鳩山幹事長は20日、民主党本部を訪問したクラウス・シュワブ・世界経済フォーラム理事長と懇談した。世界経済フォーラムは、世界のさまざまな分野で活躍するリーダーが毎年、一堂に会して意見交換を行うダボス会議を主催する民間団体で、シュワブ理事長はその創設者。
鳩山幹事長は、ダボス会議について、2001年、代表当時に参加した経験を振り返りながら、これまでの活動を評価し、同会議で民主党や日本の考え方、主張を世界に伝えていけるように、最近、民主党議員有志がダボス会議支援の議員連盟を創設したことを紹介した。
シュワブ理事長は、来年は、日本でG8が開催され、G8のアジェンダばかりでなく、日本にとっても国際社会での日本の位置づけをアピールする重要な年であり、そのためにダボス会議を活用して欲しいと述べた。懇談では、来年に向けた地球的なアジェンダとして、地球温暖化、地球規模で拡大する格差、特に、経済活動での「地球的企業市民」(Global Corporate Citizenship)という考え方などをシュワブ理事長があげたことに対し、参加者から国際金融活動や持続可能な国際経済システムのあり方、地球環境問題での米中の責任などについての意見が出された。
同懇談には、岩國哲人国際局長とともに、古川・民主党ダボス会議支援議員連盟事務局長はじめ議員連盟のメンバーが同席した。
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