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| 171回 |
衆法 45号 |
水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法案（環境委員長提案） |
賛成 |
民主党は171回通常国会に「水俣病被害の救済に関する特別措置法案」を提出した。2004年10月の最高裁判決を尊重し、水俣病被害者の認定基準について主治医の判断を尊重すべきことも明記し、給付金支給額は300万円とした。救済内容は①一時金②医療費③療養手当の三本柱から成っている。被害の全容解明の実態調査、研究等も盛り込み、潜在患者に対しても必要な措置を講じる内容となっている。
別途法案を提出していた与党と協議を行い、与党案の地域指定等の解除に関する条項の削除、対象とする症状の拡大、チッソ分社化に対する歯止め措置等を勝ち取り、法案名から「最終」の文言を削り、法案の実体的な規定についても「最終解決」との文言から「最終」を削除し、単に「解決」と修正した。
以上の経緯により、民主党が目指した内容がほぼ盛り込まれた、衆議院委員長提案で「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法案」がまとまり、賛成することとした。法案の厳正な執行を含め、今後とも水俣病被害の全面的救済に努めていく。
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