小沢一郎代表は、参議院補欠選挙が告示された5日午後、沖縄県を訪れ、宜野湾市をはじめ沖縄市や北谷町、北中城村など、4市町村を表敬訪問し、自治体の抱える問題点や、課題などを聞くとともに、民主党としての取り組み、政策などについて説明。短時間ながらも精力的に各自治体の首長と意見交換を行った。
普天間基地を抱える宜野湾市の伊波洋一市長から「民主党の歴代代表には基地問題にそれぞれ取り組んでもらった。今後もお願いしたい」と、基地返還に向けての一層の協力要請があるなど、各市町村長らから、多くの意見や要望を受けた。
訪問を終えて記者からの無党派層への働きかけはどのようにするのかとの問いに「日本(の有権者)はそんなに政党化されていない。党派云々ではなく姿勢や体質などで判断する」と述べ、沖縄の場合も基地を抱えているが、日本政府はアメリカに対し、自己主張ができないのが実情であるとの見方を提示。そのうえで「同盟というのは対等の関係であり、民主党なら真のパートナーシップを構築していくことができる」と語り、しっかりとした外交姿勢を示すことが、無党派層への働きかけであると答えた。
参議院の補欠選挙に関する問いには、「国政の選挙では、県民の皆さんも(基地の問題など)いろいろなことを考えて判断すると思う」と答えた。
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