民主党メールマガジン DP-MAIL 第51号 2002年4月25日 編集・発行/民主党広報・宣伝委員会 ※5月2日(木)の配信はお休みさせていただきます。 DP-MAILのバックナンバーはこちらから http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/ ■目次 【友愛こらむ】政治家に問われる堕落と保身からの決別(鳩山由紀夫代表) 【国会だより】道路族の軍門に下った小泉総理(細野豪志衆議院議員) 【トピックス】重要法案、続々提出 首相が靖国神社参拝、北朝鮮拉致問題 井上参院議長辞任、辻元前議員参考人質疑 【政策リンク】道路関係四公団民営化推進委員会設置法案に対する修正案 健康保険法等の一部を改正する法律案 ワークシェアリングに関する中間とりまとめ 自然エネルギー発電促進法案 【ご意見募集】第2回“インターネット市民立法”募集 【情報を求む】政官業の癒着にSTOP!<談合・口利き>告発ホットライン 【ご協力を!】BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同) アフガン難民等支援募金 【催し物情報】4/26 宮城県のNPO施策に関する意見交換会 5/7 和歌山県NPO関連予算公開ヒアリング ■友愛こらむ <政治家に問われる堕落と保身からの決別> みなさん、こんにちは。 「もう、いい加減にしろ」 これが国民のみなさんが政治家に対して抱く正直な気持ちでしょう。 政府から有事立法に関する案が提出され、そのための特別委員会が設置された 折も折、自民党の山崎拓幹事長の新たな女性スキャンダルが発覚しました。内 容が余りにもひどいので、ここで報告する訳にはいきませんが、事実だとすれ ば政治家への信頼の失墜は計り知れませんし、山崎幹事長がその職に留まるこ とによる国益の損失は甚だしいものとなるでしょう。政権与党の幹事長である 山崎氏自身が「緊急事態」である時に、いくら真面目な顔をして有事法整備の 議論を繰り広げても、国民のみなさんの耳に届くとは到底思えません。 有事立法に関して簡単にお話ししましょう。民主党は有事を含む緊急事態── 例えばテロや不審船、また大規模災害などが挙げられますが──に備えて、超 法規的行動がとられないように法律を作っておくことは基本的に必要だと考え ています。ただ、今回政府によって提出された法案は、テロや不審船のケース は先送りしていますし、自衛隊の行動によって私たちの基本的な人権がどの程 度制限され、また守られるのかがはっきりしません。その意味で、私たちとは スタンスが異なると言わざるを得ません。 法案の具体的な中味においても種々問題点が見られます。従って民主党として は今後、慎重かつ十分に審議を行ないながら結論を出していきますが、このま まで認めてしまう自民党や公明党の無責任さには呆れてしまいます。 また今週、「個人情報保護法案」や「人権擁護法案」といった、いわゆるメデ ィア規制3法案と称されています法案が提案されました。まったく言われのな い記事を捏造されたり、されそうになったりしたことを経験した者として、マ スコミ報道にやや行き過ぎがあることは事実だと思います。ただし、だからと 言って公権力が介入して報道の自由を拘束することは極力避けるべきです。 今回の法案は、情報の保護とか人権を盾にして、政治家自らの不祥事に対する 報道を抑制しようとする意図が見え隠れしています。まさに政治不信が極に達 している時に、このような形で保身を図ることは許すべきではありません。ま ずやらねばならぬことは自らを厳しく律することです。みなさんにもご関心を 持っていただくことを強く期待いたします。 民主党代表 鳩山由紀夫 ■国会だより <道路族の軍門に下った小泉総理>(細野豪志衆議院議員) ○道路関係四公団民営化推進委員会設置法案 長いので略して民営化推進法案が19日、衆議院の内閣委員会を通過しました。 今国会から内閣委員会の理事を務める私にとって、初めての大仕事となりまし た。民営化推進法案は、再重要法案の一つであったため、与野党の駆け引きや、 修正案の策定などに忙殺される日々でした。 審議の締めにあたって登場した小泉総理に初めて質問をしました。採決では政 府案が成立、修正案は否決されました。白熱した討論の後は、問題が明らかに なった原案があっさり可決され、苦労してつくった修正案があっさり否決され るというむなしい瞬間が待っています。野党の悲哀を味わう瞬間です。 ○勝負はついていた 道路公団は20兆円以上の赤字を抱え、第2の国鉄とまで言われています。就 任直後、小泉総理は道路公団を構造改革の一丁目一番地と位置づけたため、道 路族議員との攻防が大きく報道されました。道路公団の民営化は族議員にとっ て死活問題なのです。 時の移り変わりは早いものです。内閣委員会では、この法案を約1ヶ月にわた って審議してきましたが、ほとんどマスコミに注目されることはありませんで した。道路族議員も、ほとんど口をはさむことはありませんでした。事前に小 泉総理が道路族に押し切られて、法案は提出前に骨抜きにされていたのです。 わずかな望みを抱いて総理質疑に挑みましたが…。 ○軍門に下った小泉総理 政府原案の問題点は明確です。大雑把に言うと、 法案に理念がないこと 何をする委員会か不明なこと 委員の国会同意人事が要件となっていないこと 小泉総理への質問では、この問題に絞って聞いたのですが、答弁にはほとんど 見るべきところがありませんでした。委員は、理念なし、国民の信任なし、権 限不明確という状況で、日本の道路行政の行く末を丸投げされることになりま す。選ばれる人が気の毒です。 小泉総理は、「抵抗は強かったが、ようやく来た。見ていてください。」と自賛 していました。ここまで抵抗勢力に妥協を重ねてきた小泉総理がどこまでやれ るか?法案が通った以上、総理と委員に託すしかありません。 ○重要法案目白押し 今国会の重要法案のうち、残すところは4本です。内閣委員会にかかる重要法 案は個人情報保護法です。19日、本会議では患者の3割負担の健康保険法の 改正案も審議に入りました。山崎幹事長がメンツをかける有事法制、小泉総理 の生命線である郵政公社法案。私は、道路、個人情報、有事の三法に関わって いますが、どれもメガトン級の重要法案です。 細野豪志衆議院議員(30歳) 「国会へ行こう」69号より ・細野豪志ホームページはこちら http://goshi.org/ ■トピックス 国会では、連休を前に、健康保険法改正案、人権擁護法案、個人情報保護法案 など重要法案が次々と提出され、有事法制関連法案もまもなく提出されようと しています。焦点を拡散させようという政府与党の目論みによるものですが、 民主党はそれぞれ真正面から論戦を挑みます。28日には、いよいよ和歌山衆 院補選、新潟参院補選、徳島県知事選の投票日を迎えます。 <国会論戦> 【参院国交委】谷林議員、シックハウス対策の一層の強化求める(4/25) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020425_04tanibayashi.html 【衆院予算委】荒井議員、辻元前議員に秘書制度からの逸脱を指摘(4/25) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020425_01arai.html 【衆院本会議】山内議員、個人情報保護法案の撤回を求める(4/25) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020425_05yamauchi.html 【参院法務委】小川議員、大阪高検前部長の口封じ逮捕疑惑を追及(4/25) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020425_03ogawa.html 【衆院外務委】靖国参拝、北朝鮮拉致問題などで政府を追及(4/24) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020424_02gaimui.html 【参院本会議】福山議員、人権擁護法案の不備を追及(4/24) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020424_01fukuyama.html 【衆院本会議】道路四公団民営化推進委設置法案可決、修正ならず(4/23) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020423_01shuhon.html 「武力攻撃事態への対処に関する特別委員会」が発足(4/23) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020423_02tokubetsui.html 健保法改正案廃案めざす 野党国対委員長会談で一致(4/19) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020419_00kenpo.html 【衆院内閣委】道路4公団民営化推進委設置法案めぐり首相を追及(4/19) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020419_05naikakui.html 【衆院本会議】民主党提出の「患者の権利法案」を審議 (4/19) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020419_04kanja.html 道路4公団民営化推進委設置法案の修正案を提出(4/19) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020419_01shusei.html <談話・声明> 政治資金規正法改正案を連休明けに提出へ〜岡田政調会長(4/25) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020425_05okada.html 「辻元参考人質疑での核心解明は不十分」鳩山代表(4/25) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020425_02hato.html 「スキャンダル隠しのメディア規制法案には反対」鳩山代表(4/24) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020424_03hato.html 参院議員総会、議長選挙で倉田氏投票を了承(4/22) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020422_01gichosenkyo.html 「首相は他人事でいいのか」参院議長辞任問題で羽田特別代表(4/22) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020422_02hata.html 「辞め方があまりに自民党的」井上参院議長辞任で鳩山代表(4/19) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020419_02hato.html <その他の取り組み> 第2回インターネット市民立法募集がスタート(4/25) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020425_06rippou.html 滋賀県知事選挙で現職の國松善次氏を推薦(4/23) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020423_03shiga.html 民主党税調、税制抜本改革案とりまとめへ(4/23) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020423_05zeicho.html 党内に「秘書制度改革検討チーム」を設置(4/23) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020423_04hisho.html 衆院憲法調査会、沖縄で地方公聴会を開催(4/22) http://www.dpj.or.jp/news/200204/20020422_03okinawa.html ■政策リンク <道路関係四公団民営化推進委員会設置法案に対する修正案>(4/19 衆院提 出、4/23 否決) 本法案は、自民党道路族と妥協した理念なき政府案に対して、実のある民営化 改革を実現するために提出したものです。 小泉内閣の「骨抜き構造改革」を正すために! http://www.dpj.or.jp/seisaku/jinken/BOX_JK0042.html 道路関係四公団民営化推進委員会設置法案に対する修正案要綱 http://www.dpj.or.jp/seisaku/jinken/BOX_JK0040.html 道路関係四公団民営化推進委員会設置法案に対する修正案 http://www.dpj.or.jp/seisaku/jinken/BOX_JK0041.html 道路関係四公団民営化推進委員会設置法案に対する修正案と政府案の比較 http://www.dpj.or.jp/seisaku/jinken/BOX_JK0039.html <健康保険法等の一部を改正する法律案>(4/15 衆院提出) 今日の経済状況にかんがみ、非自発的に離職した人の医療保険負担を一時的に 軽減することを趣旨としています。 健康保険法等の一部を改正する法律案要綱 http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0044.html 健康保険法等の一部を改正する法律案 http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0045.html <ワークシェアリングに関する中間とりまとめ> 民主党の雇用対策プロジェクトチームは、ワークシェアリングに関する論点整 理と基本的な考え方を中間報告としてとりまとめました。今後、本中間報告を もとにさらに体系化、法案化の作業をすすめます。 ワークシェアリングに関する中間とりまとめ 〜民主党が考える働き方の構造改革 http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0046.html <自然エネルギー発電促進法案>(4/19 衆院提出) 自然エネルギー発電を促進するための措置を講ずることにより、枯渇しないエ ネルギー資源の有効な利用および温室効果ガスの排出の抑制による地球温暖化 の防止をめざすことを趣旨として、野党4党で共同提案しました。 自然エネルギー発電促進法案要綱 http://www.dpj.or.jp/seisaku/sangyo/BOX_SN0014.html 自然エネルギー発電促進法案 http://www.dpj.or.jp/seisaku/sangyo/BOX_SN0015.html ■ご意見募集 <第2回“インターネット市民立法”募集のご案内> メールで始まる政治参加! あなたのメールが「政策」となり、「法案」になります! インターネットの普及とともに、「半直接民主主義」が可能になってきました。 民主党は、皆さんからの政策提案をもとに議員立法を提出する“インターネッ ト市民立法”を実施します。 21世紀は、「少数派が尊重される時代」だと思います。たとえば、昨年の“イ ンターネット市民立法”で、聴覚に障害を持つ方のために「テレビ字幕を普及 させる」ことが提案されたのを受け、民主党は議員立法として法案を提出しま した。今までは、多数の意見しか政治に反映されませんでした。民主党は、少 数派の意見を尊重する政党です。 みなさんの政策提案に期待しています。 政調会長 岡田克也 政調副会長 島 聡 募集要項など、詳細は下記へ。 http://www.dpj.or.jp/rippou/ ■情報を求む <政官業癒着政治にSTOPを! 談合・口利き 告発ホットライン> ──あなたの周りに、こんな話はありませんか? 政治家が指名入札や随意契約で口利きした! 政治家が発注情報を強引に聞き出そうとした! 政治家の関連企業が幅をきかせている! 自分の会社が政治家の食い物にされた! 市場の公正なルールをゆがめ、政治を腐敗させるこれらの行為を根絶するため、 民主党に情報をお寄せください。民主党があなたに代わって、悪徳政治家や談 合業者の不正を摘発し、シャットアウトします。 情報は情報は電子メールでお寄せください。 → dango@dpj.or.jp (情報提供者の秘密は固く守ります) ■ご協力を! <BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同)> 野党4党は、法的規制による汚染肉骨粉等の使用禁止と検査体制整備、経営安 定施策の推進などを実現するために、共同で「BSE緊急措置法案」を今通常 国会に提出します。そして、この緊急措置法を速やかに成立させるために、4 野党が協力して全国で国会請願署名に取り組むことにいたしました。 つきましては、BSE緊急措置法早期成立を求める全国署名活動に多くの国民 の皆さんがご協力くださいますようお願い申し上げます。 署名の呼びかけ・要項・参考資料 http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0045.html <アフガン難民等支援募金> [ネット募金受付サイト] http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト) *トップページの募金コーナーをご覧下さい。 http://minshu.e-bokin.org(募金サイト) http://minshu.e-bokin.org/i(iモード) [募金受付口座] 大和銀行衆議院支店 普通 7815354 郵便振替 00110-6-65328 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ) ■催し物情報 <宮城県のNPO施策に関する意見交換会> 宮城県のNPO施策について、市民と行政との意見交流を図ります。 日 時:4月26日(金)18:00〜20:30 会 場:仙台市民活動サポートセンター(青葉区本町2−8−15) 出 席:宮城県NPO担当者 仙台市NPO担当者 せんだい・みやぎNPOセンター 加藤哲夫 代表理事 NPO推進ネット 高比良正司 専務理事 参加費:無料 申 込:不要・参加自由 主 催:民主党宮城県総支部連合NPO委員会 問 合:民主党宮城県総支部連合(担当:岡本・遊佐) 022−712−1035(電話) 022−712−1036(FAX) <和歌山県NPO関連予算公開ヒアリング> 和歌山県のNPO関連予算について、担当者から説明を聞きます。 日 時:5月7日(火)14:00〜16:30 会 場:和歌山市勤労者総合センター (和歌山市西汀丁34番地/073−433−1800) 出席者:和歌山県関係部局 申 込:団体名・参加者名・連絡先(住所・TEL・FAX)を明記のうえ、 民主党和歌山県総支部連合会までFAXで。 主 催:民主党和歌山県総支部連合会 問 合:TEL 073−427−2255 FAX 073−427−2277 ■このメールマガジンについて ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。 ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ ージで手続きしてください。 http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。 Copyright(C)2002 民主党 ■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。