参議院民主党・新緑風会の議員総会が16日午前、本会議開会前に国会内で開かれ、輿石東参議院議員会長が冒頭の挨拶に立った。
輿石会長はまず、統一自治体選が後半戦に入ったことに言及するとともに、参議院補欠選挙について、「福島は一歩リードしているが沖縄は接戦。私たちは沖縄も勝ちに行く」と表明、補欠選挙で2議席獲得を目指していく考えを強調した。
続いて、前回の議員総会で5月の連休前が山場となるとの見方を示したことを改めて説明したうえで、「いよいよ国民投票法案も参議院に移ってきた」と述べた。同時に、衆議院において教育3法案の審議が特別委員会で始まることに関して「同じ法案でありながら、衆議院は特別委員会、こちらは常任委員会。教育3法案は文教委員会のテーマそのものだ」と指摘。法案審議を急ぐあまり何でも特別委員会を設置して対応しようとする政府・与党の姿勢を問題視し、「こうした党利党略は許されるはずはない」と批判した。
「そうしたやり方を度々とってくる(政府・与党の)姿を、国民のみなさまにも露出しながら、審議して行くのも必要」とも述べ、政府・与党と相対する連休前の国会論戦に、前向きに対応するよう出席議員に求め、挨拶を締めくくった。
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