民主党メールマガジン DP-MAIL 第48号 2002年4月4日 編集・発行/民主党広報・宣伝委員会 DP-MAILのバックナンバーはこちらから http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/ ■目次 【友愛こらむ】腐敗・失政・無責任の「無政府状態」に終止符を(鳩山由紀夫代表) 【国会だより】WC前哨戦?日韓議連サッカー!(福山哲郎参議院議員) 【トピックス】野党4党、武部農水相問責決議案提出へ 【政策リンク】食品安全基本法案等検討結果中間報告 緊急事態法制に対する民主党の基本方針 【情報を求む】政官業の癒着にSTOP!<談合・口利き>告発ホットライン 【ご協力を!】BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同) アフガン難民等支援募金 【催し物情報】がんばれ中小企業大会 ■友愛こらむ <腐敗・失政・無責任の「無政府状態」に終止符を> みなさん、こんにちは。1週間の早さに驚くばかりです。みなさんはいかがお 過ごしでしょうか。 ○日本は今こそ中東和平に積極的努力を 世界では第5次中東戦争が起こりかけています。イスラエルはヨルダン川西岸 のパレスチナ自治区の主要都市に侵攻し、制圧をしています。イスラエルの軍 事作戦はパレスチナ過激派の自爆テロを誘発しています。PLOのアラファト 議長の監禁状態が続いて、まさに一触即発の状況です。 仲介役のはずのアラブ諸国は及び腰ですし、アメリカは強硬なブッシュ大統領 とパウエル国務長官の間で意見が分かれ、方針が定かでありません。このよう なときこそ、全く中立的な日本の役割が期待されるところなのですが、小泉首 相の顔が見えません。全く興味がないかのようです。 私は民主党が率先して早急に国会決議を行って、日本の立場を鮮明にすべきと 主張しています。民主党の立場は、 1.イスラエル政府の軍事侵攻の即時停止とパレスチナ自治区からの撤退。 2.パレスチナ自治政府の自爆テロ停止に向けての最善の努力。 3.パレスチナ国家の樹立の支持。 です。これに基づいて民主党は、広島での中東和平会議の開催など、日本が積 極的に和平への努力を行うことを強く訴えていきます。 ○李鵬氏と日中の若い世代の交流で一致 私は、今日の午前10時から迎賓館で、中国の李鵬全人代常務委員会委員長と 30分ほど会談してまいりました。羽田特別代表、菅幹事長、伊藤NC外務大 臣、それに中国に精通しています横路、海江田、小宮山、小沢議員が同行して くださいました。日中国交正常化30周年としての来日ですので、私からは6 月下旬か7月上旬に200名くらいの訪問団を連れて団長として中国を訪れた い旨、申し上げました。両党が若い世代の交流を深めていこうと確認しました。 不審船の件に関しては、超党派で引き揚げに協力して欲しいと考えていると申 し上げましたところ、李鵬委員長からは、「国際法と国内法に則ってきちんと やります」との返答をいただきました。日本の中では、この委員長の言葉を楽 観的に解釈する論調も出てきていますが、「法に則って」ということは、必ず しも不審船をすぐに引き揚げることを意味しないと私は感じています。 最後に孫子の兵法の復刻版をいただきましたので、「これを勉強して政権を奪 取します」と結びました。李鵬委員長は民主党の過去の歴史についての考え方 を十分にご理解されており、大変に和やかな雰囲気でした。 ○首相は「重大な失政」の重みがわかっていない 小泉内閣の支持率が不支持率を下回りました。当然のことですが、BSE問題 における内閣の無責任ぶりもその一因でしょう。BSE調査検討委員会の報告 書が一昨日提出されました。族議員の関与の記述があいまいになっているなど 不完全な報告書ではありますが、肉骨粉の規制が不十分であった行政に対して、 「重大な失政」と厳しく責任を指摘しています。 ところが、「重大な失政」があったにもかかわらず、武部農水相は、自らを含 む官僚の報酬や給与を一部返上することで処分は十分であると開き直っていま す。そして、小泉首相は武部大臣の責任を問わず、続投を決めました。公明党 は神崎代表が「責任をとって辞めるべきだ」と明言されたにもかかわらず、あ っという間に前言を翻して武部大臣続投に協力する意向です。 BSE問題は、生産者から焼肉店までに塗炭の苦しみを与え、自殺者まで出て います。消費者の不安もいまだに大きいものがあります。ここまで国民に大混 乱をもたらしていることを、小泉首相はどのように認識しているのでしょうか。 あまりにも無責任です。また神崎代表も党首としての言葉の重みを理解してい るのでしょうか。 今日の李鵬委員長との昼食会の席上、隣に座られた後藤田正晴元官房長官が、 現下の政治情勢について「無政府状態だ」と嘆いておられました。自民党の大 物OBの方からも完全に見放された無政府状態の元凶・小泉内閣を、一刻も早 く打倒しなければなりません。 民主党代表 鳩山由紀夫 ■国会だより <ワールドカップ前哨戦?日韓議連サッカー!> (福山哲郎参議院議員) 京都は府知事選挙の真っ最中。小生も先週は3度ほど京都−国会を往復し、演 説会に出席。残り4日間。京都府民の皆さんには棄権をしないでいただきたい。 その合間を縫って、土曜日早朝関空から空路韓国済州島へ移動する。目的は、 日韓国会議員サッカー親善試合に出場する為だ。これまでの対戦成績は1勝3 敗、大きく負け越している。相手はサッカーが国技、思い入れも強い。 ワールドカップ本番でブラジルが試合をする予定の新しいサッカースタジアム のピッチに立つ。ちょっぴり感激。試合は30分ハーフの計60分。小生のポ ジションは右サイドバック、守備的ミッドフィルダー。と言えばカッコいいが そうはうまくいかない‥‥。 各議員とも体力的に問題があるので順次交代しながら戦う。小生も合計で25 分間ほど出場。ボールが自分のところに来て、相手と接触しながらドリブルし て進むだけでいきなり息が切れる。瞬発力と持久力ともにガタガタ。体力が落 ちていること甚しい。頭でイメージしている自分の姿とカラダがアンバランス である。トホホ‥‥。 試合は大接戦。自民党の逢沢議員の2ゴールで2−1で辛くも勝利。これで2 勝3敗。(福山哲郎ホームページに写真掲載) 試合後のレセプションでは両国議員でずいぶんと盛り上がる。お互いにワール ドカップの成功を誓い合って解散。翌日の昼には京都にもどる。けっこうハー ドスケジュール。国民から見ると遊んでいるように映るかもしれないが、これ も一種の外交である。もちろん交通費、宿泊費は自前である。 6月のワールドカップではイングランド、ロシアの代表チームが出場するが、 その応援のため、両国の国会議員も来日する。両国のチームより試合申し込み があり、実現にむけて動いている。また、ハンガリー、スロベニアの議員サッ カーチームからも秋に試合の申し入れがあるとのこと。なかなかの拡がりであ る。小生はこういった議員同士の交流もお互いの国を理解し、コミュニケーシ ョンを育てる為にはいいことのように思う。 福山哲郎参議院議員(40歳)「福山哲郎のテツロー日記」第80号より ・福山哲郎ホームページはこちら http://www.fukuyama.gr.jp/ ■トピックス 国会では、BSE問題が焦点。2日に、農水省の重大な失政を指摘したBSE 調査検討委員会報告が提出され、再び武部農水相の責任が明らかに。民主党は 今週中に野党共同の問責決議案を参院に提出する予定です。「政治と金」の問 題では、来週に加藤紘一、鹿野道彦議員、辻元清美氏の参考人招致が行われま す。民主党は、その後に表面化している秘書給与疑惑も含めて、積極的に事実 究明に取り組む立場です。 <国会論戦> 【衆院農水委】筒井議員、武部農水相の責任と政官業癒着を追及(4/3) http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020326_03ogawa.html 【衆院農水委】鮫島議員、農協と農林族議員の癒着を追及(4/3) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020403_01samejima.html 【衆院予算委】加藤、鹿野議員、辻元氏への参考人招致決める(4/1) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020401_01sankounin.html 【衆院本会議】山井議員、障害者雇用促進策を厳しく質す(3/29) http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020329_01yamanoi.html <幹部会見> 農水相・鈴木議員をかばうのは「総理として失格」鳩山代表会見(4/3) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020403_03hato.html 「農水相辞めないなら問責決議案出す」岡田政調会長会見(4/2) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020402_03okada.html 鳩山代表「パレスチナ紛争停止へ国会決議を」(4/2) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020402_02hato.html 「鈴木宗男議員の地元で一騎打ち挑む」鳩山代表が会見(3/30) http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020330_02hato.html <談話> BSE問題に関する調査検討委員会報告について(4/2) http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0051.html パレスチナ紛争の即時停止と対話の再開に向けて(4/2) http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/BOX_GK0068.html 政労使のワークシェアリングの合意について(3/29) http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0040.html <その他の取り組み> 鳩山代表、李鵬・中国全人代委員長と会談(4/4) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020404_01lipeng.html イスラエル大使に侵攻停止・対話再開を申し入れ(4/2) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020402_04mousiire.html 「民主党ネクストキャビネットin釧根」を開催(3/30) http://www.dpj.or.jp/news/200203/20020330_01ncsenkon.html ■政策リンク <「食品安全基本法案(仮称)」及び「食の安全に係る新たな行政機構につい ての法案(行政機構再編のプラン)」検討結果中間報告>(3/29) BSE、中国産野菜の残留農薬問題等々、食品の安全性に係る国民世論の高ま りはかつてない程大きい。又、雪印食品等に見られるように不当表示「ウソつ き食品」の問題も目に余るものがある。 現在、食の衛生安全を司る中心法は食品衛生法であるが、その中核は食品関連 企業への警察的な取締り法規としての性格が強い。又、安全な食品を選択する ベースとしてJAS法、不当表示防止法等、バラバラの法律体系で行政機関も 縦割りで、その弊害が多く指摘され、根本的な行政制度の見直しも求められて いる。従って、食の安全を確保する『基本法』を制定するものとする。 http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0049.html <緊急事態法制に対する民主党の基本方針>(3/28) いかなる緊急事態においても、国及び地方公共団体には、国民・住民の生命・ 身体、財産を守るため、最善を尽くす責務がある。しかし、緊急事態における ルールがあらかじめ明確になっていなければ、超法規的措置によって民主主義 そのものが危機にさらされ、また、国民の人権が侵害される事態に陥るおそれ がある。こうした認識から、民主党は、緊急事態法制整備の検討を進める。 http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/BOX_GK0067.html ■情報を求む <政官業癒着政治にSTOPを! 談合・口利き 告発ホットライン> ──あなたの周りに、こんな話はありませんか? 政治家が指名入札や随意契約で口利きした! 政治家が発注情報を強引に聞き出そうとした! 政治家の関連企業が幅をきかせている! 自分の会社が政治家の食い物にされた! 市場の公正なルールをゆがめ、政治を腐敗させるこれらの行為を根絶するため、 民主党に情報をお寄せください。民主党があなたに代わって、悪徳政治家や談 合業者の不正を摘発し、シャットアウトします。 情報は情報は電子メールでお寄せください。 → dango@dpj.or.jp (情報提供者の秘密は固く守ります) ■ご協力を! <BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同)> 野党4党は、法的規制による汚染肉骨粉等の使用禁止と検査体制整備、経営安 定施策の推進などを実現するために、共同で「BSE緊急措置法案」を今通常 国会に提出します。そして、この緊急措置法を速やかに成立させるために、4 野党が協力して全国で国会請願署名に取り組むことにいたしました。 つきましては、BSE緊急措置法早期成立を求める全国署名活動に多くの国民 の皆さんがご協力くださいますようお願い申し上げます。 署名の呼びかけ・要項・参考資料 http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0045.html <アフガン難民等支援募金> [ネット募金受付サイト] http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト) *トップページの募金コーナーをご覧下さい。 http://minshu.e-bokin.org(募金サイト) http://minshu.e-bokin.org/i(iモード) [募金受付口座] 大和銀行衆議院支店 普通 7815354 郵便振替 00110-6-65328 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ) ■催し物情報 <がんばれ中小企業大会> 全国の中小企業経営者が抱える悩みを共有し、その解決にむけた取り組みを話 し合います。 日時:4月10日(水)18:30〜 会場:エルパーク仙台ギャラリーホール (宮城県仙台市青葉区一番町4丁目11−1) 問合:03−3508−8324(桜井充事務所) 日時:4月13日(土)18:00〜 会場:北九州市「レインボープラザ」(八幡東区中央二丁目1−1) 問合:03−3508−7241(北橋健治事務所) ※この後も引き続き全国で開催します。 ■このメールマガジンについて ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。 ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ ージで手続きしてください。 http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。 Copyright(C)2002 民主党 ■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。