コンテンツを再生/利用するにはプラグインが必要です。

民主党サイトアーカイブ

現在のウェブサイトはこちら
2011年6月22日以前の情報その他で、新サイトに盛り込んでいないデータを掲載しております。
アーカイブTOP > メールマガジン
民主党メールマガジン
DP-MAIL 第30号 2001年11月22日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

■目次
【友愛こらむ】改革の道か、妥協の道か
【国会だより】国は責任を認めてほしい(桜井充参議院議員)
【トピックス】鳩山代表、党首討論で首相に不退転の決意迫る
       狂牛病問題で政府の責任を追及
       雇用対策、シックハウス問題で法案まとめる
【フォーカス】ネクストキャビネット大臣紹介(8)
       ・伊藤英成 安全保障大臣
       ・五十嵐文彦 金融担当大臣

■友愛こらむ

改革の道か、妥協の道か

みなさん、こんにちは。

昨日、私は今国会で初めての党首討論に臨み、小泉首相との間で構造改革への
決意をめぐって議論を交わしました。

ご存知の通り、改革がいよいよ具体論に入ってきている現在、自民党内の抵抗
は激しさを増しています。先の参議院選挙で“私こそ改革の担い手”と叫んで
いた自民党の人たちが、恥も外聞もなく改革つぶしに奔走しています。そこで
私は、どんなに抵抗が強くても改革をやり遂げるという決意と覚悟を首相に語
ってもらい、与党の抵抗があろうと後戻りできないようにしたいと考えました。

それに対して小泉首相は、「初心を断固として貫く」と答えました。特に特殊
法人改革について、焦点の道路関連4公団は統合して廃止・民営化するとし、
来年度から国費の投入もうち切ることを明言しました。また、既存の高速道路
整備計画も見直すとのことです。このほか、住宅金融公庫は5年以内に、そし
て都市基盤整備公団と石油公団についても廃止する意向を表明しました。

私は、「今言った7公団・公庫の廃止・民営化は国民への公約ですよ」と確認
し、首相もそれを認めました。これは重要なことだと思います。利権政治の温
床となってきた特殊法人の抜本改革の成否を、しっかり注視しなければなりま
せん。

ただ、答弁の威勢の良さとは裏腹に、小泉首相は高速道路整備計画を一時凍結
するとは述べませんでした。そして、この討論の直後にはもう道路族の圧力に
屈し、償還年数を30年から50年に延ばすことを認める発言をされています。
これでは時間を延長してそのまま計画を実行すると受け取られても仕方ありま
せん。改革断行と見せかけながら族議員と仲良くやるというのでは信頼できま
せん。

また答弁の中で首相は、改革に反対しているのは自民党の一部にすぎない、必
ず党内の多数の賛同を得られる、と語っていました。私は、そうした認識は極
めて甘いと思います。そんなことでは、族議員の固まりである自民党が束にな
って抵抗してきた時に、それを退けることなどできるわけがありません。

小泉首相がどちらの道を選ぶか。総理にとって正念場が近づいています。

民主党代表 鳩山由紀夫

■国会だより

国は責任を認めてほしい(桜井充参議院議員)

クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)に対する国の対応が揺れている。CJ
Dは、異常プリオンによって発症し、脳神経症状が認められる。潜伏期は数年
から15年程度。発症すると1、2年で死亡する。

今回問題になっているのは、脳外科手術の後に、汚染された乾燥硬膜を使用し
たため、発症した患者さん達。1987年に世界で第1症例の報告があり、ア
メリカはわずか3ヶ月で使用中止したが、日本は中止するまで10年かかった
ので、被害が拡大した。この乾燥硬膜を医療用具として使用することの承認に
もかなり問題があり、厚生省の責任は明らかである。

現在裁判中で、裁判所は和解勧告を行い、11月14日には国に責任があると
いう所見を示している。その所見に対する政府の見解を、11月22日までに
示すことになっているのだが、国の対応はまだ決まっていない。

私たちは、何とか早期に解決したいという思いで、超党派で議員連盟を作り、
私はその事務局長を勤めている。そのため厚生労働大臣、そして総理に、国の
責任を認め、原告団と会って謝罪して欲しいとお願いしているのだが、厚生労
働省の抵抗にあってなかなか実現しない。

今日も衆議院の厚生労働委員会が終了するのを待って、議員連盟の有志で厚生
労働大臣にお願いに行ったが、良い返事はもらえなかった。

部屋に戻ってきてから、議員連盟の会長である中川昭一衆議院議員や、自民党
の馳浩衆議院議員に電話でお願いし、21日の党首討論でこの問題を取りあげ
てもらえるよう民主党にも要請した。菅幹事長にも直接会って、厚生労働大臣
を説得してくださるようにお願いした。秘書の山本君は、このために一時間以
上電話をかけ続けている。私の事務所だけではなく、議員連盟の議員が独自の
ルートで厚生労働大臣、小泉総理に働きかけている。

国民の声が政府に届くだろうか。

  桜井充参議院議員(45歳) 「ドクター桜井の日本診療」167号より

 ・桜井充ホームページはこちら
      http://www.uranus.dti.ne.jp/~sakurai/

■トピックス

21日、今国会初の党首討論が行われました。民主党の鳩山代表は、激しさを
増す自民党内の抵抗に屈せず構造改革をやり抜く決意を、小泉首相に質しまし
た。

     抵抗に屈せず改革断行する覚悟を〜党首討論で鳩山代表が迫る(11/21)
     http://www.dpj.or.jp/news/200111/20011121_qustiontime.html

21日、北海道で狂牛病に感染した国内2頭目の牛が発見されました。しかし、
現在まで1頭目の感染経路もいまだ解明されていません。民主党は、農水省、
厚労省の対応の不備を追及し、国民の食生活の安全確保をめざすとともに、根
拠のない風評被害が広がることのないよう取り組んでいます。

     国内2頭目の狂牛病の牛発見で、羽田対策本部長が談話(11/21)
     http://www.dpj.or.jp/news/200111/20011121_usidanwa.html

     農水省、厚労省の責任感欠如を厳しく批判〜筒井信隆議員(11/16)
     http://www.dpj.or.jp/news/200111/20011116_madcow3.html

     安全宣言が裏目に出た〜鮫島宗明議員が追及(11/16)
     http://www.dpj.or.jp/news/200111/20011116_madcow2.html

     国の対策はいつも遅く、小さすぎる〜中山義活議員(11/16)
     http://www.dpj.or.jp/news/200111/20011116_madcow1.html

民主党はこのほか、国民生活に密接に関わる数々の法案・政策を作成しており、
順次発表していきます。

 <雇用対策>

     セーフティネット整備のための「能力開発支援法案」を提出(11/16)
     http://www.dpj.or.jp/news/200111/20011116_noryoku.html

     民主党 総合雇用政策(11/8)
     http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0036.html

 <シックハウス対策>

     シックハウス対策2法案の骨子発表(11/19)
     http://www.dpj.or.jp/news/200111/20011119_sickhouse.html

     シックハウス対策関連2法案【概要】(11/19)
     http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0035.html

     シックハウス症候群政策〜化学物質から未来を守ります。〜(11/19)
     http://www.dpj.or.jp/news/200111/20011109_sengoku.html

 <特殊法人改革>

     道路関係四公団の改革方針(11/13)
     http://www.dpj.or.jp/seisaku/syakai/BOX_SY0032.html

 <国際協力>

     民主党PKO改革案(11/20)
     http://www.dpj.or.jp/seisaku/syakai/BOX_SY0032.html

■フォーカス / ネクストキャビネット大臣紹介(8)

ネクストキャビネット(NC)は、民主党の政策全般を迅速に処理し、法令審
査と「閣議合意」のふたつを兼ねる意思決定を行っている機関です。現在の与
党内閣よりも若々しく、かつ専門的なメンバーをそろえ、いつでも実際に政権
を担当できように活動しています。

「DP-MAIL」では、新生・第3次ネクストキャビネットの各大臣を、本人の抱
負を交えて連載で紹介していきます。第8回は、伊藤英成安全保障大臣と五十
嵐文彦金融担当大臣です。

<安全保障大臣> 伊藤 英成(いとう えいせい)

○プロフィール
衆議院議員 愛知県11区選出
1941年12月1日生まれ 愛知県出身

○抱負と決意
日本の安全保障の確立は、外交と表裏一体のものです。外交の延長線上に国民
の安全と安心があるという考え方です。そうした意味で、私は国会議員になっ
てから外交に力を注いできました。

また一方で、阪神・淡路大震災の例を見るまでもなく、万が一の緊急事態に対
応するための国内法整備が重要です。民主党の緊急事態法制プロジェクトチー
ムの責任者として、昨年来「緊急事態法制のあり方について」研究してきまし
たが、八分どおり仕上がっており、その完成を年内までにみたいと考えていま
す。

今回の米国での同時多発テロ事件では、凄惨な事態となりました。日本国民か
らも犠牲者が出ており、わが国としても当事者意識を持って、国内外の関係機
関とも可能な限り協力し、国際テロに立ち向かう姿勢を示すことが必要です。
また同時に、今後に向けた法整備等を着実に実行していくことが肝要です。臨
時国会はそのための第一歩として位置付け、真剣に取り組んでまいります。

○ホームページ
http://www.eisei.gr.jp/

<金融担当大臣> 五十嵐 文彦(いがらし ふみひこ)

○プロフィール
衆議院議員 埼玉県9区選出
1948年11月2日生まれ 東京都出身

○抱負と決意
このほどNC特命担当大臣(金融担当)に就任いたしました。今臨時国会では、
テロ問題と並んで金融が大きな焦点となっており、気合を込めて取り組んでい
ます。

現状は金融危機の再燃寸前です。民主党が本来提案した「金融再生法」を復活
させ、厳格な一斉検査、十分な引き当て、銀行の仕分けと再編、経営責任を追
及した上での公的資金注入を行い、不良債権問題を早期解決して金融機能の再
生を果たすべきです。

これに対し、政府は小手先の対応と先送り、やみくもな銀行救済に終始し、か
えって不良債権問題の深刻化、信用収縮をもたらしています。この政府の重大
な失政をえぐり出し、きっちりとケジメをつけなければなりません。

このほかにも沢山の課題がありますが、峰崎NC財務大臣等と連携して的確に、
大胆に解決策を提示していきたいと思います。

○ホームページ
http://homepage2.nifty.com/gara-i/

■アフガン難民等支援のための募金にご協力を!

[ネット募金受付サイト]
   http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト)
 *トップページの募金コーナーをご覧下さい。
   http://minshu.e-bokin.org/(募金サイト)
   http://minshu.e-bokin.org/i(iモード)

[募金受付口座]
 大和銀行衆議院支店 普通 7815354
 郵便振替 00110-6-65328
 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ)

■このメールマガジンについて
  ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」
  ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会
   〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1
  ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って
   読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。
  ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。
  ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ
   ージで手続きしてください。
         http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html
  ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。
   Copyright(C)2001 民主党

■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。