民主党メールマガジン DP-MAIL 第42号 2002年2月21日 編集・発行/民主党広報・宣伝委員会 DP-MAILのバックナンバーはこちらから http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/ ■目次 【友愛こらむ】政官業癒着からの解放こそ構造改革(鳩山由紀夫代表) 【国会だより】米国の温暖化防止案に抗議する(ツルネンマルテイ参議院議員) 【トピックス】NGO排除問題、外務省疑惑を徹底追及 『Discussion Journal 民主』を4月創刊 【情報を求む】<談合・口利き>告発ホットラインを開設 【ご協力を!】BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同) アフガン難民等支援募金 【催し物情報】がんばれ中小企業大会 「交通基本法」制定シンポジウム ■友愛こらむ <政官業癒着からの解放こそ構造改革> 読者のみなさん、こんにちは。 腐敗政治、官僚政治、そして自民党。昨日の衆議院予算委員会における田中真 紀子前外相と鈴木宗男議員の参考人質疑を通じて、私たちが戦うべき相手が一 層浮き彫りになりました。 田中真紀子さんは「前へ出ようとするとスカートを踏む男」と絶妙の表現で小 泉首相を扱き下ろし、「小泉さん自身が抵抗勢力になった」と、私たちと全く 同じ認識を示しました。実際、小泉首相は、NGO排除問題について真相を解 明する意向も示さず、「役人が最後は決めればいい」と官僚まかせ。排除され たNGOに謝る気持ちもまったく感じられませんでした。 また、政府が進んで問題の真相を究明していれば国会は紛糾しなかったにもか かわらず、真相を明らかにしようとした田中外相を逆に「国会を混乱させた」 という理由で更迭したのが小泉首相でした。今回もこの措置は適切であったと 繰り返し答えていました。そこにあるのは、歪んだ官僚組織を守り、自分の保 身を図るという、改革者にはほど遠い政治家の姿です。 一方の鈴木議員については、NGO排除・恫喝問題、外務官僚との密会問題、 ケニアのODAにまつわる利権疑惑、「ムネオハウス」建設をめぐる利権疑惑 などなど、いくつもの問題が明るみに出ました。それらを通じて浮かび上がっ てきたのは、一国の外交を私物化し、国民の税金を利用して、おのれのカネと 政治力を蓄えようという醜い利権政治の構図にほかなりません。 思い起こせば、一昨年、北海道の私の選挙で「公共事業が欲しいなら、金を払 って後援会に入れ、そして自民党の候補を応援しろ」と建設業界などに指令し て回っていたのが鈴木議員でした。彼こそ、カネと利権ですべてを動かそうと する旧来型の自民党政治家の典型です。 そして、田中外相の更迭を是とし、「言った、言わないは無意味だ」と鈴木議 員・外務省を庇い続ける小泉首相には、もはや「自民党を壊しても改革を実行 する」と叫んで登場した頃の面影は微塵もありません。真の構造改革は小泉政 権によってはなし得ないことは明らかです。政官業の癒着を断ち切って、新し い政治を実現するために、今こそ政権交代を急がねばなりません。 民主党代表 鳩山由紀夫 ■国会だより <米国の温暖化防止案に抗議する> (ツルネンマルテイ参議院議員) ブッシュ米大統領は2月14日にアメリカの地球温暖化対策を発表した。米国 が離脱した京都議定書の代替案である。目標が達成されても10年後には温室 効果ガス排出量は1990年に比べ23%以上も増える。しかし京都議定書の 目標では各国が6〜8%の削減を目指している。まさに正反対の志向である。 アメリカは相変わらず「経済優先」の道を歩もうとしているのだ。 米の地球温暖化対策の目標は次のようなものだ。二酸化炭素を含む温暖化ガス の排出量を、2002年現在の国内総生産(GDP)当たりの温室効果ガス排 出量から2012年までに18%削減する。これだけでは立派な対策に見える。 しかし実際には京都議定書の目標からは大きくかけ離れているのだ。 議定書は、米国について、2008年から2012年の間に1990年との比 較で7%減と決めているのに対して、米代替案の基準年は今年となっている。 さらに、温室効果ガスの総量を規制するのではなく、GDP当たりの排出量を 削減することになっている。例えば、GDP成長率を3%で試算すると、10 年間では温室効果ガスは23%も増加する。議定書の7%削減目標を30%も 上回る結果となる! 米代替案の背景にはもちろん米国の石油メジャーなどの強い影響力がある。環 境汚染の少ない技術や省エネルギーへの投資を提唱している米政権は、一方で はこれからも火力発電を大幅に増やそうとしている。二酸化炭素の排出量を削 減することはアメリカの経済界では考えられないことだ。従って京都議定書を アメリカが認めるようにと、いくら日本政府などが要求してもアメリカが応じ るはずはない。もっと現実的な対応が必要である。 民主党は一日も早くはっきりと日本政府の姿勢を追及すると同時に、環境と経 済の両立策を早く打ち出すべきだと思う。私はもちろん参議院環境委員会のメ ンバーの立場からも、環境を犠牲にする「経済至上主義」に代わる「ゼロ成長 とそれに伴う経済発展策」を提唱する決意である。以上は米代替案に対する私 個人の抗議の第一歩である。 ツルネンマルテイ参議院議員(61歳) ・ツルネンマルテイ・ホームページはこちら http://homepage2.nifty.com/yugatsuru/ ■トピックス 国会では、衆議院予算委員会を舞台に、与野党が激しい論争を展開。田中前外 相、鈴木宗男議員を参考人招致しての集中審議を焦点に、NGO排除問題、外 務省疑惑、さらにBSE問題、デフレ対策、金融財政政策などをめぐって議論 がたたかわされています。民主党は、独自調査にもとづく新事実も提出しなが ら、果敢に論争をリード、改革に逆行する小泉内閣の姿勢を追及しています。 <国会論戦> 【衆院予算委】長妻議員、外務省問題の責任を徹底追及(2/20) http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020220_nagatsuma.html 【衆院予算委】野田議員、田中前外相に更迭の経緯を質す(2/20) http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020220_anoda.html 【衆院予算委】原口議員、鈴木氏による外交私物化の実態を暴く(2/20) http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020220_haraguchi.html 【衆院本会議】中川議員、小泉内閣の経済失政の責任を問う(2/19) http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020219_nakagawa.html 【衆院予算委】金子議員、一連の外務省問題を徹底追及(2/18) http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020218_kaneko.html 【衆院予算委】枝野議員、「小泉内閣に行政改革の理念なし」(2/18) http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020218_edano.html 【衆院予算委】河村議員、鈴木宗男氏と外務官僚の黒い癒着を追及(2/15) http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020215_kawamura.html 【衆院予算委】木下議員、大学改革、帝京大疑惑を質す(2/15) http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020215_kinoshita.html <4野党> 4野党、予算組み替え共同要求を政府に提出(2/21) http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020213_xitodanwa.html 4野党、予算組み替え要求を21日に提案(2/19) http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020219_yatoukokutai.html 4野党、あっせん利得処罰強化法案提出へ(2/15) http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020215_assenritoku.html <幹部会見> 「小泉内閣の政官業癒着体質は明白」鳩山代表会見(2/20) http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020220_teireikaiken.html 「行政全体の総点検を」羽田特別代表が会見(2/18) http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020218_hata.html 「野党の反転攻勢だ」菅幹事長が会見(2/15) http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020215_teirei.html 民主党は、4月に新しい理論誌を創刊することを決めました。名称は『Discussion Journal 民主』。幅広いテーマを取り上げる論争誌です。 4月創刊の新理論誌は「Discussion Journal 民主」(2/18) http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020218_dj.html ■情報を求む <談合・口利き 告発ホットライン> ──あなたの周りに、こんな話はありませんか? 政治家が指名入札や随意契約で口利きした! 政治家が発注情報を強引に聞き出そうとした! 政治家の関連企業が幅をきかせている! 自分の会社が政治家の食い物にされた! 市場の公正なルールをゆがめ、政治を腐敗させるこれらの行為を根絶するため、 民主党に情報をお寄せください。民主党があなたに代わって、悪徳政治家や談 合業者の不正を摘発し、シャットアウトします。 情報は情報は電子メールでお寄せください。 → dango@dpj.or.jp (情報提供者の秘密は固く守ります) ■ご協力を! <BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同)> 野党4党は、法的規制による汚染肉骨粉等の使用禁止と検査体制整備、経営安 定施策の推進などを実現するために、共同で「BSE緊急措置法案」を今通常 国会に提出します。そして、この緊急措置法を速やかに成立させるために、4 野党が協力して全国で国会請願署名に取り組むことにいたしました。 つきましては、BSE緊急措置法早期成立を求める全国署名活動に多くの国民 の皆さんがご協力くださいますようお願い申し上げます。 署名の呼びかけ・要項・参考資料 http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0045.html <アフガン難民等支援募金> [ネット募金受付サイト] http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト) *トップページの募金コーナーをご覧下さい。 http://minshu.e-bokin.org(募金サイト) http://minshu.e-bokin.org/i(iモード) [募金受付口座] 大和銀行衆議院支店 普通 7815354 郵便振替 00110-6-65328 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ) ■催し物情報 <がんばれ中小企業大会> 全国の中小企業経営者が抱える悩みを共有し、その解決にむけた取り組みを話 し合います。 日時:2月23日(土)13:00〜 会場:金沢市観光会館(石川県金沢市本多町6番丁27) 問合:03−3508−7148(奥田建事務所) 日時:2月25日(月)18:00〜 会場:アクトシティ・コングレスセンター(静岡県浜松市板屋町111−1) 問合:03−3508−7325(鈴木康友事務所) 日時:2月26日(火)14:30〜 会場:ロイヤルパークホテル(東京都中央区日本橋蛎殻町2−1−1) 問合:03−3508−7092(中山義活事務所) 日時:2月27日(水)18:30〜 会場:名古屋・逓信会館(愛知県名古屋市西区牛島町5−6) 問合:03−3508−8317(木俣佳丈事務所) ※この後も引き続き全国で開催します。 <「交通基本法」制定シンポジウム> すべての人々が自由にかつ安全に交通機関を利用でき移動できる社会について 考えます。 日時:2月26日(火)18:20〜20:20 会場:星陵会館大ホール(東京都千代田区永田町2−16−2) 内容:挨拶/鳩山由紀夫(民主党代表) 基調報告/細川律夫(衆議院議員) パネルディスカッション/ 石毛えい子(衆議院議員)、久保秀一郎(自動車総連事務局次長) 戸崎肇(明治大学助教授)、細川律夫(衆議院議員) 丸山博(国土交通省政策統括官)、三澤了(DPI日本会議事務局長) 費用:無料 主催:「交通基本法」制定シンポジウム実行委員会 問合:03−5226−8843(市民がつくる政策調査会内) ■このメールマガジンについて ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。 ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ ージで手続きしてください。 http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。 Copyright(C)2001 民主党 ■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。