民主党メールマガジン DP-MAIL 第49号 2002年4月11日 編集・発行/民主党広報・宣伝委員会 DP-MAILのバックナンバーはこちらから http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/ ■目次 【友愛こらむ】「李下に冠を正さず」(鳩山由紀夫代表) 【国会だより】シックハウス対策は「出口規制」が必要(桜井充参議院議員) 【トピックス】党首討論:鳩山代表、小泉首相の変節を痛烈に批判 パレスチナ問題:衆院で紛争停止求める決議採択 政治倫理問題:加藤、鹿野両議員の参考人質疑で追及 【情報を求む】政官業の癒着にSTOP!<談合・口利き>告発ホットライン 【ご協力を!】BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同) アフガン難民等支援募金 【催し物情報】4/20 女性のための政治スクール 4/20 NPO地方ヒアリング・山口 4/13 がんばれ中小企業大会・北九州 ■友愛こらむ <「李下に冠を正さず」> みなさん、こんにちは。 久し振りに党首討論が行なわれました。私はいつも党首討論では政策論争をし たいと思っていますが、自民党に余りにも政治体質から来る問題が多すぎて、 今回も政治姿勢を中心に質疑を行ないました。自民党からは、政治姿勢より政 策論争をしろとの声があることも知っています。しかし、まさに“信無くば立 たず”です。政治が信頼を失った状態でどんな政策を打ち出しても、国民は見 向きもしないでしょう。まずは政治の信頼を回復させることが最優先の課題な のです。 私はまず、小泉総理に初心に戻るようにと勧めました。自民党を潰すとまで言 い切り、日本を変えると宣言した総理の姿が、今、まるで見えないからです。 小泉さんからは、自分はまるで変わっていないという、予測された答えが返っ てきました。そこで、改革の姿勢が変わったか、変わっていないかを一つ一つ 尋ねました。 自殺者まで出してしまったBSE問題をめぐる武部農水大臣の辞任要求につい ては、辞めずに続けることが責任の取り方だという開き直り答弁がありました。 鈴木宗男議員の辞職勧告決議に向けたリーダーシップの欠如については、「進 退は本人が決めること」という無責任な答弁に終始しました。田中真紀子さん が指摘した外務省機密費の内閣官房への上納問題については、困った表情でし たが、「それなら委員会で聴いたらいいじゃないか」と発言されたので、自民 党もこの問題から逃げられなくなったと思います。 自民党のみなさんは鈴木宗男議員と似たようなことをやっていると指摘したと きには、委員会の自民党席は騒然となりましたが、それほど「ムネオ」と同じ に見られたくないのならば、早く彼を議員辞職させればよいのにと思います。 あれだけ強く反応したのは、当たらずとも遠からずだったからでしょう。 鈴木宗男議員を生んだのは、自民党の政治体質なのです。その体質を根本から 変えることができるのが、「公共事業の受注者は政党や政治家に政治献金する ことができない」という法律を成立させることです。私たちはこのような法案 を作るよう、政府に申し入れをしてきたのですが、それを実行する主旨の発言 を小泉さんがしたというので、「自民党を潰すチャンスだからやろう」とけし かけたのです。しかし、大分、自民党からの圧力を受けたようで、答弁は極め て慎重になっていました。小泉さんはいつも最初は改革に前向きの発言をする のですが、結局必ず大きく後退して、最後は影も形も変わり果てた姿になって しまうのです。 「すぐに妥協をする総理は最悪のシナリオをもたらす」とジェラルド・カーチ スさんが指摘していましたが、まさに日本はその最悪のシナリオに向かって突 き進んでいます。この「無政府状態」(後藤田正晴元官房長官)を救うために、 衆議院解散を行なって国民の信を問え、と求めて党首討論を終えました。 さて、ここで、読者のみなさまに、私の甘さから起きた「車借用疑惑」につい て、お詫びを申し上げなければなりません。 私の知り得る範囲で事の真相を申し上げます。 平成元年から今年の3月まで、私が北海道の選挙区で使う車を、苫小牧の造園 会社の社長さんのご好意で、借用していました。若い頃は、土日に、そして細 川内閣ができてからは、月に一度も帰れるか否かという状況になっていました ので、その社長さんが「車を買うことはないだろう、自分の車を使いたいとき に使いなさい」と、その都度使わせてくださっていたのです。私としては有り 難いお話でしたので、彼の好意に甘えさせて頂いていました。 某週刊誌に、車を借用していた行為は寄付に当たるのではないかと指摘されま した。 事務所としては、ガソリン代は当然として、整備費や車検費用などは支払って おり、それは計上して報告をしていたので、政治資金規正法上問題ないと判断 していたようです。総務省や選挙管理委員会に問い合わせをしたのですが、寄 付に当たるか否かはどちらとも言えないとのことでした。 確かに「李下に冠を正さず」、です。疑われてしまう行為であった訳ですから、 甘えを許してもらうのではなく、自らを厳しく律するべきと反省しています。 近々に借用料を寄付として計上するよう、修正をいたします。 いずれにしても、政治家とカネの問題を追及する側の私が、このような疑惑と 見られる問題を起こしてしまいましたことを、深くお詫びいたします。 民主党代表 鳩山由紀夫 ■国会だより <シックハウス対策は「出口規制」が必要> (桜井充参議院議員) 昨年の臨時国会にシックハウス対策法案を提出したが、趣旨説明だけで審議さ れぬまま廃案となった。この影響もあったようなのだが、今国会に建築基準法 を改正することによってシックハウス対策を講じようとする案が政府側から提 出された。 この案は使う建材を規制することによって住宅の化学物質の濃度を環境基準内 に抑えようというものだ。しかし、住宅完成後の室内の化学物質の濃度を測定 するわけではないので、本当に環境基準以下になっている保証はない。 Fc0(現在ある建材の中ではホルムアルデヒドの放出量が一番少ないもの) で建てたある住宅地にある12軒の家の化学物質の濃度を測ったところ、半数 以上が環境基準を超えていた。このことからも明らかなように、建材を規制す るだけでは無理なのである。 ましてやこのご時世、悪徳業者もおり、Fc0を使ったと言いながらホルムア ルデヒドの放出量の多いFc2を使うこともあるだろう。完成時に測定するわ けではないから、このようなこともチェックできない。 民主党案は、住宅が完成した後居室内の化学物質の濃度を測定するので、化学 物質濃度が環境基準以下の住宅が確実に提供できる。今回はこの法案を政府提 案の対案として提出した。 国対、議運、そして国土交通委員会の理事等多くの皆さんの力で趣旨説明だけ でなく審議できることになった。審議された後廃案になることはわかっている が、野党提案としては最高の扱いとなる。できれば今回の政府案では不十分な ので、近い将来民主党案の趣旨が盛り込まれた法案が成立することを願ってい る。 桜井充参議院議員(45歳) 「ドクター桜井の日本診療」第202号より ・桜井充ホームページはこちら http://www.uranus.dti.ne.jp/~sakurai/ ■トピックス 国会では、10日に今通常国会初の党首討論が行われ、鳩山代表は小泉首相の 改革姿勢の後退を舌鋒鋭く批判しました。“政治とカネ”にまつわる問題では、 8日の加藤紘一、鹿野道彦両議員の参考人質疑で厳しく追及。また、民主党議 員に指摘された疑惑については自ら調査を進め、結果を公表しています。外交 問題では、民主党がパレスチナ紛争停止への取り組みを呼びかけ、11日に衆 院本会議で各派共同提出の決議が採択されました。 <国会論戦> 【党首討論】鳩山代表、改革に背を向ける首相を厳しく批判(4/10) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020410_01qt.html 【衆院本会議】小林議員がペイオフ解禁後の金融情勢質す(4/11) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020411_04kobayashi.html 【参院本会議】榛葉議員、政府の手薄なシックハウス対策を追及 (4/10) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020410_02shinba.html 【参院本会議】野党提出の武部農水相問責決議案を否決(4/5) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020405_01sanpon.html <政治倫理問題> 民主党議員の秘書給与問題で菅幹事長が中間報告(4/11) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020411_03kan.html 鳩山代表、高級車借用問題を代議士会で釈明(4/11) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020411_02hato.html 「公設秘書の役割は政策に限定すべき」羽田特別代表(4/8) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020408_03hata.html 【衆院予算委】細川議員、鹿野道彦議員に業際研との関係を質す(4/8) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020408_02hosokawa.html 【衆院予算委】平野議員、加藤紘一議員の不透明な集金の実態を追及(4/8) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020408_01hirano.html 4野党、政治倫理確立の6項目提案を申し入れ(4/5) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020405_02rinri.html <パレスチナ問題> 【衆院本会議】パレスチナ紛争即時停止を求める決議を採択(4/11) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020411_05ketsugi.html 「軍事行動に賛成できない」イスラエル大使に菅幹事長が表明(4/10) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020410_03israel.html パレスチナ紛争停止と対話再開への努力を外相に申し入れ(4/5) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020405_03gaishou.html <談話・声明> 加藤紘一議員の議員辞職について(4/9) http://www.dpj.or.jp/seisaku/unei/BOX_UN0069.html 京都府知事選挙結果について(4/7) http://www.dpj.or.jp/seisaku/unei/BOX_UN0068.html <その他の取り組み> 「雇用確保と景気回復を!」連合の国民総行動と連帯(4/11) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020411_01rengo.html 公務員制度問題対策本部、第1回会議を開催(4/9) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020409_01koumuin.html ■情報を求む <政官業癒着政治にSTOPを! 談合・口利き 告発ホットライン> ──あなたの周りに、こんな話はありませんか? 政治家が指名入札や随意契約で口利きした! 政治家が発注情報を強引に聞き出そうとした! 政治家の関連企業が幅をきかせている! 自分の会社が政治家の食い物にされた! 市場の公正なルールをゆがめ、政治を腐敗させるこれらの行為を根絶するため、 民主党に情報をお寄せください。民主党があなたに代わって、悪徳政治家や談 合業者の不正を摘発し、シャットアウトします。 情報は情報は電子メールでお寄せください。 → dango@dpj.or.jp (情報提供者の秘密は固く守ります) ■ご協力を! <BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同)> 野党4党は、法的規制による汚染肉骨粉等の使用禁止と検査体制整備、経営安 定施策の推進などを実現するために、共同で「BSE緊急措置法案」を今通常 国会に提出します。そして、この緊急措置法を速やかに成立させるために、4 野党が協力して全国で国会請願署名に取り組むことにいたしました。 つきましては、BSE緊急措置法早期成立を求める全国署名活動に多くの国民 の皆さんがご協力くださいますようお願い申し上げます。 署名の呼びかけ・要項・参考資料 http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0045.html <アフガン難民等支援募金> [ネット募金受付サイト] http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト) *トップページの募金コーナーをご覧下さい。 http://minshu.e-bokin.org(募金サイト) http://minshu.e-bokin.org/i(iモード) [募金受付口座] 大和銀行衆議院支店 普通 7815354 郵便振替 00110-6-65328 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ) ■催し物情報 <女性のための政治スクール> 地球時代の教育を考える集いです。 公開講座 : 第1部 基調講演「国際社会における日本の教育」 グリゴリー・クラーク多摩大学名誉学長 第2部 パネルディスカッション「教育を問う」 グリゴリー・クラーク氏 平岡 啓氏 日本経済新聞社会部デスク 加藤 タキ 校長 円 より子 事務局長 日 時:4月20日(土)13:30〜17:00 会 場:剛堂会館(千代田区紀尾井町3−27) 参加費:3000円(要申込) 主 催:女性のための政治スクール 共 催:民主党 問 合:TEL&FAX 03−5512−2738 yoriko@iname.com <NPO地方ヒアリング・山口> 山口県におけるNPO関連予算についてのガイダンスです。 日 時:4月20日(土)13:00〜14:30 会 場:防長苑(山口県熊野市町4−29) 出 席:山口県 県民生活課 申 込:下記の電話またはFAXで、団体名と参加者人数をご連絡ください 主 催:民主党山口県総支部連合会 問 合:083−933−0839(電話) 083−933−0840(FAX) <がんばれ中小企業大会> 全国の中小企業経営者が抱える悩みを共有し、その解決にむけた取り組みを話 し合います。 日 時:4月13日(土)18:00〜 会 場:北九州市「レインボープラザ」(八幡東区中央二丁目1−1) 問 合:03−3508−7241(北橋健治事務所) ※この後も引き続き全国で開催します。 ■このメールマガジンについて ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。 ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ ージで手続きしてください。 http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。 Copyright(C)2002 民主党 ■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。