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民主党メールマガジン
DP-MAIL 第44号 2002年3月7日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

 DP-MAILのバックナンバーはこちらから
   http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/

■目次
【友愛こらむ】改革先送りの欠陥予算は許せない(鳩山由紀夫代表)
【国会だより】これではデフレを退治できない(簗瀬進参議院議員)
【トピックス】予算論戦の舞台は参議院へ
【情報を求む】<談合・口利き>告発ホットラインを開設
【ご協力を!】BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同)
       アフガン難民等支援募金
【催し物情報】DPJウーマンサポートパーティ
       がんばれ中小企業大会

■友愛こらむ

<改革先送りの欠陥予算は許せない>

みなさん、こんにちは。

昨夜、平成14年度予算案が衆議院を通過しました。マスコミの取材に対して、
私は「こんな予算を通すとは、日本は破滅だ」と、怒りを込めて申し上げまし
た。小泉首相でさえ、「おかしい」予算だと答弁で認めておりながら、修正し
ないまま通過させました。それどころか、この予算を早く通さないと景気に影
響すると、その一点張りなのです。本当にそうでしょうか。

政府与党は毎年、年度内に予算を上げないと景気が悪くなると言って、予算を
成立させてきました。それでは、果たして政府が言っているように、景気が回
復してきているのでしょうか。ご承知のように、最近では毎年年度内に予算が
成立していますが、景気が悪くなる一方です。というより、何度も途中で補正
予算を組んでさえいるのに、景気悪化の歯止めさえできません。

小泉首相は来年度予算は違うと言いたいのでしょうが、良く見れば、省庁別の
シェアはほとんど変わっていませんし、公共事業なども従来型の事業にメスが
入っていません。相変わらず、川辺川ダムや諫早干拓事業予算はついています。
一方では、雇用対策は極めて不十分です。また、私たちはデフレ対策の一環と
して、住宅や車などのローン払いの利子の所得控除を提案していますが、この
ようなデフレ対策は、先週も書きましたが、まったく組み込まれていません。

どう考えても欠陥予算です。こんな予算で改革が先送りされてしまうのですか
ら、実に残念なことです。

それだけではありません。鈴木宗男議員の疑惑事件で明らかになったことは、
外務省など政府に、まったく答弁能力がないことです。「支援委員会」が開か
れていないのに、北方四島の支援事業の予算は執行されています。「はしけ」
と称して「船」が2隻建造されています。どうしてこんなことが起こったのか
と尋ねても、答えられないのです。

しまいには、福田官房長官も小泉首相でさえも「おかしい」と言い出す始末で
す。でも予算は強引に通してしまうという理不尽さ。私たちはこの責任を単に
外務省などの役所にのみ求めようとは思っていません。やはり、政官業の癒着
構造が原因なのです。この構造に小泉首相はメスを入れようとしないのですか
ら、小泉首相には最早構造改革の意欲はないということなのです。なぜなら、
政治改革こそ構造改革なのですから。

今日から予算の舞台は参議院に移りました。民主党は参議院にも若手の勉強家
が揃っています。鈴木宗男議員の証人喚問、議員辞職勧告も含め、今後の民主
党の活躍にご期待ください。

民主党代表 鳩山由紀夫

■国会だより

<これではデフレを退治できない> (簗瀬進参議院議員)

2月27日、政府のデフレ対策が発表されました。結論から言えば「評価に値
せず」。インパクトもなく たいした効果も期待できません。小泉政権の危機
感の欠如が明らかであり、またデフレの根本原因についての考察があまりにも
足りないなと感じます。

○原因の考察があまりに足りない

1.不良債権の処理をすればするほど、企業倒産は増大し、失業者はさらに増
えます。不良債権の処理を第一番目のデフレ対策と考えるのは間違っています。

2.金融政策だけではデフレ対策にならない。

3.市場対策というのは結局株価操作です。市場は経済の状況を写す鏡でしか
ありません。経済に対する直接的な対策なしで、株式市場だけいじってもデフ
レ退治にはなりません。小泉さんは昨年は株式市場に一喜一憂するのはおかし
いといっていたはず。デフレ対策の柱の一つとして市場対策を位置付けるのは
変節です。
 
4.中小企業への貸し渋り対策を4つ目の柱に挙げていますがその内容はあま
りにも実情とかけ離れています。いまのような、不況のなか、売掛金の担保価
値は当然劣化しています。売掛金債権を担保にして企業に金を貸すような金融
機関がどれだけ現れるか疑問です。また、金融検査の基本的な基準を変えない
限り、貸し渋りを解消することは出来ません。

○デフレ対策の本筋は需要喚起である

1.デフレの本質的原因は、供給側(=会社の競争力)に問題があるのではあ
りません。需要喚起こそデフレ対策の本筋です。

2.小泉さんの経済政策の後ろ盾である竹中大臣はかつて日本の問題点を供給
サイドの弱さにあると見ていました。今回のデフレ対策では「需要喚起」に触
れた部分が最後になって出てきました。これはある意味で経済政策の基本姿勢
を変更するものです。それ自体は評価します。

3.しかし具体的な需要喚起の方策としては規制改革ののみです。これではあ
まりにも少なすぎる。財政出動による積極的な需要喚起こそ今の危機的な日本
には必要です。

4.さらに規制改革のスピードはあまりにも悠長です。政権の危機感の欠如は
以下の原文を読むだけでただちにご理解いただけるでしょう。

(以下原文)
規制改革について、総合規制改革会議の答申を踏まえ、可能なものは所要の法
案を提出するなど速やかに実行に移すとともに、3月末を目途に規制改革推進
3か年計画を改定する。税制の抜本的見直しのため、経済財政諮問会議や政府
税制調査会などにおいて、経済活性化の観点も含めた総合的な検討を年初から
進めており、6月頃を目途に基本的な方針を示す。また、より幅広い経済の活
性化方策について、同じく6月頃を目途に基本的な方針をとりまとめる。

5.十年一日のごときこの文章を締めくくりにしている政府案。そして「デフ
レ対策は時間がかかる。即効薬はない」と居直り答弁の小泉首相…。これが小
泉改革の正体です。偽りの改革者は、さらに日本経済の死期を加速している、
これが私の実感です。

  簗瀬進参議院議員(51歳) 「国会通信 No.523」より抜粋

 ・簗瀬進ホームページはこちら
      http://www.s-yanase.com/

■トピックス

国会では、鈴木宗男議員による北方四島支援事業などでの利権あさり疑惑が野
党の追及で次々に明らかとなり、自民党の政官業癒着政治の実態に国民の批判
が高まっています。政府与党は危機感を募らせて、2002年度予算の審議を
強引に打ち切り、6日の衆議院本会議で政府原案を可決。野党は予算組み替え
動議などを提出したものの及びませんでした。予算審議は、参院に舞台を移し
ています。

 <国会論戦>

  【参院予算委】郡司議員、政府のBSE対策の誤りをつきだす(3/7)
      http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020307_gunji.html

  【衆院本会議】政府予算案可決、4野党の組替動議は否決(3/6)
      http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020306_zyosankaketsu.html

  【衆院予算委】与党、疑惑を隠蔽し02年度予算を可決(3/6)
      http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020306_yosanikaketsu.html

  【衆院予算委】原口議員、「国民の怒りを買う予算は撤回せよ」(3/6)
      http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020306_xharaguchi.html

  【衆院予算委】上田議員、「支援委員会」問題を引き続き追及(3/6)
      http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020306_ueda.html

  【衆院本会議】野党、津島衆院予算委員長解任決議案を提出(3/6)
      http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020306_kainin.html

  【衆院予算委】原口議員、「スズキホール」問題を追及(3/5)
      http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020305_zharaguchi.html

  【衆院予算委】松本議員、「小出しのデフレ対策は効果なし」(3/5)
      http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020305_matsumoto.html

  【衆院予算委】枝野議員、金融機関による債権処理のあり方を質す(3/5)
      http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020305_yedano.html

  【衆院予算委】上田議員、「支援委員会」の不明朗な事業を追及(3/5)
      http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020305_yueda.html

  【参院予算委】「鈴木氏本人から怒鳴られた」PWJの大西氏が証言(3/4)
      http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020304_oonishi.html

 <幹部会見>

  「さらに財政構造改革と利権構造追及を」岡田政調会長が談話(3/6)
      http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020306_zyosankougi.html

  外務省の鈴木氏疑惑調査報告について菅幹事長が談話(3/4)
      http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020304_kandanwa.html

■情報を求む

<談合・口利き 告発ホットライン>

──あなたの周りに、こんな話はありませんか?

  政治家が指名入札や随意契約で口利きした!
  政治家が発注情報を強引に聞き出そうとした!
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市場の公正なルールをゆがめ、政治を腐敗させるこれらの行為を根絶するため、
民主党に情報をお寄せください。民主党があなたに代わって、悪徳政治家や談
合業者の不正を摘発し、シャットアウトします。

情報は情報は電子メールでお寄せください。 → dango@dpj.or.jp
(情報提供者の秘密は固く守ります)

■ご協力を!

<BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同)>

野党4党は、法的規制による汚染肉骨粉等の使用禁止と検査体制整備、経営安
定施策の推進などを実現するために、共同で「BSE緊急措置法案」を今通常
国会に提出します。そして、この緊急措置法を速やかに成立させるために、4
野党が協力して全国で国会請願署名に取り組むことにいたしました。

つきましては、BSE緊急措置法早期成立を求める全国署名活動に多くの国民
の皆さんがご協力くださいますようお願い申し上げます。

  署名の呼びかけ・要項・参考資料
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0045.html

<アフガン難民等支援募金>

[ネット募金受付サイト]
   http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト)
 *トップページの募金コーナーをご覧下さい。
   http://minshu.e-bokin.org(募金サイト)
   http://minshu.e-bokin.org/i(iモード)

[募金受付口座]
 大和銀行衆議院支店 普通 7815354
 郵便振替 00110-6-65328
 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ)

■催し物情報

<DPJウーマン サポート パーティ>
市民そして女性に開かれた政党をめざす民主党の未来の女性候補者たちへの、
より一層の暖かいご協力のお願いと、日頃よりのご支援に対する感謝の意を込
めて、パーティを催します。

日 時:3月13日(水)18:30〜20:00
会 場:東京會舘 12階ロイヤルルーム(千代田区丸の内3−2−1)
会 費:1万円
ゲスト:林真理子さん(作家)
    Tokyo Forest Ladies Orchestra(ラテンジャズビッグバンド)
主 催:民主党女性支援基金
申 込:民主党男女共同参画委員会 danjo@dpj.or.jp

※この催しは、政治資金規正法第8条の2に規定する政治資金パーティです。

<がんばれ中小企業大会>
全国の中小企業経営者が抱える悩みを共有し、その解決にむけた取り組みを話
し合います。

日時:3月16日(土)18:00〜
会場:ベルクラシック函館(函館市梁川町4−11)
問合:03−3508−7622(金田誠一事務所)

日時:3月18日(月)18:30〜
会場:きゅりあん・品川区立総合区民会館(品川区東大井5−18−1)
問合:03−3508−7452(松原仁事務所)

※この後も引き続き全国で開催します。

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