民主党メールマガジン DP-MAIL 第50号 2002年4月18日 編集・発行/民主党広報・宣伝委員会 DP-MAILのバックナンバーはこちらから http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/ ■目次 【友愛こらむ】経済立て直しと腐敗政治追放は切り離せない(鳩山由紀夫代表) 【国会だより】「行政のための個人情報管理」は許さない(枝野幸男衆議院議 員) 【トピックス】有事法制をめぐる議論が始まる 政治倫理確立へ、あっせん利得処罰法強化、公共事業改革など 【政策リンク】患者の権利法案 【情報を求む】政官業の癒着にSTOP!<談合・口利き>告発ホットライン 【ご協力を!】BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同) アフガン難民等支援募金 【催し物情報】4/20 女性のための政治スクール 4/20 NPO地方ヒアリング・山口 4/22 オープンミーティング in 富山 4/25 NPO地方ヒアリング・岡山 4/26 宮城県のNPO施策に関する意見交換会 ■友愛こらむ <経済立て直しと腐敗政治追放は切り離せない> みなさん、こんにちは。 今週もまたスキャンダルの話からしなくてはならないことを残念に思います。 ご存知のように、井上裕参議院議長の秘書が口利きをして、業者から多額のリ ベートを貰ったとの報道がなされています。この問題について、本日、井上議 長が与野党の代表者会議で説明をしたのですが、到底疑惑が晴れる状況にはな りませんでした。 そこで、野党側としては、事実の解明を急がなくてはなりませんので、金銭を 贈った側と受けた側の双方を呼んで、証人喚問を求めることにしました。良識 の府と言われている参議院の、しかも議長の疑惑であるだけに、高い倫理観を もって身を処されることを強く求めます。 このような不祥事が続くと、必ず「いつまでこんな議論をやっているんだ」「も っと政策の議論を行え」といった意見がだんだん強くなってきます。確かに、 景気対策の議論などは、並行して行っていかなくてはならないことは言うまで もありません。しかし、政治腐敗の追及をいつも最後には中途半端で終わらせ てきてしまった結果、いつまでも同種の事件が後を絶たないのではないでしょ うか。イタリアでは、1992年の大量汚職事件で、逮捕者3000人(うち 国会議員400人)を出しています。徹底的な汚職追放を日本も行わなければ、 国民の信頼を回復できるような政治の姿を示すことができません。 先日行われた金融機関への特別検査で、4兆7千億円も余計に不良債権が存在 していることが明らかになりました。このことは民主党がかねてから主張して いたことの正しさを一面では示しました。ただ、この特別検査で不良債権の姿 が十分に示されたとは全く言えません。なぜなら、この検査はわずか149社 の企業を検査したに過ぎず、貸出額からいえば、全体の300兆円のうちのた った5%を占めるに過ぎないのです。5%だけ調べて、ここから生じる不良債 権を処理すればおしまいというのでは、何の解決にもなりません。 たかだか5%を調べただけで、4兆7千億円も不良債権が増えるというのも、 尋常ではないのですが、他方、もしこれがすべての額ならば、金融機関の自己 資本比率は8〜10%を保つことができるのです。つまり、うがった見方をす れば、金融機関に公的資金を投入する必要がないという結果が必ず保証される 範囲で特別検査をしたのではないかとも思えるのです。 私の見るところ、日本の経済はけっして回復に向かってはいません。そして、 このような検査で誤魔化そうとしていること自体が、小泉首相がすでに構造改 革をする意思を失っている証拠です。 政治腐敗をなくし、経済を立て直すために、政権交代あるのみです。ぜひ、み なさんの声を聞かせてください。 民主党代表 鳩山由紀夫 ■国会だより <「行政のための個人情報管理」は許さない>(枝野幸男衆議院議員) 私が、現在、直接担当している案件に個人情報保護法案があります。コンピュ ーター社会にあって顧客情報や信用情報などの流出を防ぎプライバシーを守ろ うという法案でその趣旨は大賛成です。 しかしこの法案は名簿流出など日々問題になっているプライバシー侵害に対す る抑制措置が不充分なのに、報道などに対する行政介入の余地を設けるという 「あべこべ」の中身になっています。 マスコミの過剰な取材などに対して個人のプライバシーを守る必要は否定しま せん。しかし、「何が過剰か」という判断を公権力に委ねてしまったら、報道 が権力におもねる結果となり、本来の役割を果たせなくなります。 民間に対する個人情報保護法案と同時に、行政機関等の有する個人情報の保護 法案も提出されていますが、民間に対しては罰則付きで規制しているのに、行 政に対しては罰則がない上に、収集した個人情報の目的外使用について広範に これを認めています。民間は悪いことをするけれども官は間違いを犯さないと いう時代遅れの官尊民卑思想に基づいています。 プライバシー保護を大義名分としながら実態は「行政のための個人情報管理 法」になっているのです。 表現の自由という民主主義の基本に関わる重要問題です。政治倫理に関わる 様々な問題もマスコミ報道がその糸口を作っています。一部に行きすぎがあっ たとしても、公権力がこれを規制することは何としても阻止しなければならな いと思います。 枝野幸男衆議院議員(37歳) 「えだの幸男のEメールニュースレター」Vol.61より ・枝野幸男ホームページはこちら http://www.edano.gr.jp/ ■トピックス 後半国会の大きなテーマである有事法制の議論が始まりました。16日に政府 が決定した関連3法案に対して、民主党は、曖昧にされている問題点を指摘し、 国会でしっかり議論を積み重ねるべきだと主張しています。また、“政治とカ ネ”にまつわる疑惑問題の追及をさらに続けるとともに、あっせん利得処罰法 強化法案提出や「新しい公共事業のあり方調査会」の設置など、政治倫理確立 に向けた取り組みを進めています。 <国会論戦> 【衆院本会議】鮫島議員、地球温暖化対策の哲学を問う(4/18) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020418_03samejima.html 【衆院内閣委】石井議員、「ムネオ道路」めぐる利権を質す(4/17) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020417_01ishii.html 沖縄・北方特別委で与党の審議拒否続く(4/16) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020416_02okihoku.html 4野党、あっせん利得処罰法強化法案を今週中に提出へ(4/16) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020416_01assen.html 【衆院内閣委】五十嵐議員、自民参院幹事長の道路公団疑惑を追及 (4/12) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020412_02igarashi.html 【参院本会議】山本議員、血液製剤の国内自給体制構築を求める(4/12) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020412_01yamamoto.html <談話・声明> 東ティモール大統領選挙結果をうけて(談話)(4/17) http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/BOX_GK0072.html 「具体的内容の議論が必要」有事法制政府法案に鳩山代表(4/17) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020417_02hato.html 有事関連3法案の閣議決定をうけて(談話)(4/16) http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/BOX_GK0071.html 日本国債の格下げについて(談話)(4/16) http://www.dpj.or.jp/seisaku/zaisei/BOX_ZA0063.html 「政策立案能力向上のための秘書制度改革は必要」菅幹事長(4/12) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020412_03kan.html 金融庁特別検査の結果について(談話)(4/12) http://www.dpj.or.jp/seisaku/zaisei/BOX_ZA0062.html <その他の取り組み> 4野党、官房報償費の執行停止を申し入れ(4/18) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020418_02moushiire.html 北朝鮮拉致疑惑問題で、被害家族と鳩山代表らが面談(4/18) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020418_01rachi.html 「新しい公共事業のあり方調査会」を設置(4/16) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020416_03chousakai.html 女性議員アフガン/パキスタン訪問団が帰国報告(4/12) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020412_04joseigiin.html ■政策リンク <患者の権利法案(医療の信頼性の確保向上のための医療情報の提供の促進、 医療に係る体制の整備等に関する法律案)>(4/5 衆院提出) 本法案は、医療を受ける者に対する医療情報の提供についての基本的事項、お よび安全かつ適正な医療を確保するための体制整備に必要な事項等を規定して います。これによって、患者の理解と選択に基づいた良質で適切な医療の提供 を促進し、医療の透明性と安全性を確保することを目指しています。 同法律案 http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0043.html 同法律案要綱 http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0042.html 同法律案概要 http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0041.html ■情報を求む <政官業癒着政治にSTOPを! 談合・口利き 告発ホットライン> ──あなたの周りに、こんな話はありませんか? 政治家が指名入札や随意契約で口利きした! 政治家が発注情報を強引に聞き出そうとした! 政治家の関連企業が幅をきかせている! 自分の会社が政治家の食い物にされた! 市場の公正なルールをゆがめ、政治を腐敗させるこれらの行為を根絶するため、 民主党に情報をお寄せください。民主党があなたに代わって、悪徳政治家や談 合業者の不正を摘発し、シャットアウトします。 情報は情報は電子メールでお寄せください。 → dango@dpj.or.jp (情報提供者の秘密は固く守ります) ■ご協力を! <BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同)> 野党4党は、法的規制による汚染肉骨粉等の使用禁止と検査体制整備、経営安 定施策の推進などを実現するために、共同で「BSE緊急措置法案」を今通常 国会に提出します。そして、この緊急措置法を速やかに成立させるために、4 野党が協力して全国で国会請願署名に取り組むことにいたしました。 つきましては、BSE緊急措置法早期成立を求める全国署名活動に多くの国民 の皆さんがご協力くださいますようお願い申し上げます。 署名の呼びかけ・要項・参考資料 http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0045.html <アフガン難民等支援募金> [ネット募金受付サイト] http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト) *トップページの募金コーナーをご覧下さい。 http://minshu.e-bokin.org(募金サイト) http://minshu.e-bokin.org/i(iモード) [募金受付口座] 大和銀行衆議院支店 普通 7815354 郵便振替 00110-6-65328 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ) ■催し物情報 <女性のための政治スクール> 地球時代の教育を考える集いです。 公開講座 : 第1部 基調講演「国際社会における日本の教育」 グリゴリー・クラーク多摩大学名誉学長 第2部 パネルディスカッション「教育を問う」 グリゴリー・クラーク氏 平岡 啓氏 日本経済新聞社会部デスク 加藤 タキ 校長 円 より子 事務局長 日 時:4月20日(土)13:30〜17:00 会 場:剛堂会館(千代田区紀尾井町3−27) 参加費:3000円(要申込) 主 催:女性のための政治スクール 共 催:民主党 問 合:TEL&FAX 03−5512−2738 yoriko@iname.com <NPO地方ヒアリング・山口> 山口県のNPO関連予算に関するヒアリングです。 日 時:4月20日(土)13:00〜14:30 会 場:防長苑(山口県山口市熊野町4−29) 出 席:山口県 県民生活課 申 込:下記の電話またはFAXで、団体名と参加者人数をご連絡ください 主 催:民主党山口県総支部連合会 問 合:083−933−0839(電話) 083−933−0840(FAX) <オープンミーティング in 富山> 民主党の全国遊説「おかしなことなくし隊」の第2段がスタート!若手国会議 員たちが富山県民の皆さんと政治について話します。少々早い時間ですが、途 中参加も可能ですので、ぜひ御参加ください。 日 時:4月22日(月)17:45〜19:00 会 場:ボルファートとやま・4階サンゴの間(富山市奥田新町81) 会 費:無料 参 加:近藤昭一衆議院議員、川内博史衆議院議員 榛葉賀津也参議院議員、谷林正昭参議院議員 問 合:03−3595−9929(民主党運動遊説局)または 076−433−2010(民主党富山県連) <NPO地方ヒアリング・岡山> 岡山県のNPO関連予算に関するヒアリングです。 日 時:4月25日(木)18:30〜20:30 会 場:岡山県総合福祉会館 4F大研修室(岡山市石関町2−1) 出 席:岡山県生活環境部県民生活課 石原康全課長 NPO推進ネット 高比良正司 専務理事 参加費:一般500円 申 込:不要(直接会場へ) 主 催:岡山NPOセンター事務局 問 合:086−223−1509(電話) 086−225−1806(FAX) npo@fukushiokayama.or.jp <宮城県のNPO施策に関する意見交換会> 宮城県のNPO施策について、市民と行政との意見交流を図ります。 日 時:4月26日(金)18:00〜20:30 会 場:仙台市民活動サポートセンター(青葉区本町2−8−15) 出 席:宮城県NPO担当者 仙台市NPO担当者 せんだい・みやぎNPOセンター 加藤哲夫 代表理事 NPO推進ネット 高比良正司 専務理事 参加費:無料 申 込:不要・参加自由 主 催:民主党宮城県総支部連合NPO委員会 問 合:民主党宮城県総支部連合(担当:岡本・遊佐) 022−712−1035(電話) 022−712−1036(FAX) ■このメールマガジンについて ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。 ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ ージで手続きしてください。 http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。 Copyright(C)2002 民主党 ■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。