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民主党メールマガジン
DP-MAIL 第38号 2002年1月24日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

■目次
【友愛こらむ】経済政策なき小泉改革は間違っている(鳩山由紀夫代表)
【国会だより】NTT株売払収入を貪る第2次補正予算(内藤正光参議院議員)
【トピックス】第154回通常国会が開会〜小泉内閣と正面から論戦
       野党外交でアフガン復興支援に貢献
       参院新潟選挙区補欠選挙で黒岩宇洋氏を推薦
【ご意見求む】=パブリックコメント募集
       「医療制度および医療保険制度改革案」
       「交通基本法案骨子」
       「国内人権救済機関設置についての中間報告」
【ご協力を!】銀行・金融問題ホットライン
       アフガン難民等支援募金

■友愛こらむ

<経済政策なき小泉改革は間違っている>

読者のみなさん、こんにちは。

いよいよ通常国会が始まりました。極めて異常なことに、第二次補正予算の審
議から始まっています。国民のみなさんは、景気が悪いから補正予算も当然で
しょう、くらいに思っておられるかもしれませんが、そもそも補正を組むとい
うことは、今までの予算が間違っていたという証拠なのですから、反省からス
タートしなければなりません。

ところが政府には反省の気持ちなど微塵もなく、本予算を組んでいるときには、
補正を組むことは全く念頭に無いと答弁をして、予算が上がったとたんに補正
予算を出し、その補正予算を議論している間から第二次補正の話が持ち上がり、
それを否定しておきながら、成立したとたんに第二次補正予算にとりかかると
いうありさまです。

将来を見通した「経済政策」と呼べるものがまるでないものですから、極めて
場当たり的、その場凌ぎの予算になってしまうのです。国債償還に充てるはず
のNTT株売払い収入を財源にした、いわば「隠れ借金」によるつじつま合わ
せの予算であるという内容もさることながら、内容以前の大きな問題があるこ
とを指摘しておかなければなりません。

さて、先日19日の民主党大会で、私は小泉内閣打倒を宣言しました。読者の
みなさんの中には、マスコミ報道もあり、鳩山は小泉協力から打倒に宗旨替え
したと思う方もおられるかも知れません。そうではないのです。

私は最初の党首討論のときから、「小泉さん、あなたが本気で構造改革をやる
なら協力します。もし、抵抗勢力にひるむようなことがあったら、構造改革の
本家民主党がとって替わります」と申してきました。小泉首相はパフォーマン
スははるかに私より上手で、あたかも改革が進んでいるように演出されますが、
臨時国会、そして年末の予算編成を通じて、抵抗勢力と妥協する「小泉構造改
革」の本質が見えてしまいました。

顕著な例が道路公団改革です。確かに民営化を決めたのは英断です。しかし民
営化も千差万別なのです。つい最近でも、予算がつかないために工事中止を決
めたはずの一部の高速道路の工事さえ、族議員の抵抗で再開されることになっ
てしまいました。また、不良債権の処理も掛け声だけで一向に進まず、そのこ
とが逆に景気を悪化させ、不良債権をさらに増やすという悪循環を招いていま
す。

小泉改革に最も欠けているのは経済政策です。本日も予算委員会で菅幹事長が
質問しました。「『構造改革なくして景気回復なし』と言うが、改革をすると
どうして景気回復するのか」との問いに小泉首相は何も答えませんでした。こ
んなことでは国はもちません。パフォーマンスで国民の心を惹きつけることは
できますが、経済の指標を改善させることはできないのです。

この国の未来のためにどちらが真剣なのか、是非これからの国会での勝負にご
注目下さい。

民主党代表 鳩山由紀夫

■国会だより

<NTT株売払収入を貪る第2次補正予算>(内藤正光参議院議員)

今回の補正予算の規模は2兆6千億円、その内の2兆5千億円、つまり殆ど全
てをNTT株式の売払い収入で賄うことになっています。ところがその実態は
というと、・・・

(国債発行枠30兆円を見掛け上守るだけの粉飾決済)

NTT株式の売払い収入は本来、国債の償還(=借金の返済)に充てるというこ
とが法律で決まっているところを、法改正をしてまで今回の第2次補正予算の
原資に組み入れようというのです。なぜそんなことをするのかと言えば、小泉
総理は「国債発行額を30兆円に抑える」と豪語しており、ただそれを見掛け
上守っているかの如くに見せかけるためなのです。つまり国債を発行せずとも
大金を手当てする便利な手段として、NTT株式の売払い収入に目をつけたの
です。

(結局は借金の先送り)

今回の補正予算が成立すれば、NTT株式の売払い収入を活用して、様々な事
業に無利子貸付を行っていくことになります。財務省の説明によれば、貸し付
けの方法としてA、B、Cの3タイプあり、Aタイプは収益事業を営む地方公
社等に貸し出し、後から返済してもらう「収益回収型」、Bタイプは公共事業
を行う地方公共団体に補助する「補助金型」、そしてCタイプは第3セクター
等に貸し出し、これも事業収益で返済してもらう「民活型」です。

2兆5千億円の貸し付け予定の内訳を訊ねたところ、Aタイプには400億円、
残りの2兆4,600億円は全てBタイプ、Cタイプはないと言うのです。何
だかだと言いながら、結局は将来的に国庫補助金で賄われるBタイプばかりだ
ったのです。つまり、単なる借金の先送りに過ぎないのです。そのことを指摘
したところ、財務省の方曰く「そのような側面もあります」と。あまりのこと
に言葉を失いそうになりました。

(全て従来型の公共事業に)

そしてNTTの売払い収入を公共事業等に使えるようにするということで、合
計94本もの関連する法律が改正されます。その法律を見ていくと、「漁港法」、
「沿岸漁場整備開発」、「砂防法」、「港湾法」、「道路法」、「土地区画整
理法」、「河川法」・・・と続きます。つまり、どれもみな従来型公共事業の
オンパレード。

(小泉首相の構造改革の本質)

本来、668兆円(=国民1人あたり555万円)もの借金返済に充てるべき
NTT株式の売払い収入を、何の効果も期待できない従来型の公共事業に充当
する、そして「国債発行を30兆円に抑えている」と豪語する小泉首相。こん
な小泉首相に期待できますか?

  内藤正光参議院議員(37歳)「内藤正光メールマガジン Vol.92」より

 ・内藤正光ホームページはこちら
      http://www.mnaito.com/

■トピックス

いよいよ第154回通常国会が開会。今年度の第二次補正予算の審議から始ま
るという異例の展開ですが、民主党は小泉改革のまやかしを暴くため、真正面
から論戦を挑んでいます。

  【参院本会議】二次補正の財源問題を追及〜峰崎議員が代表質問(1/23)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020123_minesaki.html

  【衆院本会議】二次補正予算案は改革への逆行〜城島議員が代表質問(1/22)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020122_jojima.html

  小泉内閣と一丸となって対決しよう〜 両院議員総会で意思一致(1/21)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020121_kaikai.html

民主党は、果敢な野党外交でカルザイ議長の来日を実現し、アフガン復興支援
会議の成功に貢献したことに続き、さらに国際社会の平和と安定に向けて独自
の取り組みを進めています。

  アフガン支援協力で一致〜鳩山代表が韓国外通部長官と会談(1/23)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020123_hanchokan.html

  野党外交でアフガン支援会議成功に貢献〜鳩山代表会見(1/23)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020123_daihyouteirei.html

  国連にアフガン復興策を提案〜鳩山代表がアナン事務総長と会談(1/22)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020122_anan.html

  アフガン支援会議のNGO排除問題で菅幹事長が田中外相に直談判(1/21)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020121_ngokyohi.html

民主党は4月28日投票の参議院議員新潟県選挙区補欠選挙で、新人の黒岩宇
洋(くろいわ・たかひろ)氏の推薦を決定しました。

  【参院新潟選挙区補欠選挙】黒岩宇洋氏の推薦を決定(1/21)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020121_niigatahoketsu.html

■ご意見求む

<「医療制度および医療保険制度改革案」パブリックコメント募集>

民主党では、このたび「医療制度および医療保険制度改革案」(中間報告)を
まとめました。国民にとってより良い医療制度改革案とするため、今回この案
の内容に関するご意見やご提言をいただく「パブリックコメント手続き」を実
施することにしました。

医療制度改革の必要性がさけばれながら、政府・与党はこれを先送りし続けて
おり、結局、患者・国民負担増だけが押しつけられるという状況です。私たち
は、医療にかかる情報開示や医療提供体制の抜本見直し、診療報酬・薬価など
支払い制度の改革、高齢者医療をはじめ医療保険制度の抜本改革を提案してい
ます。

多くの皆様からの積極的なご提言を心よりお待ちしております。(締切=2月
16日)

  ・募集要項
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO00383.html
  ・医療制度および医療保険制度改革案
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO00382.html
  ・医療効率化プログラムの例示と抑制効果試算
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO00381.html

<「交通基本法案骨子」パブリックコメント募集>

このたび、民主党ネクスト・キャビネット国土交通部門では、国民の移動の権
利を保障し、陸・海・空の総合的な交通体系を確立するための「交通基本法案
骨子」をとりまとめました。

現在の非効率な社会資本整備を改め、総合的な交通整備のあり方を検討した上
で、長期的な視点に立った交通体系の整備を行うことが必要になっています。
特に、交通のバリアフリー化、高齢者や障害者などの交通弱者の方々の日々の
交通手段の確保は、今後の社会資本整備にあって、極めて重要な位置を占める
ものと考えております。皆様の積極的な御提言を心よりお待ち申し上げます。
(締切=2月4日)

  ・募集要項
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/syakai/BOX_SY0037.html
  ・交通基本法案骨子
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/syakai/BOX_SY0036.html

<国内人権救済機関設置についてのパブリックコメント募集>

民主党では、このたび「国内人権救済機関設置についての中間報告」をまとめ
ました。党内で様々な議論を重ねていますが、皆さんのご意見をいただくこと
で、より建設的な法案づくりに取り組みたく思っています。ぜひご意見をお寄
せください。(締切=1月31日)

  ・募集要項
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/jinken/BOX_JK0031.html
  ・国内人権救済機関設置についての中間報告
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/jinken/BOX_JK0030.html

■ご協力を!

<銀行・金融問題ホットライン>

今、あなたに起こっているお金の問題を聞かせてください。

 ●経営を圧迫する銀行の貸し渋り・貸し剥がし!
 ●家計に襲いかかる住宅ローン返済問題!
 ●超低金利で減る一方の老後の蓄え!

小泉政権の無為無策によって、未曾有の危機に直面している中小企業経営者や
サラリーマン、高齢者の皆さん。皆さんの「生の声・怒りの声」を専用Eメー
ルまたは専用FAXでお聞かせ下さい。民主党の経済・金融政策や国会質疑に
反映させます。

 □専用Eメールアドレス kin-you@dpj.or.jp
 □専用FAX      03-3595-9961

※銀行・金融機関の実情や改善に向けての要求をお聞かせいただくホットライ
ンです。個別問題についての相談や、融資先の紹介などはいたしません。

<アフガン難民等支援募金>

[ネット募金受付サイト]
   http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト)
 *トップページの募金コーナーをご覧下さい。
   http://minshu.e-bokin.org(募金サイト)
   http://minshu.e-bokin.org/i(iモード)

[募金受付口座]
 大和銀行衆議院支店 普通 7815354
 郵便振替 00110-6-65328
 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ)

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