政府・与党との対立軸を鮮明にしつつ、地球温暖化対策に関する基本理念、基本政的施策などを包括的・体系的にとりまとめ、民主党の政策の全体をアピールする法案を提出することとした。
この法律は、気候系に対して危険な人為的干渉を及ぼすことにならない水準において大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させ地球温暖化を防止することが人類共通の課題であり、国際的協調の下にこの課題に取り組むことが重要であることにかんがみ、環境基本法の基本理念にのっとり、地球温暖化対策に関し、基本原則を定め、国、地方公共団体等の責務を明らかにするとともに、温室効果ガスの中期的な排出量の削減目標を設定し、その達成のため、国内における排出量取引に関する制度及び二酸化炭素の排出量等に応じ税を賦課する制度の創設等について定めることにより、豊かな国民生活の実現を確保しつつ温室ガスの排出量の削減を達成できる社会の構築を図り、地球環境の保全に寄与することを目的としている。
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