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2007/03/26
鳩山幹事長ら、能登半島沖地震状況把握のため七尾・輪島など訪問
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 鳩山由紀夫幹事長は26日早朝から、前日午前に発生した能登半島沖地震で大きな被害を受けた石川県輪島市・七尾市などを訪れ、現地関係者の説明を受けながら、各地の被害の状況を実際に歩いて確認。避難所においては、被災された方々を見舞い、激励した。

 鳩山幹事長は、党石川県連の一川保夫代表、奥田建幹事長らとともにまず七尾市を訪れた。一行は、市役所内に置かれた対策本部で市長から説明を受けた後、多くの旅館に被害が出た和倉温泉の旅館を視察。鳩山幹事長らは、海岸沿いの基礎部分に大きな段差が発生した現場などを実際に見て回りながら、特に配管に被害の出ている旅館が多く、その復旧が急務であることなどについて、関係者から説明を受けた。

 続いて、移動中にも民家や道路などにも様々な被害が出ている状況を確認しながら、輪島市を訪れた。そして、市や県の職員などに加え、警察・消防・自衛隊・海上保安庁などの関係者が詰める市役所の対策本部で、市長から被害状況の説明を聴取した。輪島市では26日朝の段階で、2000名弱が自宅などから避難しているが、このうち約1500名が門前町の方々であり、家屋の被害も集中していることから、一行は更に門前町を訪問した。

 特に、門前町道下地区では、多くの民家が全壊もしくは半壊の被害を受けており、一行到着時には、余震により新たに民家が倒壊し、県警レスキュー隊が救助活動を展開するという緊迫した状況にあった。鳩山幹事長らは、全半壊した家屋の一つひとつを厳しい表情で見て回るとともに、住民の方々にも声をかけ激励。門前会館の避難所では、鳩山幹事長の激励に、感極まって涙を流す住民の姿も見られた。

 鳩山幹事長は、能登半島沖地震の被災地を訪問した所感について、現地で記者団からの質問に答え、特に住まいを失っている方々に対し、被災者生活再建支援法に基づいて迅速な支援を行うべきであると指摘。住まいに対する不安を一刻も早く解消しなければならないとの認識を示した。また、各地で要請を受けた激甚災害の指定を早期に行うべきであるとし、国としても被災者の皆さんへ最大限の努力をするよう、民主党としても政府に働きかけていくとの意向を語った。同時に鳩山幹事長は、水道や道路の復旧に最優先で取り組んでいくべきとの考えも示し、明日には党対策室の会議を開いて協議することも明らかにした。

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