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民主党メールマガジン
DP-MAIL 第53号 2002年5月16日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

 DP-MAILのバックナンバーはこちらから
   http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/

■目次
【友愛こらむ】内政・外交の危機に立ち向かうために(鳩山由紀夫代表)
【国会だより】外務省の「目的」は何か(大塚耕平参議院議員)
【トピックス】瀋陽総領事館事件で政府・外務省の対応を追及
       外務省前主任分析官逮捕 鈴木議員辞職勧告決議案で攻防
       民主党初の討論誌が創刊!
【政策リンク】「エネルギー政策基本法案」に対する修正要求
       政治資金規正法等の一部を改正する法律案
【ご意見募集】第2回“インターネット市民立法”募集
【情報を求む】政官業の癒着にSTOP!<談合・口利き>告発ホットライン
【ご協力を!】BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同)
       アフガン難民等支援募金
【催し物情報】民主党大躍進パーティのご案内

■友愛こらむ

<内政・外交の危機に立ち向かうために>

みなさん、こんにちは!

政府・与党、とくに自民党に余りにも多くのスキャンダルが起きるもので、衆
議院では鈴木宗男議員の辞職勧告および再証人喚問のことで、参議院では井上
裕前議長の証人喚問のことで、国会が不正常でしたが、ようやく動き始めまし
た。

と言っても、鈴木宗男議員は、国民の多くが早く辞めるべきだと主張している
のにもかかわらず、いまだに「自分は何も悪くない」と居直っていますし、自
民党は彼を辞めさせることができません。また、井上前議長については、結局
参議院の代表者が“意見を伺う”ことで決着しました。自民党は数を頼りに情
報公開をせず、国民に真実を知らせないようにと行動しています。

そして、この一連の不祥事に対して、小泉首相はなんらリーダーシップを発揮
しようとせずに、常に「本人の判断に委ねるしかない」と言うばかりで、責任
を回避しています。私は小泉首相の責任は極めて重いと思います。

さて、有事法制の議論については先週にも書きましたが、いよいよ自民党は法
案を強硬に成立させようと図り始めたようです。しかし、国民の世論は、有事
法制は必要だが、拙速に議論を進めるのではなく、今国会にこだわらずに十分
時間をかけて結論を出して欲しいと望んでいるのではないでしょうか。

読者のみなさんの中には、政府の法案の杜撰さは分かったけれども、それなら
民主党の対案を示して欲しい、と思っておられる方も多いのではないかと存じ
ます。自由党は対案を出しました。実は、民主党も自由党が出した程度の対案
ならば、いつでも出せる状態です。民主党はすでに「緊急事態法制に対する民
主党の基本方針」をまとめています。この基本方針を軸にしながら、対案を作
ることは可能だと考えています。しかし、まさに有事法制の議論は政策論の域
から政治論の域に達しようとしています。したがって、対案を作るかを含めて、
慎重に判断することが求められています。今晩、責任者が集まって、その議論
をすることになっています。今しばらく待っていてくださるよう、お願いしま
す。

中国の瀋陽で起きた、日本総領事館からの北朝鮮の亡命希望者の連行事件は、
いろんな意味で大きな問題となっています。亡命希望者が連行されてしまった
ことに対しては、日本政府は当然にも中国に5名の引渡しを求めるべきです。
何よりもまず、亡命を希望する人たちの人権を守らなければなりません。彼ら
が希望している米国への亡命を果たしてやりたいものです。

ただ、この事件が偏狭なナショナリズムによって、歪められてはなりません。
確かに中国側が「主権侵害」と「人権侵害」を行ったことは事実です。しかし、
そもそも日本の側に「主権」意識が薄く、また「人権」を守るという考え方も
確立されていなかったからこそ、中国側の行為に毅然と対応できなかったので
あり、このことが事件を深刻にしているのです。

そもそも、「亡命者を追い出せ」と言ったといわれる阿南中国大使の発言が象
徴しているように、日本は亡命者や難民を受け入れようとしていません。日本
には、余り多くはありませんが、カンボジアやビルマやアフガニスタンなどの
国々から、政治難民の方々が来ています。彼らは日本で難民申請を行っている
のですが、認定された例は極めて少ないのです。命を賭けて来た人たちに、日
本政府は極めて冷たいのです。それが、今回の領事館員の対応にも表れてしま
ったと言わざるをえません。こんな国では尊敬されるわけがありません。

先日発表された外務省の報告は、またしても大本営発表のごとくで、自分たち
に都合の良いことしか書かれていません。報告に載っていない事実がすでにい
くつも示されています。私は阿南大使の更迭は無論のこと、川口外相にも大変
大きな責任があると感じています。やはり、官僚出身の大臣ですから、官僚の
言葉を鵜呑みにしてしまっていますし、官僚の手の平で踊らされています。残
念ですが、このような乱世のときには、最も相応しくない外相と言わざるを得
ません。川口外相の更迭も求めたいと思います。

そしてまず、外務省に代わって真相を明らかにしなくてはなりませんから、昨
日、海江田議員と中川議員を中国へ送ったところです。民主党がこの事件の真
相を明らかにしていきますので、ご期待ください。

民主党代表 鳩山由紀夫

  緊急事態法制に対する民主党の基本方針(3/28)
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/BOX_GK0067.html

■国会だより

<外務省の「目的」は何か>(大塚耕平参議院議員)

日本の政治・行政の「目的」と「手段」の関係が正常でないことは、外交でも
同じであることが明らかになっています。情けないことです。

中国・瀋陽の日本総領事館で起きた事件の内容については、読者の皆さんもよ
くご存知のことと思います。領事館や大使館を含む外務省という組織は、外交
政策を運営する「手段」に過ぎません。それでは、外務省という「手段」の「目
的」は何でしょうか。言うまでもなく、日本国の威信と権威を守り、日本国民
ならびに日本国の保護を求める人々を守ることが、外務省という「手段」の「目
的」です。「レーゾンデートル=存在理由」とも言えます。

外務省という組織が、「目的」を達成するために有効に機能していないことは
もはや明らかです。「目的」達成に有効でない「手段」は、見直すことが必要
です。もはや、今の外務省は「存在理由」を失いました。

米国の大使、領事の多くは、民間人や政治家からの登用です。任命を受ける際
には、「任地では職務を全うするためには命を投げ出しても構わない」という
趣旨のことを宣誓するそうです。いったい、日本の今の外務省職員の何人にそ
ういう覚悟があるでしょうか。

「鈴木ムネオ先生に足を向けて寝られない」と言った青木大使も、外交の「目
的」が分かっていません。青木氏は、「何人の政治家が鈴木ムネオ先生のよう
にアフリカのために本気で尽くしたのか」と偉そうなことを言っていましたが、
上述のように、日本外交の「目的」は「日本国の威信と権威を守り、日本国民
ならびに日本国の保護を求める人々を守ること」です。「アフリカのため」が
第一義的な「目的」ではありません。百歩譲って、ムネオの行動が本当に「ア
フリカのため」になっていたのならともかく、とてもそうのようには思えませ
ん。外交までを私物化し、日本国の威信と権威を冒涜していたと考えるのが妥
当でしょう。

そんなことも分からない人物が外務省幹部として跳梁跋扈(ちょうりょうばっ
こ)していることが、読者の皆さんの血税で成り立っているODAを湯水のよ
うに無駄遣いしている原因です。

そもそも、青木大使は、あのペルー大使館占拠事件の時の「青木大使」です。
占拠された大使館の中でも、他の日本人に対して横柄な態度をとっていたと聞
きます。解放後も、自分だけチャーター機(もちろん、国費でしょうが・・・)
で帰国したという話もあります。そのあたりの事実関係も、この際、もう1度、
国会で明らかにしてもいいかもしれません。

僕は怒っています。皆さんもそうだと思います。皆さん、この際、外務省は解
体しましょう。日本国の外交を司る組織と職員は、白紙の状態から作り直しま
しょう。そのためにも、政権交代をさせてください。それを実現できるのは、
皆さん自身の行動しかありません。よろしくお願いします。

  大塚耕平参議院議員(42歳)
  OKマガジン(Vol.24)より

 ・大塚耕平ホームページはこちら
      http://www.oh-kouhei.org/

■トピックス

中国・瀋陽の日本総領事館における事件をめぐって、民主党は、中国官憲の領
域侵犯と亡命希望者連行について中国政府に抗議するとともに、日本の政府・
外務省の弛緩しきった対応を厳しく追及。15日には、現地に独自調査団も派
遣しました。また、外務省の佐藤前主任分析官らが逮捕されたことで、鈴木宗
男議員をめぐる問題も新たな局面へ。民主党は他の野党と協力して、鈴木議員
の辞職勧告決議案上程を求め、抵抗する与党と厳しい攻防が続いています。

 <瀋陽総領事館事件>

  【参院本会議】木俣議員、領事館事件をめぐって外相を追及(5/15)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020515_04kimata.html

  領事館事件調査のため海江田、中川両議員を瀋陽へ派遣(5/15)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020515_02haken.html

  鳩山代表、外相辞任、中国大使更迭を求める(5/15)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020515_05hato.html

  【衆院本会議】中川議員、総領事館事件で首相の初期対応を批判(5/14)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020514_04nakagawa.html

  「瀋陽問題は内閣総辞職に値する」羽田特別代表(5/13)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020513_02hata.html

  領事館侵入事件で駐日中国大使に申し入れ(5/13)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020513_03mousiire.html

  鳩山代表、領事館侵入事件で小泉首相に申し入れ(5/10)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020510_07moshiire.html

  「首相の外交姿勢が問われる」領事館侵入事件で菅幹事長(5/10)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020510_05kan.html

 <鈴木宗男議員問題>

  【衆院本会議】鳩山議運委員長解任決議案、与党が否決(5/15)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020515_03ueda.html

  4野党、鳩山邦夫衆院議運委員長の解任決議案を提出(5/14)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020514_03giunkainin.html

  【衆院議運委】鈴木議員辞職勧告決議案上程を再び否決(5/14)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020514_01giuni.html

  「鈴木氏再喚問は当然の流れ」佐藤前主任分析官逮捕で鳩山代表(5/14)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020514_02satotaiho.html

  【衆院予算委】鈴木宗男議員の偽証告発動議を与党が否決 (5/10)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020510_01dougi.html

 <重要政策論戦>

  【衆院事態特】岡田議員、武力攻撃事態の定義で政府見解を批判(5/16)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020516_01okada.html

  【衆院災特委】三宅島避難民支援策拡充の決議を採択(5/16)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020516_03miyake.html

  【衆院本会議】生方議員、連結付加税導入の法人税法改正を批判(5/16)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020516_02ubukata.html

  【衆院本会議】金子議員、温室効果ガス削減目標達成の展望質す(5/10)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020510_02kaneko.html

  【衆院本会議】鈴木議員、自動車リサイクル支援の透明性確保を要求(5/10)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020510_03suzuki.html

 <その他の取り組み>

  市民政策議員懇、アフガン難民申請者からのヒアリング実施(5/15)
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020515_07afghan.html

民主党初の討論誌<Discussion Journal『民主』>が、5月10日に創刊しまし
た! 創刊号は「日本の経済と雇用の再生」を特集、50名にもおよぶ党内外
の有識者が議論を闘わせています。

同誌は季刊で、年4回発行。A5版・約160ページで、1部500円(税込)、
年間購読は3000円(送料込)。購読申込は、住所・電話・ファックス・メ
ールアドレス・氏名・年齢・職業を記入して、ファックスで(03−3595
−9922)。

  詳細は、下のページへ。
      http://www.dpj.or.jp/news/200205/20020510_06dj.html

■政策リンク

<「エネルギー政策基本法案」に対する修正要求>(5/14)

「環境との調和」「国民参加」を前提とした新時代のエネルギー政策を実現す
る観点から、与党法案の修正を具体的に求めています。

      http://www.dpj.or.jp/seisaku/sangyo/BOX_SN0016.html

<政治資金規正法等の一部を改正する法律案>(5/9 衆議院提出)

民主党と野党3党は、寄附を受領できる政党支部の制限、公共事業受注者の献
金禁止などを盛り込んだ政治資金規正法改正案を共同で提出しました。

  法案のポイント
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/gyosei/BOX_GY0041.html
  法案要綱骨子
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/gyosei/BOX_GY0039.html
  法案新旧対照表
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/gyosei/BOX_GY0038.html
  法案本文
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/gyosei/BOX_GY0040.html

■ご意見募集

<第2回“インターネット市民立法”募集のご案内>
 メールで始まる政治参加!
 あなたのメールが「政策」となり、「法案」になります!

インターネットの普及とともに、「半直接民主主義」が可能になってきました。
民主党は、皆さんからの政策提案をもとに議員立法を提出する“インターネッ
ト市民立法”を実施します。

21世紀は、「少数派が尊重される時代」だと思います。たとえば、昨年の“イ
ンターネット市民立法”で、聴覚に障害を持つ方のために「テレビ字幕を普及
させる」ことが提案されたのを受け、民主党は議員立法として法案を提出しま
した。今までは、多数の意見しか政治に反映されませんでした。民主党は、少
数派の意見を尊重する政党です。

みなさんの政策提案に期待しています。

 政調会長  岡田克也
 政調副会長 島  聡

  募集要項など、詳細は下記へ。
      http://www.dpj.or.jp/rippou/

■情報を求む

<政官業癒着政治にSTOPを! 談合・口利き 告発ホットライン>

──あなたの周りに、こんな話はありませんか?

  政治家が指名入札や随意契約で口利きした!
  政治家が発注情報を強引に聞き出そうとした!
  政治家の関連企業が幅をきかせている!
  自分の会社が政治家の食い物にされた!

市場の公正なルールをゆがめ、政治を腐敗させるこれらの行為を根絶するため、
民主党に情報をお寄せください。民主党があなたに代わって、悪徳政治家や談
合業者の不正を摘発し、シャットアウトします。

情報は情報は電子メールでお寄せください。 → dango@dpj.or.jp
(情報提供者の秘密は固く守ります)

■ご協力を!

<BSE緊急措置法成立に向けた全国署名活動(4野党共同)>

野党4党は、法的規制による汚染肉骨粉等の使用禁止と検査体制整備、経営安
定施策の推進などを実現するために、共同で「BSE緊急措置法案」を今通常
国会に提出します。そして、この緊急措置法を速やかに成立させるために、4
野党が協力して全国で国会請願署名に取り組むことにいたしました。

つきましては、BSE緊急措置法早期成立を求める全国署名活動に多くの国民
の皆さんがご協力くださいますようお願い申し上げます。

  署名の呼びかけ・要項・参考資料
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0045.html

<アフガン難民等支援募金>

[ネット募金受付サイト]
   http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト)
 *トップページの募金コーナーをご覧下さい。
   http://minshu.e-bokin.org(募金サイト)
   http://minshu.e-bokin.org/i(iモード)

[募金受付口座]
 大和銀行衆議院支店 普通 7815354
 郵便振替 00110-6-65328
 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ)

■催し物情報

<民主党大躍進パーティのご案内>

今年、民主党は結党して4周年を迎えました。国民の皆さまから暖かいご支援
と励ましの声に、民主党を代表して心より感謝いたします。一刻も早い政権交
代を実現するため、民主党は国民の皆さまとともに今後も全力を尽くす覚悟で
す。このたび、各界の皆さま方と親しくご懇談し、ご助言・ご叱正をたまわる
機会として、「2002民主党大躍進パーティー」を開催させていただくこと
になりました。ぜひともご参加下さいますよう心よりお願い申し上げます。

民主党代表 鳩山由紀夫

 日 時:6月13日(木)
 会 場:東京プリンスホテル「鳳凰の間」
 詳 細:下のページをご覧下さい。
               http://www.dpj.or.jp/party/party.html

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