○法案そのものの基本的な方向性は概ね評価できるが、不十分な点が多々あり、以下の法案修正を求めた。
(1)CO2の見える化の推進(2)再生可能エネルギーの普及を促すための措置の充実(3)京都議定書の目標達成計画における検討の確実な実施(4)白熱灯の蛍光灯への切り換え(5)ライフスタイル・ワークスタイルの見直し
○これらの要求に対して、民主党がかねてから主張してきた「二酸化炭素の排出量の把握に必要な情報の提供」をはじめ、おおむね与党側から修正の合意を引き出せたこと、さらに附帯決議を付すことができたことで、賛成することとした。
○この法案は、あくまで京都議定書における約束履行に関するものではあるが、地球温暖化対策をめぐる日本に対する世界からの不信の払拭・政策の全面的な組み替え、「ポスト京都」における日本の中長期的な温暖化ガスの削減目などについても審議を深める必要があり、民主党の「脱 地球温暖化戦略」に立脚して、政府の対応や法案の効果等を質していく。
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