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| 171回 |
閣法 26号 |
港則法及び海上交通安全法の一部を改正する法律案 |
賛成 |
本法案は、近年における海難の発生状況、海上交通に係る環境の変化等を踏まえ、船舶交通の安全性の向上を図るため、海域の特性に応じた新たな航法の設定、船舶の安全な航行を援助するための措置に係る規定の整備等所要の措置を講ずるものである。基本的な方向性については、当然のことであり、むしろ遅きに失したものと言える。
今回新設される追加事項のうち、「航路外での待機指示」「異常な気象・海象時における港内からの退去命令」だけは罰則がかかるが、「追越し禁止」などには罰則が設けられていない。こうした点についても、海上交通の現状や法体系との整合性をふまえ、詰めた議論をしていきたい。
ＡＩＳ（船舶自動識別装置）は、国際航海に従事する300総トン以上の全ての船舶、国際航海に従事しない500総トン以上の全ての船舶等に義務づけられているが、海上安全の向上に資するため、漁船をはじめ小型船舶の普及に向けた支援策等についても検討していく必要がある。
法案改正の効果、法律の具体的な運用等については、委員会質疑等でさらに明らかにしていく必要がある。さらに、船艇も含めた海上保安庁のあり方について議論を深めていきたい。
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