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民主党メールマガジン
DP-MAIL 第43号 2002年2月28日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

 DP-MAILのバックナンバーはこちらから
   http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/

■目次
【友愛こらむ】政治を根本的に転換しよう(鳩山由紀夫代表)
【国会だより】誰が首に鈴をつけるか(安住淳衆議院議員)
【トピックス】野党4党、鈴木氏証人喚問で一歩も引かず
【情報を求む】<談合・口利き>告発ホットラインを開設
【ご協力を!】BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同)
       アフガン難民等支援募金
【催し物情報】がんばれ中小企業大会

■友愛こらむ

<政治を根本的に転換しよう>

みなさん、こんにちは。

昨日、政府は総合デフレ対策を発表しました。一言で申せば、「人を騙すのも
いい加減にしろ」ということでしょう。確かにウワベは白粉で取り繕っていま
す。しかし、内容は極めて新味のないものです。

経済対策の柱となるべきは不良債権の処理です。これに関して政府のデフレ対
策は、迅速に処理をすると言っています。でも、同じ言葉を何度繰り返し聞か
されたことでしょう。

不良債権の処理に対する不誠実さは、速水日銀総裁と柳沢金融担当大臣とのや
りとりでも明らかになりました。速水氏はもともと公的資金の投入に積極的で、
「予防的措置として銀行に公的資金を投入する」よう求めました。それに対し
て柳沢大臣は「銀行のトップにいる者が軽々しく口に出すべきではない」とた
しなめたのです。

どちらも信じられない言葉です。「予防的」ということは、健全な銀行だが、
もしものことがあるといけないから公的資金を注入するというものです。これ
では、誰も経営責任を問われませんし、注入は中途半端に終わり、いつまでた
っても不良債権の処理は終わりません。したがって、速水総裁の言葉も極めて
甘いのですが、それすら否定する柳沢大臣には、金融の現状に対する危機感が
まったく欠如しているとしか言いようがありません。

不良債権の処理策は、すでに民主党が3年以上前から明らかにしています。に
もかかわらず、それを拒否しつづけて泥沼の経済危機を招いたばかりか、今な
お先のような発言を行っている柳沢大臣には、即刻お辞めいただかなくてはな
りません。

本日の某紙の夕刊で、ブッシュ大統領が実は小泉改革に失望していることが明
らかになりましたが、まさに私が主張してきた通りです。形の上では仲良しの
2人を演出しましたが、米国は昨年末から小泉自民党政権では構造改革は実現
できないことを見抜いていたのです。

さて国会では、自民党の鈴木宗男議員に対する証人喚問が焦点になっています。
北方四島支援事業やODAなどを自らの利権のために食い物にしてきた鈴木氏
には、国民の前で悪行のすべてを明らかにさせねばなりません。ところが、野
党の証人喚問要求に対して与党は、それを予算案通過とのバーターにしようと
画策しているのです。

冗談ではありません。鈴木氏が外務省とともに行ってきた利権あさりは、まさ
に予算の公正な執行が大きく阻害されてきたという問題であり、そこにしっか
りメスを入れない限り、国民の血税を政府に預けることなどできません。民主
党は他の3党(自由、共産、社民)とともに、鈴木氏の証人喚問を予算審議を
進める上での絶対条件とし、不退転の決意で要求していきます。

そしてさらに重要なことは、今回明らかになった利権政治の実態が鈴木氏一人
の問題ではなく、自民党政治の根本に関わるものであることです。政官業の癒
着による腐敗政治の実態が露わになるにつれ、国民の怒りはますます高まり、
それを断ち切れない小泉政権はいよいよ落日を迎えることになるでしょう。そ
れは同時に、自民党政治そのもののの終末に他なりません。私たちは今こそ、
はっきりと政権交代を目指して進みます。

民主党代表 鳩山由紀夫

■国会だより

<誰が首に鈴をつけるか> (安住淳衆議院議員)

28日、鈴木議員の証人喚問をめぐって国会審議がストップした。時を同じく
して橋本龍太郎氏が入院。

国会は誰も先が読めず、来週以降は乱気流だ。話を整理すると次のようになる。
来週月曜日に外務省の鈴木問題の調査結果が出る。それを受けて証人喚問を5
日にやり、真相を究明。そして6日に衆議院での来年度予算成立。これがみん
なが予想していた流れであった。

ところが、話がおかしくなってきたのは、鈴木氏本人がこうした流れに反発し
ているためだ。鈴木氏は、「外務省の調査結果が出た次の日に喚問ということ
になれば、調査結果を整理しないまま喚問を受けることになり、自分に不利だ。
調査結果から2〜3日後に喚問を受けるのなら考えても良い」という考えだ。

しかし、このシナリオだと来年度予算は年度内成立が難しくなる。だから自民
党はできれば鈴木氏を説得して、5日のうちの喚問を実現したいのだ。しかし
ここに来て大問題が発生。鈴木宗男氏を説得できる人が誰もいないのだ。

本来の自民党であれば、鈴木氏の所属する橋本派の会長・橋本龍太郎氏や、事
務総長の野中広務氏がこの役目を担う。しかし今回は、これまで小泉氏に抵抗
勢力扱いされてきて、政府に対して素直に協力する気になれないでいること、
さらに鈴木氏は派閥の幹部として金銭的にもずいぶん派閥に上納するなど、貢
献した。橋本氏の総裁選挙の時も数億円出したと噂されている程だ。だから鈴
木氏を、橋本、野中氏が説得するというのは逆で、この二人は多分鈴木氏の圧
力もあり、鈴木氏を最後まで守る立場にたたされるのではないだろうか。

政界では、橋本会長はこの難題をどうさばくか注目されていた。ところが、ハ
プニング。本人が体調を崩して病院に入院したのだ。この入院には波紋が広が
っている。総理や自民党から、派閥の会長として鈴木氏説得を頼まれる前に逃
げたのではないかというのだ。私は半分当たっていると思っている。

しかしこれで、鈴木氏に鈴をつける人は誰もいなくなった。総理も山崎幹事長
も、誰も鈴木氏をコントロールできない。ある意味ではこうなると「鈴木隠し」
で予算を強行して通してしまおうという考えも出てきた。しかしそうなれば、
国会は大混乱で解散の風も吹き出す。しかし鈴木氏の問題で解散したら、自民
党は多分終わりになってしまう。「どうやって鈴木氏に鈴をつけるのか」表向
きは与野党の攻防だが、これはまさに自民党内の大政局という観がして来た。

福田官房長官は午後の会見で、予算通過をしないと国民生活に影響があるとい
う常套句を連発。しかしみなさん、この予算案には一兆円にのぼる外務省関係
予算が計上されており、その中には北方四島の予算も含まれているのです。

そのまま通して本当にいいですか、と私は思います。

  安住淳衆議院議員(40歳) 「安住淳が斬る!!」より

 ・安住淳ホームページはこちら
      http://www.miyaginet.com/jun-azumi/

■トピックス

国会は、北方四島支援、ODAなどにまつわる鈴木宗男議員と外務省との疑惑
をめぐって紛糾。野党4党は共同で鈴木議員の証人喚問を要求したものの、与
党側は明確な回答を示さず、28日午後から国会審議はストップしています。

 <4野党>

  鈴木氏喚問問題 与党のゼロ回答で審議止まる(2/28)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020228_yatoukokutai.html

  「鈴木氏喚問は予算審議の条件」4野党党首会談で一致(2/27)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020227_yatoukaidan.html

 <国会論戦>

  【衆院公聴会】民間有識者が小泉内閣の構造改革を批判(2/27)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020227_kouchoukai.html

  【衆院外務委】北方四島支援事業めぐる癒着の実態を追及(2/27)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020227_gaimui.html

  【衆院予算委】城島議員、政府による雇用対策の貧困を追及(2/26)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020226_mjoujima.html

  【衆院予算委】前原議員、朝銀問題で解明抜きの税金投入を批判(2/26)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020226_maehara.html

  【衆院予算委】池田議員、独自資料もとに金融無策を追及(2/26)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020226_ikeda.html

  【衆院予算委】五十嵐議員、政府の迷走するデフレ対策を批判(2/26)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020226_figarashi.html

  【衆院予算委】河村議員、シリア大使館問題への鈴木氏の関与追及(2/26)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020226_kawamura.html

  【衆院予算委】原口議員、コンゴ大使問題で外務省の関与を追及(2/26)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020226_haraguchi.html

  【衆院予算委】松本議員、国民負担先行の医療制度改革方針を批判(2/25)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020225_xmatsumoto.html

  【衆院予算委】赤松議員、政府の理念なき医療制度改革を批判(2/25)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020225_xakamatsu.html

  【衆院予算委】筒井議員、ロシア水産物密輸への鈴木氏の関与追及(2/25)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020225_tsutsui.html

  【衆院予算委】松野議員、混乱続くBSE問題の責任を質す(2/25)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020225_matsuno.html

 <幹部会見>

  政調会長談話で政府の総合デフレ対策を強く批判(2/27)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020227_zsougoudefure.html

  「鈴木疑惑は自民党体質の原点を問う問題」鳩山代表が会見(2/27)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020227_teirei.html

  「鈴木宗男氏の証人喚問を」羽田特別代表が会見(2/25)
      http://www.dpj.or.jp/news/200202/20020225_zhata.html

■情報を求む

<談合・口利き 告発ホットライン>

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情報は情報は電子メールでお寄せください。 → dango@dpj.or.jp
(情報提供者の秘密は固く守ります)

■ご協力を!

<BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同)>

野党4党は、法的規制による汚染肉骨粉等の使用禁止と検査体制整備、経営安
定施策の推進などを実現するために、共同で「BSE緊急措置法案」を今通常
国会に提出します。そして、この緊急措置法を速やかに成立させるために、4
野党が協力して全国で国会請願署名に取り組むことにいたしました。

つきましては、BSE緊急措置法早期成立を求める全国署名活動に多くの国民
の皆さんがご協力くださいますようお願い申し上げます。

  署名の呼びかけ・要項・参考資料
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0045.html

<アフガン難民等支援募金>

[ネット募金受付サイト]
   http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト)
 *トップページの募金コーナーをご覧下さい。
   http://minshu.e-bokin.org(募金サイト)
   http://minshu.e-bokin.org/i(iモード)

[募金受付口座]
 大和銀行衆議院支店 普通 7815354
 郵便振替 00110-6-65328
 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ)

■催し物情報

<がんばれ中小企業大会>
全国の中小企業経営者が抱える悩みを共有し、その解決にむけた取り組みを話
し合います。

日時:3月2日(土)14:00〜
会場:NEC晴嵐会館(滋賀県大津市御殿浜6−28)
問合:03−3508−7421(川端達夫事務所)

日時:3月4日(月)18:30〜
会場:アミュゼ柏(千葉県柏市柏6−2−22)
問合:03−3508−7239(松崎公昭事務所)

※この後も引き続き全国で開催します。

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