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民主党メールマガジン
DP-MAIL 第39号 2002年1月31日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

一部配信が遅れましたことをお詫び申し上げます。(編集部)

■目次
【友愛こらむ】官尊民卑の古い政治こそ改革すべき(鳩山由紀夫代表)
【国会だより】外相更迭が示した小泉改革の本質(枝野幸男衆議院議員)
【トピックス】外相更迭による幕引き許さずNGO排除問題追及
       福祉、人権問題などで実態調査活動
【政策リンク】平成13年度第2次補正予算について
       当面の経済財政政策に関する考え方
【ご意見求む】=パブリックコメント募集
       「医療制度および医療保険制度改革案」
       「交通基本法案骨子」
【ご協力を!】銀行・金融問題ホットライン
       アフガン難民等支援募金

■友愛こらむ

<官尊民卑の古い政治こそ改革すべき>

読者の皆さん、こんにちは。

みなさんご承知のように、今回のNGO排除事件は、田中外相、野上外務次官
の事実上の更迭、そして鈴木宗男議院運営委員長の引責辞任という形に展開し
ました。小泉首相としては、これで一応の決着と考えているようですが、とん
でもありません。まだ、真実は闇の中で何も見えてきていません。

小泉首相は最近「三方一両損」が好きなようで、医療改革のときにも同じよう
な解決を図ろうとしていましたが、三方一両損という解決では、誰が正しい主
張をして、誰が嘘をついたかが分かりません。

私は、田中外相の資質については、過去のさまざまな言動が国益を損なってい
たのも事実ですので、批判的に申してきたこともあります。しかしながら、今
回のNGO排除事件に関しては、田中外相がNGOを参加させることに尽力し
たことについて、私は評価しています。したがって、今回の事件でなぜ田中外
相が首を切られたのか、その理由を小泉首相は明らかにする義務があります。

多分、今回の件で、野上次官は外相と刺し違えたことにより、外務省や自民党
の古い体質の議員たちには評価されることでしょう。また鈴木宗男氏も、もと
もと橋本派の中では「何も謝る必要などない」という声が出ていましたが、あ
えて議運委員長を辞任する(本人にとって痛くも痒くもないことですから)こ
とによって、“よく田中真紀子の首を取った”と、むしろ評価されることにな
るのでしょう。そもそも小泉首相も、鈴木氏の辞任について「潔い身の処し方
だ」などと評価しています。まさに言語道断です。

今回の一連の辞任劇によって明らかになったことは、小泉首相が橋本派という
最大の抵抗勢力の上に乗ったということであり、そのような首相の下では、本
物の構造改革など不可能であることが判明したということです。

NGO排除問題の本質は、いまだに政権与党や官僚の世界は官尊民卑であるこ
とが国民に明らかになったという点にあります。アフガニスタン復興支援会議
から一時排除されたピースウィンズ・ジャパンというNGOは、私がアフガニ
スタンのカブールを訪れたときに、最もお世話になったNGOグループです。
世界ではNGOの活躍が高く評価されているというのに、日本では今でもこの
ような発想が幅を利かせているということは極めて情けないことです。

確かに経済が深刻なときですから、国会でこの問題ばかりに時間をかけるわけ
にはいきませんが、日本の将来のためにも事件の全容を解明しておかねばなら
ないと痛感しています。

民主党代表 鳩山由紀夫

■国会だより

<外相更迭が示した小泉改革の本質>(枝野幸男衆議院議員)

田中外務大臣が更迭されました。この間の経緯について、報道では、必ずしも
実態が伝わっていない部分があると感じています。

そもそも発端となった予算委員会は、月曜日の審議で紛糾し、その深夜に強行
採決されました。一部の報道では、野党が出席を拒否したとされていますが、
明らかに事実と異なります。審議が空転した責任は、なぜか野党が審議拒否も
していないのに単独で強行採決した与党理事と予算委員長にあります。

それなのに、国会を理由として田中外相を更迭するのは明らかに筋違いです。
私たちは、NGO排除で圧力をかけた鈴木宗男議員とその圧力に屈した外務官
僚の責任を問題にしてきたのであって、田中外相の責任問題なんて予算委員会
では一言も出てきません。

審議が混乱した責任問題と言うのなら、予算委員会の津島雄二委員長と藤井孝
男与党筆頭理事こそがその職を辞すべきです。ちなみに藤井理事は昨日の理事
懇談会で、「結果的に野党の約束や信頼を裏切ることとなったことは、自分の
責任であり、深くお詫びする」旨を認めています。

結局、小泉首相は、鈴木議員とその背景にいる橋本派の圧力に屈し、田中外相
よりも橋本派を選んだということです。田中外相にはいろいろと問題がありま
したが、少なくとも今回の問題で更迭する理由はありません。

就任から9カ月の間にじりじりと守旧派に妥協し、問題はあっても外務省改革
を目指していた田中外相を切ったということは、小泉改革の本質が明らかにな
ったと評価すべきだと思います。

  枝野幸男衆議院議員(37歳)
  「えだのEメールニュースレターvol.52」より

 ・枝野幸男ホームページはこちら
      http://www.edano.gr.jp/

■トピックス

国会は、平成13年度第2次補正予算をめぐる審議の過程で、アフガニスタン
支援会議からのNGO排除問題をめぐって紛糾。政府・与党は、衆議院予算委
員会で補正予算案の単独採決を強行した上で、外相らを更迭することによって
問題解明にフタをしようと画策しました。民主党はそれを許さず、他の野党と
協力しながら、小泉政権を徹底的に追及しています。

  【参院予算委】内藤議員、鈴木宗男氏のNGO恫喝を追及(1/31)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020131_naito.html

  【参院予算委】藤原議員、雇用対策充実求める(1/31)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020131_fujiwara.html

  衆院予算委採決強行で自民党筆頭理事が謝罪(1/31)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020131_rijishazai.html

  真相究明の幕引きは許さない〜田中外相ら更迭で鳩山代表が談話(1/30)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020130_danwa.html

  【参院予算委】齋藤議員、「真相究明こそ首相の責任」(1/30)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020130_saito.html

  【参院予算委】小川議員、BSE問題で農水相の責任追及(1/30)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020130_ogawa.html

  この暴挙を許してはならない〜強行採決抗議で4野党が結束(1/28)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020128_yatoukougi.html

  【衆院予算委】与党、第2次補正の単独採決を強行(1/28)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020128_kyokosaiketsu.html

  【衆院予算委】松本議員、公共投資のみの二次補正を批判(1/25)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020125_matsumoto.html

  【衆院予算委】松野議員、「農水省のずさんさが雪印事件を生んだ」(1/25)
      >http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020125_matsuno.html

民主党は、国会での論戦と同時に、不況下で深刻化する雇用、人権・福祉問題
や、抵抗勢力の巻き返しが激しい特殊法人改革などで、積極的な取り組みを進
めています。

  鳩山代表、ホームレス問題で新宿・戸山公園を視察(1/29)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020129_homeless.html

  道路工事凍結撤回にからんで談合疑惑浮上(1/29)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020129_dango.html

  鳩山代表と山井議員、DVシェルターを視察(1/29)
      http://www.dpj.or.jp/news/200201/20020129_dvshelter.html

■政策リンク

  平成13年度第2次補正予算について(岡田政調会長・1/25)
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/yosan/BOX_YS0018.html

  当面の経済財政政策に関する考え方(ネクストキャビネット・1/24)
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/zaisei/BOX_ZA0054.html

■ご意見求む

<「医療制度および医療保険制度改革案」パブリックコメント募集>

民主党では、このたび「医療制度および医療保険制度改革案」(中間報告)を
まとめました。国民にとってより良い医療制度改革案とするため、今回この案
の内容に関するご意見やご提言をいただく「パブリックコメント手続き」を実
施することにしました。

医療制度改革の必要性がさけばれながら、政府・与党はこれを先送りし続けて
おり、結局、患者・国民負担増だけが押しつけられるという状況です。私たち
は、医療にかかる情報開示や医療提供体制の抜本見直し、診療報酬・薬価など
支払い制度の改革、高齢者医療をはじめ医療保険制度の抜本改革を提案してい
ます。

多くの皆様からの積極的なご提言を心よりお待ちしております。(締切=2月
16日)

  ・募集要項
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO00383.html
  ・医療制度および医療保険制度改革案
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO00382.html
  ・医療効率化プログラムの例示と抑制効果試算
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO00381.html

<「交通基本法案骨子」パブリックコメント募集>

このたび、民主党ネクスト・キャビネット国土交通部門では、国民の移動の権
利を保障し、陸・海・空の総合的な交通体系を確立するための「交通基本法案
骨子」をとりまとめました。

現在の非効率な社会資本整備を改め、総合的な交通整備のあり方を検討した上
で、長期的な視点に立った交通体系の整備を行うことが必要になっています。
特に、交通のバリアフリー化、高齢者や障害者などの交通弱者の方々の日々の
交通手段の確保は、今後の社会資本整備にあって、極めて重要な位置を占める
ものと考えております。皆様の積極的な御提言を心よりお待ち申し上げます。
(締切=2月4日)

  ・募集要項
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/syakai/BOX_SY0037.html
  ・交通基本法案骨子
         http://www.dpj.or.jp/seisaku/syakai/BOX_SY0036.html

■ご協力を!

<銀行・金融問題ホットライン>

今、あなたに起こっているお金の問題を聞かせてください。

 ●経営を圧迫する銀行の貸し渋り・貸し剥がし!
 ●家計に襲いかかる住宅ローン返済問題!
 ●超低金利で減る一方の老後の蓄え!

小泉政権の無為無策によって、未曾有の危機に直面している中小企業経営者や
サラリーマン、高齢者の皆さん。皆さんの「生の声・怒りの声」を専用Eメー
ルまたは専用FAXでお聞かせ下さい。民主党の経済・金融政策や国会質疑に
反映させます。

 □専用Eメールアドレス kin-you@dpj.or.jp
 □専用FAX      03-3595-9961

※銀行・金融機関の実情や改善に向けての要求をお聞かせいただくホットライ
ンです。個別問題についての相談や、融資先の紹介などはいたしません。

<アフガン難民等支援募金>

[ネット募金受付サイト]
   http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト)
 *トップページの募金コーナーをご覧下さい。
   http://minshu.e-bokin.org(募金サイト)
   http://minshu.e-bokin.org/i(iモード)

[募金受付口座]
 大和銀行衆議院支店 普通 7815354
 郵便振替 00110-6-65328
 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ)

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