旦認可した薬についても、勇気をもって立ち止まり、使用を禁止し、考えるべきだとした。また、肝炎訴訟の原告団と安倍首相、柳澤厚労相が面会するよう求めた。柳澤大臣は、担当官が裁判以外のことで意見交換する用意があると答えた。

 さらに、規制緩和という名の下に、規制が歪められ、一部の人間がそれによって利益を得ていることを、ザ・アールの奥谷禮子社長、オリックスの宮内義彦氏などの例を挙げ糾弾。経済財政諮問会議、規制改革会議などで、責任を持たない有識者と称する人々が権力をかさに自社の利益を上げていることを、最大の政治の危機だと指摘した。

 ザ・アールの奥谷氏に関して、ザ・アールが日本郵政公社から、マナー向上のための事業として4年間で8億円の取引をしていることを挙げ、こうした会社の社長が日本郵政株式会社の社外取締役になることの是非を詰問。菅総務相は、「実績による」「郵政審議委員として実績があった」としたが、櫻井議員が、奥谷氏の「過労死は自己管理」との発言をどう思うかと質したのには、「発言が事実なら不適切」と答えた。櫻井議員は、この答弁を受け、「不適切な発言があるなら(社外取締役)検討を」と迫った。菅総務相は「委員の意見も参考にさせていただく」と答えた。

 最後に、オリックスがレンタカーの車検の1年延長を議題として取り上げたことを挙げ、これにより4億円の利益になること指摘した。

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