民主党メールマガジン DP-MAIL 第20号 2001年9月12日 編集・発行／民主党広報委員会 米国において引き起こされた大規模テロ事件で被害に遭われたすべての方々に、 心からお見舞いを申し上げます。（編集部） ■目次 【友愛こらむ】テロには一致して立ち向かおう 【国会だより】非常事態法制はいかにあるべきか（平岡秀夫衆議院議員） 【トピックス】米大規模テロを強く非難 民主党強化全国集会を開催 【お知らせ！】衆議院宮城４区補欠選挙の候補を公募中 水島広子衆議院議員が無事に男児を出産 ■友愛こらむ テロには一致して立ち向かおう 全く信じられないことが起きました。米国の世界貿易センタービルとペンタゴ ンと言えば、世界の経済と防衛の象徴です。それらが、テロリスト達によって ハイジャックされた民間機に突入され、あっという間に破壊されてしまったの です。 この大規模な連続テロのために多くの犠牲者と被害が生じていることに対して、 深い悲しみと強い憤りを禁じ得ません。米国国民や日本の関係者の方々に心か らのお見舞いを申し上げます。 昨今、中東情勢が思わしくないことで、テロの脅威が盛んに報じられていまし た。したがって、米国はテロを最も警戒していたと思われます。その世界の警 察官たるアメリカの中枢がテロによってあっさり攻撃されてしまったことは、 自由主義、民主主義を標榜する国々にとって大変な衝撃であったことは間違い ありません。 テロリズムは、人道と社会正義に対する挑戦であり、絶対に許すことはできま せん。世界が一致して暴力への屈服を拒否し、テロに対して毅然と立ち向かう べきです。 この事件の解決のため、日本は米国に対して、出来る限りの援助・協力を行う べきです。また、邦人の救出のためにあらゆる手段を講じていくべきです。さ らに、このようなテロが日本の国内外に波及しないとも限りません。不測の事 態に備えて、危機管理に万全を期していかねばなりません。 経済・雇用問題、外務省の省ぐるみの不祥事、新宿歌舞伎町の火災事故、また 狂牛病問題など、政府の対応を厳しく追及しなければならない問題が山積して いますが、この種のテロ事件に関しては、与野党の立場の違いを超えて協力し ていくことも必要だと感じています。 民主党代表 鳩山由紀夫 ■国会だより 非常事態法制はいかにあるべきか（平岡秀夫衆議院議員） 日本時間で今日（１１日）の午後、米国で、同時多発テロが発生しました。夜 のニュースで見た、ジェット機がニューヨークの世界貿易センタービルに激突 する画面は、まるで、映画のクライマックスシーンを見るかのようでした。こ のテロによって数千人規模の死傷者が出ていると報道されていますが、このテ ロで犠牲になられた方々のご冥福や、１日も早いご回復を念願いたします。 このテロは、アフガニスタンに本拠を置くイスラム過激派指導者ラディン氏の 率いる組織「アルカイダ・アルジハド」によって実行された可能性があるとす る報道もありますが、今日までの報道では、どのようなグループによって実行 されたのか明らかになっていません。いずれにしても、自分の主張を通すため に、テロという暴力的手段に訴えることは、絶対に許されることではありませ ん。 ところで、仮に日本でこのようなテロが発生した場合の対応は、どのようにな るのでしょうか。民主党では、昨年から今年にかけて、非常事態に対処するた めの法制のあり方について勉強を行ったことがあります。「非常事態」とは、 通常、大規模災害の発生時や外国から武力による攻撃を受けた時が想定されま すが、むしろ最近は、今回のような国際的なテログループによるテロの発生時 も想定すべきであると考えられています。 私も、この勉強会に参加させてもらいましたが、勉強会では、「非常事態時に、 基本的人権の制限がどこまで認められるか」という問題に議論の焦点がありま した。基本的人権の中には色々なものがありますが、大きく分けると、土地や 建物の所有権などの財産権や、表現の自由や報道の自由などの自由権があり、 財産権については制限を設けることは良いが、自由権については制限を設ける べきではない、といったような議論です。 他方、非常事態時に対応するための法制として、全体の法律を包括するような 一つの法律を作るべきか、自衛隊法など関係する個別法において夫々必要な手 当てをすべきか、の議論があります。私は、非常事態にスムーズに対応するた めには、全体の法律を包括するような一つの法律を作るべきであると考えてい ますが、これに反対する人々は、そのような法制では、基本的人権の制限が乱 用される惧れがあると主張していました。 結局、非常事態法制の必要性は認めながらも、その具体的法制度の有り方につ いては結論が出せずに、勉強会は終了しています。今回のテロのような事態が 我が国に発生した場合に、迅速かつ適切に対応できる法制度が整っているのか、 よく検証しておく必要があると思います。 平岡秀夫衆議院議員（４７歳） 「今日の一言」より ・平岡秀夫ホームページはこちら http://www.urban.ne.jp/home/hideoh29/ ■トピックス 日本時間の１１日夜に米国で引き起こされた大規模な連続テロによって、ニュ ーヨークの世界貿易センタービルが崩落したほか、米国防総省なども被害を受 け、米国内は混乱に見舞われています。犠牲者は数千人に上ると見られ、邦人 も含まれているようです。この史上最悪の無差別テロに対し、世界各国が一致 して糾弾し、負傷者救出への支援などにあたることが求められています。 テロ対策、外務省汚職などで関連委員会の緊急開催要求へ＝野党４党（9/12） http://www.dpj.or.jp/news/200109/20010912_yatou.html 民主党「アメリカ同時多発テロ対策本部」を設置（9/12） http://www.dpj.or.jp/news/200109/20010912_terorism.html 「テロに対して毅然として立ち向かう」鳩山代表が談話（9/12） http://www.dpj.or.jp/news/200109/20010912_hatodanwa.html 政権党への脱皮をめざす民主党強化全国集会が、８、９日の２日間、東京で開 かれました。集会では、この間積み重ねてきた参院選総括を踏まえ、党組織づ くり、機構・運営改革、臨時国会・総選挙方針などについて議論を行ない、新 役員体制を確認しました。 新役員体制・ネクストキャビネットが発足（9/8） http://www.dpj.or.jp/news/200109/20010908_sintaisei.html 「小泉政権打倒の先頭に立って戦う」鳩山代表あいさつ【後半】（9/8） http://www.dpj.or.jp/news/200109/20010908_hatoyama2.html 「小泉政権打倒の先頭に立って戦う」鳩山代表あいさつ【前半】（9/8） http://www.dpj.or.jp/news/200109/20010908_hatoyama.html ■お知らせ！ 民主党宮城県連では、１０月２８日に行われる衆議院宮城４区補欠選挙の候補 者を公募しています。締め切りは、２０日（木）。詳しくは下記のページへ。 衆議院宮城４区補欠選挙の候補者を公募（9/7） http://www.dpj.or.jp/news/200109/20010907_miyagikoubo.html 民主党の水島広子衆議院議員が、１１日、第２子を無事に出産されました。元 気な男の子とのこと。おめでとうございます。 水島広子衆議院議員が無事に男児を出産（9/11） http://www.dpj.or.jp/news/200109/20010911_mizusimababy.html ■このメールマガジンについて ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 ・編集・発行 民主党広報委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。 ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ ージで手続きしてください。 http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。 Copyright(C)2001 民主党 ■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。