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2007/04/03
【衆院本会議】パート労働者均等待遇推進法案の審議始まる
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 3日午後の衆議院本会議で、民主党議員立法「短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部を改正する法律案」が議題となり、西村智奈美議員が趣旨を説明。菊田真紀子議員が質問を行い、小宮山洋子議員が答弁に立った。

 西村議員は、政府案について「パート労働者と通常の労働者の労働条件について差別的取扱いを禁止する対象が極めて限定的」、「パート労働者から正社員への転換の促進に関する措置が弱い」などと問題を指摘。「とても格差の是正に資する内容とは言えない」と見解を示した上、同一価値労働同一賃金の理念のもとで、パート労働者と通常の労働者との均等な待遇の確保を図るために、実質的な法改正を民主党が提案したことを説明した。

 政府案・民主党案への質問に立った菊田議員は冒頭、肝炎対策に言及。「今こそ政治の出番であり、党派を超えた国会議員の政治的な決断で、患者さんの早期救済に全力で取り組んでいただきたい」と、柳澤厚生労働大臣の見解を求めた。柳澤厚労相は「検査診療体制の強化、治療方法の開発等の取組みを推進している。今後引き続き総合的に検討する」などと答弁した。

 菊田議員はまた、政府案の適用範囲や、労働条件の切り下げ防止策、正社員へ転換するパート労働者の見込みや厚生年金適用拡大などについて質問。格差是正に本気で取り組むために、法案の内容を競い合い、活発な議論を期待する考えを述べた。

 民主党案への質問に対しては、西村議員、小宮山議員が答弁に立った。小宮山議員は、パート労働者と正社員の均等待遇の確保のために正社員の労働条件が切り下げられるという懸念に対して、民主党案では「通常の労働者の労働条件を低下させてはならない」という努力義務規定を法文の中に設け、防止を図ると指摘。正社員転換促進に係る規定にも言及して「民主党案の方がより積極的な内容」と紹介、審議の中で真摯な議論を行うよう呼びかけた。

関連URL
  全パート労働者への均等待遇を求め、パート労働法改正案を提出
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=9811
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