民主党メールマガジン DP-MAIL 第35号 2001年12月27日 編集・発行/民主党広報・宣伝委員会 今年一年、「DP-MAIL」をご愛読いただき、誠にありがとうございました。 2002年もよろしくお願い申し上げます。 (なお、新年は1月10日より配信を始めます) ■目次 【友愛こらむ】2001年 永田町5大ニュース 【国会だより】加藤シヅエさん、安らかに(水島広子衆議院議員) 【トピックス】ペシャワールでアフガン復興支援NGO会議を開催 不審船事件で伊藤NC安保大臣が談話 来年度予算案の政府原案について岡田政調会長が談話 【ご意見求む】『医療制度および医療保険制度改革案』についてのPC募集 【ご協力を!】銀行・金融問題ホットライン アフガン難民等支援募金 ■友愛こらむ <2001年 永田町5大ニュース> 読者の皆さん、こんにちは。寒さが身にしみる季節、いかがお過ごしでしょう か。 今年ももうあと僅か。激動の1年を振り返って「永田町5大ニュース」を考え て見ました。21世紀の最初の年として、明るい希望を持ちながらスタートし たものの、終わって見ると、20世紀を引きずる暗い事件ばかりが目立ちまし た。「永田町ニュース」に入れては失礼なので番外編ですが、皇太子殿下と雅 子妃殿下に愛子さまがご誕生されたことが唯一の明るいニュースだったように 思われます。 時系列で5つのニュースを並べると、 (1)えひめ丸遭難事故 (2)小泉政権誕生 (3)失業率、未曾有の5.6%、大型倒産相次ぐ (4)テロ撲滅のための自衛隊海外派遣 (5)狂牛病(BSE)の発生 となります。 米国の潜水艦が宇和島水産高校実習船「えひめ丸」に激突し、沈没させた事件 (1)は、事故から10カ月経った今月、ようやく遺体の引き上げ作業が行な われました。あらためて犠牲者の皆さんのご冥福をお祈りします。この事故で は、日米政府の対応のまずさが際立ちました。とくに日本では、森首相のゴル フ場での対応がきっかけとなって、首相退陣の最大の原因を作ったのでした。 その結果が、小泉政権の誕生(2)です。「自民党を変える、日本を変える」 と豪語した小泉首相は、自民党の古い体質と戦うというポーズによって、いま だに高い支持率を保ってはいます。しかし、その改革姿勢の内実はいよいよ怪 しいものになってきました。私が主張していた構造改革を行なうと言うので、 「抵抗に屈せず、しっかり実行してほしい」とエールを送ってもきましたが、 ここにきて族議員との妥協が目立ち、改革のトーンが一気に下がってきたと言 わざるをえません。 また、小泉内閣が確固とした経済政策を示せないまま、失業率は未曾有の5. 6%を記録し、大型倒産が相次いでいます(3)。青木建設が倒産したときに、 小泉首相は「構造改革が順調に進んでいる証拠」と胸を張って語りましたが、 とんでもないことです。「痛み」を覚悟せよと言いながら、自らは国民の痛み を感じることができないのでは、政治家として失格です。不良債権の処理など、 行なうべき構造改革が遅々として進まないことが、不況が長引く原因にほかな りません。 そして、全世界を震撼せしめた9月11日の米国への同時多発テロ。この事態 に対する国際協調行動の一環として行なわれた自衛隊の海外派遣(4)は、日 本の安全保障政策に新たな道を築きました。今回のテロに対する措置において は、全世界的に与野党の違いを超えて取り組みが進められており、その中で民 主党も一国平和主義的な思想を乗り越えることができたと考えています。ただ、 テロ問題は一面で、世界の貧困問題や宗教問題を浮かび上がらせました。今後、 日本の果たすべき役割は大きいと考えます。 最後に、狂牛病(BSE)の発生(5)です。農水省を始めとする役所の無責 任と隠蔽体質がこの問題を生み、安全でもないのに安全宣言を出して、大臣が パフォーマンスで牛肉を食べたことが、風評被害を著しく拡大してしまいまし た。このように1年を振り返ってみると、政官業の癒着が不況を深刻化させ、 生命の安全をも脅かしているにもかかわらず、現政権もここには十分に手を付 けようとはしていないことが分かります。 「政権交代でしか日本は変わらない」。これがこの1年の結論になりましょう。 民主党代表 鳩山由紀夫 ■国会だより <加藤シヅエさん、安らかに>(水島広子衆議院議員) 戦後初の女性衆議院議員となられた加藤シヅエさんは、本当に尊敬する大先輩 だった。昨年末に、私にくださったメッセージはホームページに掲載してある が、本当に勇気づけられるものだった。特に、以下のくだりはいつも私の活動 の支えになっている。 「(前略)先般、鳩山由紀夫代表につづいて代表質問に立ち、すべてを自分の 言葉で考えて、真剣に語った水島広子さん、貴女には、とても感動しました。 貴女は単に「専門分野」を持っているだけでなく、信念、哲学、情熱、行動力 があり、そして「愛すること」を知っています。 近頃結婚すると、自分の時間がなくなると思っている若い方が多いそうです。 が、本当の自由とは時間や空間ではなく、どれだけ自分の信念に忠実に生きる かということです。 その、信念を支えるのが愛、ひいては家庭なのです。水島さん夫妻は、きっと お互いに愛し尊敬しあっているのでしょう。相当な覚悟と努力を要することで はありますが、だからこそ、愛も自由も、水島広子さんは確実に両方を手に入 れることが出来ているのだと思います。 (中略)近頃の日本人は「育てる」ことが、あまり上手でなくなりました。が、 良い政治家を育てるのは、私たち有権者なのです。些細なことにとらわれて、 あるいは何か流行でも追うかのように、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ では政治家は育ちません。もっと政治家の「人間としての本質」と「政治家と しての資質」を見極めなくては。 そして、何か良いこと、勇気のあることなどを言ったり、やったりした政治家 には、率先して手紙などを書いて「あなた、よくぞやってくださいましたね」 と誉めてあげましょうよ。子どもはもちろんのこと、大人だって、政治家だっ て、誉められれば嬉しいものです。「あぁ、私の言動をちゃんと観てくれてい る、気が付いてくれる国民がいたんだ」と、さらに勇気もわいてきます。その ためにも、有権者は自らの頭で考える習慣をもっとつけましょう。(後略)」 まだまだ教えていただきたいこともたくさんあったが、残念ながら104歳で 亡くなられた。ご冥福を心よりお祈りし、引き続き私たちを天から見守ってい ただきたい。 水島広子衆議院議員(33歳) 「国会報告メール No.77」より ・水島広子ホームページはこちら http://www.mizu.cx/ ■トピックス 民主党は、26日にパキスタンのペシャワールでアフガニスタン復興支援NG O会議を開催。鳩山代表も現地入りして参加し、今後の支援活動のあり方など をめぐって関係者と意見交換しました。 パキスタンで党主催アフガン復興NGO会議、鳩山代表も参加(12/26) http://www.dpj.or.jp/news/200112/20011226_hatopaki.html 22日、東シナ海で発生した不審船事件に対して、伊藤英成安全保障NC大臣 が談話を発表。海上保安庁等関係機関がとった措置について「一定の理解」を 示した上で、早急な再発防止策の実施を求めました。 不審船事件で伊藤英成安全保障NC大臣が談話(12/24) http://www.dpj.or.jp/news/200112/20011224_husinsen.html 24日に発表された平成14年度予算案の政府原案に対して、岡田克也政調会 長が談話を発表。小泉改革の無内容を取り繕う「粉飾まやかし予算」だ、と厳 しく批判しました。 「平成14年度予算政府案」発表に対して岡田政調会長が談話(12/24) http://www.dpj.or.jp/news/200112/20011224_yosanan.html ■ご意見求む <『医療制度および医療保険制度改革案』に対するパブリックコメント募集> 民主党では、このたび「医療制度および医療保険制度改革案」(中間報告)を まとめました。国民にとってより良い医療制度改革案とするため、今回この案 の内容に関するご意見やご提言をいただく「パブリックコメント手続き」を実 施することにしました。 医療制度改革の必要性がさけばれながら、政府・与党はこれを先送りし続けて おり、結局、患者・国民負担増だけが押しつけられるという状況です。私たち は、医療にかかる情報開示や医療提供体制の抜本見直し、診療報酬・薬価など 支払い制度の改革、高齢者医療をはじめ医療保険制度の抜本改革を提案してい ます。 多くの皆様からの積極的なご提言を心よりお待ちしております。 □内容 民主党「医療制度および医療保険制度改革案」に対する提案や意見、 政策に盛り込むべき内容、また政府・与党の医療制度改革大綱の問 題点等 □方法 手紙・電子メールで受付 電子メール iryou@dpj.or.jp 手紙 〒100-0014東京都千代田区永田町1-11-1 民主党 「医療制度改革パブリックコメント募集」山井和則 宛 □期間 2001年12月20日から2002年2月16日までの2か月間 □結果 ご意見やご提言の内容を検討させていただき、最終案をとりまとめ、 内容を公表します。集計結果、意見の概要等は民主党のホームペー ジで報告します。 ・医療制度および医療保険制度改革案 http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO00382.html ・医療効率化プログラムの例示と抑制効果試算 http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO00381.html ■ご協力を! <銀行・金融問題ホットライン> 今、あなたに起こっているお金の問題を聞かせてください。 ●経営を圧迫する銀行の貸し渋り・貸し剥がし! ●家計に襲いかかる住宅ローン返済問題! ●超低金利で減る一方の老後の蓄え! 小泉政権の無為無策によって、未曾有の危機に直面している中小企業経営者や サラリーマン、高齢者の皆さん。皆さんの「生の声・怒りの声」を専用Eメー ルまたは専用FAXでお聞かせ下さい。民主党の経済・金融政策や国会質疑に 反映させます。 □専用Eメールアドレス kin-you@dpj.or.jp □専用FAX 03-3595-9961 ※銀行・金融機関の実情や改善に向けての要求をお聞かせいただくホットライ ンです。個別問題についての相談や、融資先の紹介などはいたしません。 <アフガン難民等支援募金> [ネット募金受付サイト] http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト) *トップページの募金コーナーをご覧下さい。 http://minshu.e-bokin.org(募金サイト) http://minshu.e-bokin.org/i(iモード) [募金受付口座] 大和銀行衆議院支店 普通 7815354 郵便振替 00110-6-65328 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ) ■このメールマガジンについて ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。 ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ ージで手続きしてください。 http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。 Copyright(C)2001 民主党 ■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。