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171回 |
閣法 4号 |
財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行及び財政投融資特別会計からの繰入れの特例に関する法律案 |
反対 |
本法案は、予算で定める範囲内で特例公債の発行を可能にするとともに、平成21年度及び平成22年度において、予算で定めるところにより、財政投融資特別会計財政融資資金勘定から一般会計に繰り入れることを可能にするもの。
「ハチが刺した程度」、日本経済は「そんなに大変じゃない」という言葉に象徴される通り、麻生内閣は経済危機への認識が決定的に甘く、対応が後手に回って大幅な税収落ち込みをもたらした。結果、国債を大量発行せざるを得なくなり、プライマリーバランスの著しい悪化を招いた。
麻生内閣は、指導力の欠如から税制の抜本改革を先送りして、基礎年金の国庫負担2分の1引き上げを税制の抜本改革で実現するとの法律での約束を反故にした。代わりに本法案で財政投融資特別会計の準備金を取り崩して当座をしのぐとしたが、本準備金は埋蔵金ではなく使えないと繰り返し政府与党が民主党批判に利用してきたものであり、その変節漢ぶりには驚きあきれ返るばかりである。
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