衆議院憲法調査特別委員会で12日午後5時55分、中山太郎委員長が採決を強行した。野党議員への答弁を巡り、与野党の理事同士が委員長席で協議している最中で、委員長が突然、「賛成の諸君の起立を求めます」「起立少数。よって否決」、「賛成の諸君の起立を求めます」「起立多数。よって可決」と職権で採決を強行したもの。
野党理事らは強く抗議、撤回を求めたが、委員長は「私の職権」というだけで、撤回には応じなかった。そのまま委員会は散会となった。
こうした事態を受けて、党の憲法調査会衆参合同会議が午後6時過ぎ開催され、調査会として与党案への反対を確認するとともに、正式には明日の『次の内閣』で与党案への対応を決定することを決めた。また、明日の本会議には、改めて民主党の修正案を提出することを確認した。
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