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2000/01/27
自自公が本会議で定数削減法案を単独可決
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●鳩山代表
「国会は自自公にハイジャックされた。国民と民主主義取り戻す闘いすすめよう」

 自自公与党3党は27日夜の衆院本会議で、衆院定数を20削減する法案を単独で強行可決させた。

 民主党など野党3党は、これに強く反発して欠席。今後は「自自公政権の横暴で、命を失った国会で審議をすることは、残念ながらできない」(鳩山代表)として、施政方針演説やそれに対する代表質問をはじめ一切の審議に応じない方針で、一刻も早い解散・総選挙を実現する戦いに歩をすすめる。

 民主党は同日、その日のうちの本会議開会、法案可決に向かい、なりふり構わず突き進む与党の動向をにらみながら、国会対策役員会や両院議員総会、代議士会などを相次いで開会。夕刻には東京・新橋の駅頭に鳩山代表や羽田幹事長らが飛び出し、市民に直接、自自公の横暴を訴えた。

 夜8時30分からの本会議開会直前には、羽田幹事長はじめ野党3党の幹事長・書記長が伊藤衆院議長に面会して、与党の議会運営を厳重に抗議。開会のベルがむなしく鳴り響くなか、鳩山代表が記者会見し「国会は自自公にハイジャックされ、命を失った。これからは国民の命が息づく国会に蘇生させる闘いに国民とともに臨みたい」と述べた。


◎鳩山代表会見骨子(27日夜8時30分〜)

 国民に開かれた政党をめざす民主党として、定数削減問題については国民的議論を、予算案も十分な審議が必要との思いで、この国会に臨んだ。

 しかし国会は、自自公にハイジャックされた。私物化された国会で、残念ながら審議はできない。

 私物化は、自民党と自由党との2党間の約束を、国民への公約のごとく嘘ぶくなかで進められた。議論も、野党の存在さえもなく、ただ「冒頭処理」1本やりでここまできた。国会は命を失った。

 自自公がすべてか。世論なのか。そんな横暴を許すわけにはいかない。

 今後は、預かった民主党議員の命をさらに大きな命に変えながら、国会を命息づく国会に蘇生させていく。国民とともに闘う政党として国会の外での対話に努め、失われた民主主義を取り戻す闘いをやっていく。そのため、一刻も早い解散総選挙を求める。

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