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| 169回 |
閣法 63号 |
消防法及び消防組織法の一部を改正する法律案 |
賛成 |
○本法案は、石油タンク等の危険物流出事故が増加傾向にあることや、大規模地震発生の切迫性が指摘されていることから、過去の災害時の教訓等を踏まえて、以下の法改正を行うもの。
(1)危険物流出等の事故の際、消防機関が原因調査をできるようにする。大規模・社会的影響の大きい事故の場合、消防庁も調査を行うことができるようにする。（消防法の一部改正）
(2)消防庁より派遣された緊急消防救援隊について、都道府県知事が都道府県内における部隊移動を指示できることとし、必要な調整を行うため、都道府県知事を長とする消防応援活動調整本部を設けることとする。（消防組織法の一部改正）
(3)消防庁長官は、一の都道府県に限られる災害の場合でも、大規模な自然災害の場合は緊急消防援助隊に出動の指示ができることとする。（消防組織法の一部改正）
○これらの法改正は、危険物流出事故防止等の防災体制の強化や、より機動的な災害時の対応に資することが認められるが、部門会議でいくつかの問題点が指摘されたため、対応は執行部に一任された。その後、懸念に関しては答弁で担保できることの確約を得たため賛成することとしたい。
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