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2007/05/09
党首討論には自民党さえ応じればいつでも対応可能 会見で代表
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 小沢一郎代表は9日、党本部で会見し、党首討論への意気込み、野党共闘等に言及した。

 参院選大分選挙区の情勢について問われたのに対しては、「民主党は公認・推薦ともに候補者を擁立しないことを決定した」と表明。文字通り、どういう形であっても党としての候補者擁立を行わないことを繰り返し強調した。さらにその理由については、社民党から「どうしてもここでは候補者を擁立したい」との強い意向が示されたことを改めて明らかにしたうえで、全国的な選挙協力という観点から、そうした結論に至ったと述べた。

 また、自民党側が党首討論(QT)に応じず逃げの姿勢を示している現状への感想と、政治とカネの問題について松岡農水大臣をどう追及するか問われたのに対しては、「私は当初からQTをやらない、いやだと言っているわけではない」と前置きしたうえで、自民党側の要請に応えて「やりましょう」と表明したところ、自民党側は一転してQTを行わない方針を示してきたことを明らかにした。「来週はいやだというなら、次の週でもその次の週でもこちらとしてはいつでもいいと現場には話してある」と小沢代表は語り、自民党側さえ応じる姿勢を示せば、いつでも実現可能であることを改めて強調した。

 さらに松岡農水相の問題については、独立行政法人「緑資源機構」発注の調査業務をめぐる官製談合事件で、公取委の強制調査を受けた公益法人や民間企業から、松岡農水相の資金管理団体が献金を受けていたこともわかってきたことに改めて言及したうえで、「事実だとすれば所管の大臣であるうえ問題」との見方を示し、幹事長はじめ国会対策委員会主導で、追及の手を強めていく意向を表明した。

 会見ではまた、靖国神社の春季例大祭に合わせて安倍首相が「内閣総理大臣」名で供え物を奉納していたことについて、自民党内からも「姑息なやり方」との指摘が出ている点をどう見るか問われたのに対しては「私もそう思う」と語り、信念に基づく行動としながらも説明責任を果たさず、まさしく姑息な行動に出る首相を問題視した。

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