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民主党メールマガジン
DP-MAIL 第36号 2002年1月10日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

明けましておめでとうございます。
今年も「DP-MAIL」をご愛読いただけますよう、
よろしくお願い申し上げます。

■目次
【友愛こらむ】2002年は実行力で勝負!(鳩山由紀夫代表)
【国会だより】「開発への投資」から「安心への投資」へ(山井和則衆議院議員)
【トピックス】インド訪問団が出発
       パキスタン・アフガン訪問団が成果を上げて帰国
       野党4党が首相に武部農水相の罷免を要求
【ご意見求む】「医療制度および医療保険制度改革案」についてのPC募集
       「農林漁業再生策」PC募集
【ご協力を!】銀行・金融問題ホットライン
       アフガン難民等支援募金

■友愛こらむ

<2002年は実行力で勝負!>

読者のみなさん、明けましておめでとうございます。

昨年の話になりますが、12月25日から一週間の日程で、パキスタンとアフ
ガニスタンを訪問しました。今回の訪問では、2つの大きな成果を上げること
ができました。

その1つは、民主党主催のアフガニスタン復興NGO会議を、パキスタンで盛
大に実現したことです。この会議は、アフガニスタン国境に近いペシャワール
という町で開かれました。一政党が他国においてこうした会議を主催すること
自体、極めて難しく、稀なことだと思いますが、わが党の首藤信彦議員の尽力
とペシャワールに設置した民主党現地事務所の奮闘によって可能になったもの
です。

会議には、予想をはるかに越え、50のNGO団体から150人程のメンバー
が集まってくれました。そこで、難民支援、地雷撤去、教育水準の充実、女性
の地位向上、さらにはお産婆さんの教育などにまでわたる様々な分野の活動に
ついて報告が行われ、60もの復興支援プロジェクトの提案がなされました。
党からは、そのうちの重要なものに対して、アフガン難民等支援募金に寄せら
れたお金から5000ドルづつ寄付することにしています。

この会議の成功によって、現地で奮闘するNGO団体のネットワークづくりに
向けた出発点を築くとともに、世界のNGO団体に日本の民主党の存在を十分
に知ってもらうことができました。これからの新しい政党の姿(モデル)をも
世界に示せたのではないかと自負しています。

2つ目は、戦火が止んだばかりのアフガニスタンのカブールを訪れ、これから
国家再建に挑もうとしている暫定政権のカルザイ議長ら閣僚たちと、極めて有
意義な意見交換ができたことです。

アフガニスタンの新しい指導者たちは、「この戦争から平和へと移行する歴史
的瞬間によく来てくれた」と心から歓迎してくれました。私は、アフガニスタ
ンの国づくりを国際協力の下でいかに進めるかについて、彼らと話し合いまし
た。

アブドラ外相は、「難民が尊厳をもって帰還できるようにしなければならない。
アフガニスタンの人々はアイデンティティの回復が必要だ」と述べ、ファルハ
ング復興大臣は「23年も内戦が続き、平和を知らない世代がある。まず平和
を求めるメンタリティをつくらねば」と語っていました。経済支援だけでなく、
半世紀前に終戦を迎え、平和の尊さを実感している日本だからこそできる協力
があるはずだと強く感じました。

私は、カルザイ議長に対して、今月21日から東京で開かれるアフガン復興会
議への出席を働きかけました。「復興への決意を世界に示し、アジアの同胞た
ちに協力を求めるメッセージを示すために、ぜひあなた自身が出席すべきだ」
という説得に、当初慎重だった議長も、「あなた方に会って、心を決めた。東
京会議には私自身が必ず行く」と答えてくれました。

私たちは、今回の訪問を通じて、アフガニスタン暫定政権の閣僚たちとの強い
信頼関係を築いただけでなく、同時に、自民党型の“御用聞き外交”に代わる
新しい“提示型外交”のあり方をも示すことができたと考えています。

こうした外交活動の成果を踏まえ、2002年の民主党は、政策力だけでなく、
それを実現する実行力をも兼ね備えていることをアピールしていきたいと思っ
ています。今年一年、“行動する民主党”をよろしくお願いいたします。

民主党代表 鳩山由紀夫

■国会だより

<「開発への投資」から「安心への投資」へ>(山井和則衆議院議員)

○ホームレスの方々は、今…

年頭にあたり、私の頭の中にあるのは、全国で2万4000人と言われるホー
ムレス(野宿生活者)の方々は、この年末年始をどのように過ごしておられる
のかということです。

メールマガジンでも何度か触れてきましたが、私が議員になって初めて衆議院
に提出した議員立法が「ホームレスの自立を支援する臨時措置法案」です。本
当は、昨年秋の臨時国会で与党とうまく調整し、年末までに法律が成立する予
定でしたが、与党との調整がつかず、先送りになっています。この法律ができ
れば、少しはホームレスの方々も、屋根のある場所に住み、仕事を見つけやす
くなります。

実際、全国2万4000人のホームレスの方々の7割が現在、求職活動中で、
もともと定職に就いておられた方が6割です。もともと日雇いの建設労働者と
して、勤勉に働いておられた方々も、いま、公共事業の削減のなかで、ホーム
レスになる方々が増えています。この寒空のもと、路上で凍死する方々がでれ
ば、私はやりきれません。

○「働きたい!」

昨年3月に東京山谷というホームレスの方々の多い地域に行きました。そこで、
会ったホームレスの60歳くらいの方々の言葉が今でも忘れられません。

「生活保護を受けることができればいいのですか?」と聞く私に対して、「生
活保護は受けたくない。私はまだ働けるのだから、仕事がほしい。働きたい!」
と、ホームレスの方は力説されたのでした。 

「働く権利」ということを私はこの時、感じました。働くことは人間にとって、
義務であるだけでなく、人間には働く権利があるのです。しかし、その権利が
脅かされているのが今日です。

ホームレスの多さは景気のバロメーターです。私が「ホームレスの人々を減ら
したい」と願うのは、現在のホームレスの人々が職を見つけることができるよ
うにしたいというだけでなく、新たにホームレスになる人が増えないような、
仕事につきやすい、失業率の低い社会にしたいということです。

○ホームレス問題は究極の雇用問題

そのためにはどうすればよいか。どの分野で雇用を創り出すのか。私は、福祉
や医療の分野で雇用を増やすのがよいと考えます。医療や福祉の職員を増やし、
雇用を創出し、老後や医療の安心を高める。

一方、公共事業は削減する。同じ1000億円を投資しても「大型の建設事業」
よりも「福祉や医療」への投資の方が、約2倍雇用を多く生み出すことがわか
っています。そして、医療や福祉を充実させることは、一石三鳥の効果がある
と考えます。

たとえば、医療におけるカルテの電子化なども急務です。カルテの電子化には
兆単位のお金がかかると言われています。仮に1兆円かかるとしても、それを
進めることは、需要の拡大になり、カルテの電子化により、医療の情報公開が
進み、医療がより選べるようになり、医療の質の向上につながれば、それは雇
用を生み出し、より安心感を生み出すことになる有効な財源の使い道だと思い
ます。

製造業の振興ももちろん必要ですが、製造業だけで雇用を増やすには限界があ
ります。私は、貯蓄率を下げて、いかに消費をアップさせるかが最大のポイン
トだと思います。そのためには、雇用と老後や医療の安心を高めるような公共
投資に従来の建設投資からシフトしていくことが必要です。

「コンクリートへの投資」から「人への投資」。「開発への投資」から「安心
への投資」への転換です。

  山井和則衆議院議員(40歳)
  やまのい政治メールマガジン 第218号より抜粋

 ・やまのい和則ホームページはこちら
      http://www.yamanoi.net/

■トピックス

1月9日、鳩山由紀夫代表を始めとした民主党のインド訪問団が日本を出発。
ヴァジパイ首相らインド要人と会談し、緊迫しているインド・パキスタン関係
などをめぐり意見交換を行う予定です。

     鳩山代表らインド訪問団が出発(1/9)
     http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020109_india.html

民主党は、年末、パキスタンおよびアフガニスタンに訪問団を派遣。鳩山由紀
夫代表を先頭に、現地の状況視察および復興支援に向けた取り組みを繰り広げ
ました。とりわけ、ペシャワールでアフガニスタン復興支援NGO会議を開催
したことを始め、戦火が止んだ直後のカブールに入ってカルザイ議長ら暫定政
権閣僚と相次いで会談。今後の協力について突っ込んだ話し合いを行いました。

     鳩山代表がアフガニスタン、パキスタン訪問から帰国(12/31)
     http://www.dpj.or.jp/news/200112/20011231_hatokaeru.html

     鳩山代表がアフガニスタン暫定行政機構のカルザイ議長と会談(12/29)
     http://www.dpj.or.jp/news/200112/20011229_afgan.html

     鳩山代表ら、カブールでアフガン暫定機構の財務相、外相と会談(12/27)
     http://www.dpj.or.jp/news/200112/20011227_hatoafgan.html

     鳩山代表がパキスタンでのアフガン復興NGO会議に参加(12/26)
     http://www.dpj.or.jp/news/200112/20011226_hatopaki.html

12月28日、民主党の菅直人幹事長ら、野党4党の幹事長、書記局長が首相
官邸を訪ね、小泉首相に武部農水相の罷免を要求。「狂牛病の感染源特定は、
そんなに大きな問題か」と発言した農水相は「閣僚不適格だ」と弾劾しました。

     野党4党が武部農水相の罷免を首相に要求(12/28)
     http://www.dpj.or.jp/news/200112/20011228_takebeyamero.html

■ご意見求む

<『医療制度および医療保険制度改革案』についてのパブリックコメント募集>

民主党では、このたび「医療制度および医療保険制度改革案」(中間報告)を
まとめました。国民にとってより良い医療制度改革案とするため、今回この案
の内容に関するご意見やご提言をいただく「パブリックコメント手続き」を実
施することにしました。

医療制度改革の必要性がさけばれながら、政府・与党はこれを先送りし続けて
おり、結局、患者・国民負担増だけが押しつけられるという状況です。私たち
は、医療にかかる情報開示や医療提供体制の抜本見直し、診療報酬・薬価など
支払い制度の改革、高齢者医療をはじめ医療保険制度の抜本改革を提案してい
ます。

多くの皆様からの積極的なご提言を心よりお待ちしております。

 □内容 民主党「医療制度および医療保険制度改革案」に対する提案や意見、
     政策に盛り込むべき内容、また政府・与党の医療制度改革大綱の問
     題点等
 □方法 手紙・電子メールで受付
     電子メール iryou@dpj.or.jp
     手紙 〒100-0014東京都千代田区永田町1-11-1 民主党
        「医療制度改革パブリックコメント募集」山井和則 宛
 □期間 2001年12月20日から2002年2月16日までの2か月間
 □結果 ご意見やご提言の内容を検討させていただき、最終案をとりまとめ、
     内容を公表します。集計結果、意見の概要等は民主党のホームペー
     ジで報告します。

  ・医療制度および医療保険制度改革案
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO00382.html
  ・医療効率化プログラムの例示と抑制効果試算
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO00381.html

<「農林漁業再生策」パブリックコメント募集>

私たち民主党には、日ごろ皆様から「民主党の農林水産政策がわかりにくい」
「そもそも民主党に農林水産政策があるのか」という声が多く寄せられていま
すが、それにお応えするために、農林水産部門会議では精力的に政策を取りま
とめております。従来の政策やネクストキャビネットでの議論もご覧いただき、
ご意見・ご提案をいただきたいと考えております。(NC農林水産大臣 筒井
信隆)

 □募集期間 2001年12月19日〜2002年1月20日
 □送り先  電子メール  nousui@dpj.or.jp
       郵便  〒100-8981
           東京都千代田区永田町2−2−1
           衆議院第一議員会館内 民主党政策調査会
           「民主党・農林漁業再生策」パブリックコメント係
 □参考資料 
  ・農林漁業再生策のポイント
   1 産業としての自立
   (1)産業措置―所得補償と国境措置
   (2)市場競争―生産・参入・流通規制の撤廃、農地転用規制は強化
   (3)循環・協業経営の確立
   2 多面的機能の発揮
   (1)食料―木材―繊維の供給(農業の農業化)
   (2)エネルギー―工業原材料の供給(工業の農業化)
   (3)地球温暖化ガス吸収削減(公共事業の農業化)
   (4)水資源涵養(同上)
   3 農山漁村の振興
   (1)農山漁村と都市の共生・交流
      景観・保健・休養―生物多様性―教育の機能発揮
   (2)田園都市の形成
      地産地消の実現
   (3)分権型地域農政へ転換

  ・農林漁業の再生こそ日本と地球を救う〜民主党の農林漁業再生策(案)
   (全文)
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0041.html
   (要旨)
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0040.html

  ・ネクストキャビネットでの議論
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0039.html

■ご協力を!

<銀行・金融問題ホットライン>

今、あなたに起こっているお金の問題を聞かせてください。

 ●経営を圧迫する銀行の貸し渋り・貸し剥がし!
 ●家計に襲いかかる住宅ローン返済問題!
 ●超低金利で減る一方の老後の蓄え!

小泉政権の無為無策によって、未曾有の危機に直面している中小企業経営者や
サラリーマン、高齢者の皆さん。皆さんの「生の声・怒りの声」を専用Eメー
ルまたは専用FAXでお聞かせ下さい。民主党の経済・金融政策や国会質疑に
反映させます。

 □専用Eメールアドレス kin-you@dpj.or.jp
 □専用FAX      03-3595-9961

※銀行・金融機関の実情や改善に向けての要求をお聞かせいただくホットライ
ンです。個別問題についての相談や、融資先の紹介などはいたしません。

<アフガン難民等支援募金>

[ネット募金受付サイト]
   http://www.dpj.or.jp/(民主党Webサイト)
 *トップページの募金コーナーをご覧下さい。
   http://minshu.e-bokin.org(募金サイト)
   http://minshu.e-bokin.org/i(iモード)

[募金受付口座]
 大和銀行衆議院支店 普通 7815354
 郵便振替 00110-6-65328
 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ)

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