小沢一郎代表は23日夕、徳島市内で記者会見し、統一地方選挙と参議院補欠選挙の結果について「道府県議が倍近くに増え、政令市議、市区町村議も大幅に増えて、大変良かった。参院補選は、沖縄は夏の本番に向けて頑張らなければならない結果になったが、福島で勝ったのでまあまあのところだ」と総括、7月の参議院選挙に向けて足場ができたとの考えを明らかにした。
これに関連し、小沢代表は参院選に向けた民主党の課題について、(1)党組織を強化する(2)党の主張・政策を一致協力してアピールしていく――の2点をあげ、党をあげて取り組んでいく方針を表明した。
このなかで小沢代表は、沖縄補選での敗北の教訓として「無党派層からそれなりの支持は得ていたが党組織がほとんどなく、連合に頼る以外になかった。ひとことで言うと、力負けだった。これは沖縄県に限らず、他の県も同じ状況であり、もう少し足腰を強くしないと、競り合ったときに力負けする可能性がある」と述べた。また、党の基本政策について「昨年末、みんなで一生懸命議論して決めたのに、その結論が国民に全然伝わっていないという指摘をいただいた。あらゆる分野、各界各層の人たちに党の主張をきっちりとアピールしていかなければならない」と政策浸透の必要性を強調した。
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