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民主党メールマガジン
DP-MAIL 第52号 2002年5月9日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

 DP-MAILのバックナンバーはこちらから
   http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/

■目次
【友愛こらむ】不誠実な政権は退場を(鳩山由紀夫代表)
【国会だより】危うい重要法案審議(水島広子衆議院議員)
【トピックス】有事関連法案、健保法改正案の実質審議スタート
       鈴木宗男議員秘書逮捕で、再喚問要求
【政策リンク】小泉内閣倒閣への呼びかけ
       第73回メーデーアピール
【ご意見募集】第2回“インターネット市民立法”募集
【情報を求む】政官業の癒着にSTOP!<談合・口利き>告発ホットライン
【ご協力を!】BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同)
       アフガン難民等支援募金
【催し物情報】民主党大躍進パーティのご案内

■友愛こらむ

<不誠実な政権は退場を>

みなさん、こんにちは。

ゴールデン・ウィークが終わり、気力を充実させてバリバリ頑張っておられる
でしょうか? それとも、連休に張り切りすぎて、疲れがまだ完全に取れない
ままでおられるでしょうか?

私は連休の前半は沖縄、後半は軽井沢で過ごしました。それぞれ大変に濃い内
容でした。沖縄では、TV出演したり、地元の有力な方々にお目に掛かったり
して、民主党の広告塔になれたと思っています。また、米軍のキャンプ・コー
トニーを訪れ、グレッグソン4軍調整官に基地の整理・縮小を要請したり、日
米地位協定の改正を求めたりして、民主党の基地問題に対する考え方を示しま
した。民主党の考え方は、沖縄の常識的な考え方に極めて近いと思うのですが、
新しい党だけに、今までなかなか市民権を得られないでいました。今回の訪沖
で少しでも民主党が認知されたとしたら有難いことです。

軽井沢では5月3日に、小沢自由党党首を拙宅にお招きをしました。山岡国対
委員長が同席されました。行き詰まった小泉政権を打倒するために協力を強化
していこうということになり、そのためには基本的な考え方をお互いに勉強す
ることが望ましいので、まず両党で安全保障・外交政策など基本政策をめぐる
議論を開始することにしました。

話が変わりますが、日本の外交・安保が大きく揺れているときに、また、日本
の主権の侵害に関る事件が起こりました。中国・瀋陽の日本総領事館に北朝鮮
の5人が亡命を試み、中国の武装警察に連行された事件です。中国の警官が治
外法権がある在外公館に同意なく入ったとすれば、中国に対して毅然として抗
議すべきですし、駆け込んだ人達の引渡しを要請すべきです。また、領事館の
対応など、曖昧なところもありますので、真相の究明をしっかりと行なわなけ
ればなりません。亡命など人道問題に「事無かれ主義」で済まそうとしていた
としたら、非常に深刻な問題です。したがって、この問題については、ハイレ
ベルで解決せねばなりません。

さて、終盤国会は有事立法、個人情報保護法、健康保険法改正、そして郵政事
業法など、重要法案が目白押しです。政治論としては、大変に面白い状況です。

一昨日から、有事立法である「武力攻撃事態法案」の審議が衆議院で始まりま
した。ところがこの法案は余りにも出来が悪いのです。そして、答弁も余りに
もお粗末なのです。信じられない話なのですが、まず、そもそも有事とは何か
という、有事の定義からして答えられないのです。また、「周辺事態」と「武
力攻撃事態」が重なる場合もあるので、そのときにはどちらの法律を適用する
かで、米軍に対する支援の仕方が異なります。有事で防衛出動するときは正当
防衛なのだから、超法規的な行動をとっても良いなどという答弁も聞かれまし
た。超法規的な行動を許すのでしたら、「有事立法」など要らないではないか
という気になります。

とにかく、法案自体もさることながら、答弁が余りにも恥ずかしいほどの質な
ので、記者会見では、「小泉首相は、こんな法案を出しておいて、野党との『修
正協議に応じる』などと言っているが、おこがましい話。出直して来い」など
と言いました。それでマスコミには、「鳩山は武力攻撃事態法案を廃案にして、
出直すよう求めた」と伝わったと思います。実際には、民主党はまだこの法案
についての賛否を決めているわけではありません。ただ、本日の質疑を聞いて
いても、「今後の検討」のオンパレードです。こんな緊張感を欠いた誠実さの
ない答弁では納得できるはずもありません。これから政府がどれだけ誠実に対
応するか、厳しく見ていかなければなりません。

個人情報保護法案については、私は沖縄での街頭演説で、この法案は聞こえは
いいが、実際には「山崎拓保護法案」であり、「鈴木宗男保護法案」と呼ぶべ
きものであると訴えました。情報化の時代ですから、デジタル化された個人の
情報が、いたずらに他人の手に渡らないように保護することは必要です。しか
し、この法案ですと、例えばフリーのジャーナリストが政治家のスキャンダル
を暴こうとしたとき、事前に取材の了解を本人に取らなければなりません。ど
う考えてみても、政治家が自分の不祥事の取材の許可をするわけはありません
から、このような取材は出来なくなります。個人情報の保護に名を借りた、メ
ディア規制法案なのです。政治浄化をせねばならないときに、このような法案
を出してくるのですから、自民党は国民の敵ではないでしょうか。

鈴木宗男議員の再証人喚問や井上前参議院議長の証人喚問など、自民党出身議
員たちの不祥事に関しても厳しい態度で臨んで参りますが、このような政治家
を生み出す体質そのものを根本的に変えていかなければなりません。公共事業
を受注している企業からの政治献金禁止や、あっせん利得処罰法の抜本的な改
正を今国会で実現したいと考えていますので、是非ともみなさんの後押しをお
願いします。

民主党代表 鳩山由紀夫

■国会だより

<危うい重要法案審議>(水島広子衆議院議員)

 連休前からバタバタと重要法案の審議が始まりました。4月25日には個人
情報保護法案が、4月26日には有事立法3法案が、相次いで衆議院本会議で
質疑されました。

 これらの法案の問題点はすでにマスコミなどでも報道されている通りで、日
本に暮らす私たちの生活の根幹に関わるような深刻な要素を持った法案である
と言えます。でも、法案の名前だけを見れば、「個人情報を保護する法案」「日
本の有事における国内体制を整備する法案」ですから、一見必要そうな法案で
あると感じられます。ここに第一の危険性があります。

 確かに、日本には「個人情報保護法」が必要です。皆さんも、ダイレクトメ
ールや勧誘の電話などで、「一体どこで自分の情報を手に入れたのだろう?」
といぶかしく思われた経験があるのではないでしょうか。EUの指令でも、個
人情報を保護する仕組みを作ることの必要性は指摘されており、個人情報が守
られるルールを持たない日本とは個人情報のやりとりもできない、ということ
も諸外国から指摘されています。

 しかし、政府によって提出された法案をみると、本来守るべきものが守られ
ず、規制すべきでないものが規制される恐れのある構造になっています。

 有事法制についても同じです。確かに、日本は危機管理体制がなっていない
国です。そのことは、阪神淡路大震災のときにも嫌と言うほど痛感されました。
日本の緊急事態に対応できる体制を整備することは確かに必要なのです。でも、
政府の法案は、緊急事態の対象として日本が武力攻撃を受けた場合(武力攻撃
を受ける恐れがある場合や予測できる場合も含まれる)だけを想定し、緊急事
態に社会がどのようになるのか、歴史的に見ても緊急事態において蹂躙されて
きた「社会的弱者」(緊急事態には「社会的弱者」に分類される人は増えます
が)の人権をどのように守るのか、という観点に決定的に欠けています。

 ここまで並べられると、メディアなどで指摘されているように、個人情報保
護法案、有事立法、人権擁護法案などのセットで、国家による情報規制や人権
規制を強めようとしているのではないか、という懸念もあながち的外れではな
いと思えます。

 もしもそんな邪心(?)もなく作られているものだとすると、それはそれで
問題です。個人情報保護法案は、「自己情報のコントロール権は本人にある」
という精神に基づいた立法ではなく、政府がどのように情報をコントロールす
るか、という発想の立法です。また、有事立法についても、「緊急事態におい
ていかにして一人一人の人権を守るか」という発想ではなく「国家を守るため
に国民は協力したり犠牲を払ったりする義務がある」というような発想の立法
です。どちらをみても、日本はいつまでたってもどうしてこのような発想でし
か立法できない国なのだろうかと残念に思います。それもこれも、「市民が作
る政治」という感覚がきわめて乏しいことが原因の一つでしょう。

 法案そのものの国会審議にも精一杯取り組むことは必要ですが、やはり、一
般市民の政治意識を高める活動が日本では何よりも重要なのだと改めて感じま
す。

 ところで、連休前に重要法案が相次いで衆議院本会議にかけられたのは、自
民党の強い希望だったそうです。野党の反対に対して、議院運営委員会で採決
で決められたそうです。それなのに、出席率はひどいもので、自民党席はガラ
ガラ。小泉首相は答弁書の棒読み、総務大臣の答弁に至っては、答弁の体をな
していないひどいものでした。重大な問題がこんなふうにあっさりと形式的に
扱われていくことに改めて不安を感じました。

  水島広子衆議院議員(34歳)
  国会報告【総集編★2002.4月・5月合併号】より

 ・水島広子ホームページはこちら
      http://www.mizu.cx/

■トピックス

国会では、連休明けから有事関連法案、健康保険法改正案など重要法案の本格
審議が始まっています。民主党は、政府与党の有事対応の驚くべき杜撰さを暴
き出しています。また、政治腐敗問題では、鈴木宗男議員の公設秘書らが偽計
業務妨害容疑で逮捕された事態を受け、鈴木議員の再喚問を要求するとともに、
野党共同で政治腐敗防止のための制度的保障の整備に取り組んでいます。

 <国会論戦>

  【衆院事態特】桑原議員、有事法制と憲法の関係など質す(5/9)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020509_02kuwabara.html

  【衆院事態特】末松議員、最悪ケースの対処マニュアル欠落を追及(5/9)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020509_06suematsu.html

  【衆院事態特】枝野議員、実効性なき有事法案を鋭く批判(5/9)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020509_07edano.html

  【衆院事態特】渡辺議員、 有事の判断基準のあいまいさを追及(5/9)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020509_03watanabe.html

  鈴木議員の偽証罪告発を10日の衆院予算委で採決(5/9)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020509_01gishou.html

  4野党、政治資金規正法改正案を共同で提出(5/9)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020509_06kiseihou.html

  【衆院厚労委】五島議員、健保法改正案の問題点をつく(5/8)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020508_05goto.html

  【衆院決算委】松崎議員、財務省の泥棒被害で霞ヶ関の危機管理問う(5/8)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020508_10kessan.html

  【衆院事態特】松野議員、民有地収用の補償基準を質す(5/8)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020508_01matsuno.html

  【衆院事態特】石井議員、イージス艦派遣裏工作問題を追及(5/8)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020508_03ishii.html

  【衆院厚労委】金田議員、医療制度抜本改革の方向性を質す(5/8)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020508_02kaneda.html

  4野党、政治資金規正法改正案の共同提出などで一致(5/8)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020508_06yatou.html

  【衆院事態特】山田議員、台湾秘密工作資金疑惑を追及(5/8)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020508_07taiwan.html

  【衆院事態特】金子議員、有事の際の地方公共団体の責務など質す(5/8)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020508_08kaneko.html

  【参院本会議】辻議員、小泉内閣は「改革なしなし成長なし」(5/8)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020508_04tsuji.html

  4野党、鈴木議員の再喚問を要求 (5/7)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020507_01saikanmon.html

  【衆院事態特】玄葉議員、武力攻撃事態での米軍支援のあり方質す(5/7)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020507_04genba.html

  【衆院事態特】岡田政調会長、有事関連法案の基本認識質す (5/7)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020507_03okada.html

 <談話・声明>

  鳩山代表「ずさんな欠陥法案は審議に値しない」 (5/8)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020508_09hato.html

 <その他の取り組み>

  大田徳島県知事、民主党本部を表敬訪問(5/9)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020509_05ota.html

  鳩山代表が城山三郎氏、角川歴彦氏と個人情報保護法で意見交換 (5/9)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020509_04kojinjouhou.html

  NC韓国政策調査団の成果報告(5/7)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020507_05houkan.html

  黒岩議員が初登院、代議士会で挨拶(5/7)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020507_02kuroiwa.html

■政策リンク

<小泉内閣倒閣への呼びかけ>

民主党の鳩山代表と自由党の小沢一郎党首が、軽井沢での会談を通じて連名で
発表したアピール。

      http://www.dpj.or.jp/seisaku/unei/BOX_UN0074.html

<第73回メーデーアピール>

4月27日の第73回メーデー中央式典において発表した勤労者へのよびかけ。

      http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0047.html

■ご意見募集

<第2回“インターネット市民立法”募集のご案内>
 メールで始まる政治参加!
 あなたのメールが「政策」となり、「法案」になります!

インターネットの普及とともに、「半直接民主主義」が可能になってきました。
民主党は、皆さんからの政策提案をもとに議員立法を提出する“インターネッ
ト市民立法”を実施します。

21世紀は、「少数派が尊重される時代」だと思います。たとえば、昨年の“イ
ンターネット市民立法”で、聴覚に障害を持つ方のために「テレビ字幕を普及
させる」ことが提案されたのを受け、民主党は議員立法として法案を提出しま
した。今までは、多数の意見しか政治に反映されませんでした。民主党は、少
数派の意見を尊重する政党です。

みなさんの政策提案に期待しています。

 政調会長  岡田克也
 政調副会長 島  聡

  募集要項など、詳細は下記へ。
      http://www.dpj.or.jp/rippou/

■情報を求む

<政官業癒着政治にSTOPを! 談合・口利き 告発ホットライン>

──あなたの周りに、こんな話はありませんか?

  政治家が指名入札や随意契約で口利きした!
  政治家が発注情報を強引に聞き出そうとした!
  政治家の関連企業が幅をきかせている!
  自分の会社が政治家の食い物にされた!

市場の公正なルールをゆがめ、政治を腐敗させるこれらの行為を根絶するため、
民主党に情報をお寄せください。民主党があなたに代わって、悪徳政治家や談
合業者の不正を摘発し、シャットアウトします。

情報は情報は電子メールでお寄せください。 → dango@dpj.or.jp
(情報提供者の秘密は固く守ります)

■ご協力を!

<BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同)>

野党4党は、法的規制による汚染肉骨粉等の使用禁止と検査体制整備、経営安
定施策の推進などを実現するために、共同で「BSE緊急措置法案」を今通常
国会に提出します。そして、この緊急措置法を速やかに成立させるために、4
野党が協力して全国で国会請願署名に取り組むことにいたしました。

つきましては、BSE緊急措置法早期成立を求める全国署名活動に多くの国民
の皆さんがご協力くださいますようお願い申し上げます。

  署名の呼びかけ・要項・参考資料
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0045.html

<アフガン難民等支援募金>

[ネット募金受付サイト]
   http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト)
 *トップページの募金コーナーをご覧下さい。
   http://minshu.e-bokin.org(募金サイト)
   http://minshu.e-bokin.org/i(iモード)

[募金受付口座]
 大和銀行衆議院支店 普通 7815354
 郵便振替 00110-6-65328
 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ)

■催し物情報

<民主党大躍進パーティのご案内>

今年、民主党は結党して4周年を迎えました。国民の皆さまから暖かいご支援
と励ましの声に、民主党を代表して心より感謝いたします。一刻も早い政権交
代を実現するため、民主党は国民の皆さまとともに今後も全力を尽くす覚悟で
す。このたび、各界の皆さま方と親しくご懇談し、ご助言・ご叱正をたまわる
機会として、「2002民主党大躍進パーティー」を開催させていただくこと
になりました。ぜひともご参加下さいますよう心よりお願い申し上げます。

民主党代表 鳩山由紀夫

 日 時:6月13日(木)
 会 場:東京プリンスホテル「鳳凰の間」
 詳 細:下のページをご覧下さい。
          http://www.dpj.or.jp/party/party.html

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