コンテンツを再生/利用するにはプラグインが必要です。

民主党サイトアーカイブ

現在のウェブサイトはこちら
2011年6月22日以前の情報その他で、新サイトに盛り込んでいないデータを掲載しております。
アーカイブTOP > メールマガジン
民主党メールマガジン
DP-MAIL 第57号 2002年6月13日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

 DP-MAILのバックナンバーはこちらから
   http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/

■目次
【友愛こらむ】無責任、無気力の小泉首相に残された道(鳩山由紀夫代表)
【国会だより】経済再生には膿を出し切るしかない(浅尾慶一郎参議院議員)
【トピックス】防衛庁リスト事件調査報告書の改竄・隠蔽工作が発覚
       今国会で2回目の党首討論
【政策リンク】自動車リサイクル制度に関する基本的考え方
【ご意見募集】第2回“インターネット市民立法”募集 6/30締切!
【情報を求む】政官業の癒着にSTOP!<談合・口利き>告発ホットライン
【ご協力を!】アフガン難民等支援募金
【催し物情報】6/18 災害ボランティア養成講座
       6/21 街頭アナウンスリーダーズセミナー

■友愛こらむ

<無責任、無気力の小泉首相に残された道>

みなさん、こんにちは。

昨日、久しぶりに党首討論を行いました。民主党の参議院国家基本政策委員長
の広中和歌子議員が、この国会で一度も参議院主催で党首討論が行われていな
いことに強く抗議をして、実現したものです。昨年はもっとどんどん党首討論
を行っていたのですが、その後、小泉首相の支持率が急落したため、自民党が
嫌がって開かれないでいました。広中さんに感謝しています。

その党首討論で、私は4点について小泉首相の指導力を質しましたが、いずれ
も落胆させるような気の抜けた答弁でした。言葉だけ「改革の気力は全く衰え
ていない」と強弁する姿は、情けないと言うより哀れを感じさせました。

福田官房長官の不用意な核発言については、“言った、言わない”の議論は平
行線となることを承知していましたので、アメリカの核戦略の見直しについて
日本政府はどのように考えているのかと伺いましたが、問題の所在すら認識し
ておられないようでした。

ブッシュ大統領が「ならず者国家」やテログループに対しては核の先制攻撃も
検討していること、核をコンパクトにして地下を攻撃する兵器として使用する
のは有効だと考えていることは、核戦争を誘発しかねない大変に危険な発想で
す。そこで、唯一の被爆国日本として、また友人として、日本が米国に自制を
促すことが大事ではないか、と尋ねたのですが、総理はまるで認識がないよう
で、ただ一つ憶えのように、「非核原則の堅持、核廃絶への努力」と繰り返し
述べただけでした。

次に、構造改革とは政官業の癒着からの脱却であるとの理解の下に、政治とカ
ネの問題について伺いました。小泉首相が前向きに話したことがある「公共事
業の受注企業からの政治献金の禁止」とあっせん利得処罰法の改正について、
「自民党を潰す覚悟で政治とカネの問題に決着をつけるのならば、われわれが
用意している法案に賛成するべきだ」と申しましたが、小泉首相からは「自民
党の中で検討をしているので、一歩でも進むことが大事だ」と答えるのみで、
完全に自民党の小泉首相でした。

現在もっとも新聞紙上を賑わしている防衛庁のリスト作成問題では、防衛庁が
作成した調査報告書が、与党や官邸の圧力によって、わずか4ページの概要書
にすり替えられそうになったというとんでもない事件が起きました。衆議院の
武力攻撃事態特別委員会の理事会で、防衛庁の局長が「これ(4枚のペーパー)
しかありません」と野党に対して嘘の答弁をしたのです。リスト作成について
防衛庁の隠蔽工作があったかどうかを調査した報告書自体の存在が隠蔽されそ
うになったのです。国会の場で役人が平気で嘘をつくようでは、一体誰を信じ
て審議をすればよいのでしょうか。しかも、虚偽の報告に与党と官邸が関わっ
ているとしたら、こんな政府・与党と審議などする意味がありません。

このことを小泉首相に質したのですが、この問題にも他人事のように「しっか
り調査するように言った」と繰り返すばかりで、全く責任感がありませんでし
た。私は、身内が身内を調査するいい加減な調査書では信頼できないので、第
三者による調査をするように求めました。この件について野党4党は、与党が
厳正な再調査をし、隠蔽工作の責任を明らかにしない限り、一切の審議に応じ
られないことを確認しています。

討論の最後に、なぜ総理が改革を実行できないか、私の持論を申しました。一
つは、構造改革の内容が間違っていること。二つは、官僚機構を森政権からそ
のまま引き継いだこと。三つは、自公保政権も森政権からそのまま引き継いだ
こと。したがって、政権交代でしか改革はできないこと。さらに、小泉首相が
国民のためにできる最大のことは、政治一新のための解散でしかないことを訴
えて党首討論を終えました。

こんな状況でいくら国会の会期を延長しても、国民にとって何もよいことはあ
りません。ワールドカップの後には解散を実現しましょう。

民主党代表 鳩山由紀夫

■国会だより

<経済再生には膿を出し切るしかない> (浅尾慶一郎参議院議員)

今朝、国際経済研究所のマーカス・ノランド博士の話を聞く機会を得ました。
同氏はかつて米国大統領の経済諮問会議のシニアエコノミストとして働いた経
験を有する経済学者で、日本を含めたアジア諸国の経済動向に関心を有する方
です。

議論の中心はもちろん日本経済。そして、日本経済に対する同氏の見方は大変
悲観的なものでした。直近の経済指標が好調なのは、米国向けを中心とした外
需の貢献であるとして、不良債権の問題、政府の巨額債務の問題、そしてデフ
レ問題の三点の解決に向けてなんらの手立ても打たれていないと指摘しました。
更に、現段階では、どのような政策を打ってもその副作用による痛みが大きく
出る様な状況にあるとしました。

例えば、インフレターゲッティング政策は3年前であれば、実施しても大きな
混乱をもたらさなかったが、今では、実施すると国債マーケットの暴落や、政
府の利払い費用の急上昇を招きかねず実施のしにくい政策となったと指摘しま
した。一方で、それではなんらの対策を打たなければどうなるかという問いに
対しては、長期的に衰退のトレンドをえがきながら、3年から5年以内に大き
な危機的状況を迎えると予測しました。

とりうる対策としては、政府支出の増加よりも減税による成長に寄与する民間
の有効需要の刺激や高齢者医療の効率化といったことを述べておりましたが、
私にとって最も朗報であったのは政権交代によって、過去の政権と決別し膿を
出し切ることに期待するしかないと述べておられた点です。

私は現下の日本の抱える不良債権、政府債務、そしてデフレの問題については
優先順位をつけた上で思い切った対策をだすべきであると考えております。不
良債権問題の処理を短期間で行うシナリオを想定すると、最終的には公的資金
が必要となり、それは政府の累積債務の増加を意味するが、そのお金は生きた
お金にすることが出来ると思います。

そして、真の景気回復、新たな成長の原動力となる産業の育成に減税政策を中
心として力を入れ、その後で本格的な財政再建に着手すべきと考えております。
もちろん現段階でも様々な財政支出の無駄については、果断なメスを入れる必
要があり、それも断行すべきですが。

  浅尾慶一郎参議院議員(38歳)
  「あさお慶一郎国政レポート 6月11日号」より

 ・浅尾慶一郎ホームページはこちら
      http://island.qqq.or.jp/hp/kei_ASAO/

■トピックス

国会では、防衛庁による情報公開請求者の個人情報調査リスト作成に関する調
査報告書に対して与党が改竄と隠蔽を指示したことが発覚。民主党をはじめ野
党は、国会を軽視し、国民を愚弄する政府・与党の姿勢を批判し、第三者によ
る厳正な再調査と隠蔽・虚偽報告の事実関係解明・責任の明確化を求めていま
すが、与党側が拒否しているため、現在国会審議はストップしています。しか
もこの最中に与党は、健康保険法改正案を単独で強行採決しようと目論んでい
ます。19日の会期末を目前にして、国会はますます緊迫しています。

  【党首討論】鳩山代表、不祥事追及で首相の指導力欠如を批判 (6/12)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020612_06qt.html

 <有事関連法案>

  【衆院事態特】新潟公聴会で平和構築の重要性など議論(6/7)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020607_03niigata.html

  【衆院事態特】佐世保公聴会で国民保護法制の欠落に批判集中(6/7)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020607_02sasebo.html

 <健康保険法改正案>

  【衆院厚労委】金田議員、医療保険制度改革の全体像を提案(6/12)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020612_02kaneda.html

  【衆院厚労委】加藤議員、明細付き領収書発行を迫る(6/12)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020612_05kato.html

  【衆院厚労委】水島議員、SIDSの診断基準を質す(6/12)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020612_04mizushima.html

  【衆院厚労委】三井議員、難病患者らの医療費負担に配慮求める(6/12)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020612_03mitsui.html

  【衆院厚労委】山井議員、高齢者医療制度改革の展望など質す(6/12)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020612_01yamanoi.html

  【衆院厚労委】健康保険法等改正案をめぐり、参考人が意見陳述(6/11)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020611_02kourou.html

 <郵政改革法案>

  【衆院総務委】松沢議員、特定郵便局長制度の改革など要求(6/11)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020611_04matsuzawa.html

  【衆院総務委】参考人質疑で郵政法案に注文噴出(6/11)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020611_01yuusei.html

  【衆院総務委】安住議員「今日は歯切れの悪い総理を見た」(6/11)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020611_05azumi.html

 <防衛庁個人情報リスト問題>

  4野党、防衛庁リスト問題の第三者による再調査求める(6/12)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020612_08yatou.html

  鳩山代表、防衛庁調査結果を「隠蔽工作」と批判(6/11)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020611_06hatoyama.html

 <非核三原則見直し発言問題>

  【衆院事態特】川端議員「非核三原則発言は報道官として無責任」(6/10)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020610_01kawabata.html

  【衆院事態特】仙谷議員「核兵器持ちたいなら堂々と議論せよ」(6/10)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020610_02sengoku.html

  羽田特別代表、非核政策見直し発言の国際的影響を懸念(6/10)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020610_04hata.html

  【衆院事態特】伊藤(英)議員、官房長官らの外交感覚欠如を指弾(6/10)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020610_03ito.html

 <その他の取り組み>

  「無責任、気概がまったくない」鳩山代表が首相を批判(6/12)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020612_07hato.html

  鳩山代表、「10の政策マニフェスト」をNCに報告(6/11)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020611_10manifest.html

  「第二次政権運営委員会」が発足(6/11)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020611_11seiken.html

  河村議員が国会等移転特別委員長に就任(6/11)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020611_03kawamura.html

  【参院本会議】道路4公団民営化関連法、BSE対策特措法が成立(6/7)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020607_01bse.html

  「01年度マイナス成長は小泉内閣の失政」菅幹事長(6/7)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020607_02kan.html

■政策リンク

<自動車リサイクル制度に関する基本的考え方>(6/5)

使用済自動車のリサイクルを制度化する政府案に対して、リサイクル対象品目
の拡大、不法投棄の罰則強化、自動車関係諸税の負担軽減など、資源循環型社
会構築の展望に立った修正を求めています。

      http://www.dpj.or.jp/seisaku/sangyo/BOX_SN0019.html

 ・使用済自動車の再資源化等に関する法律案に対する質問
  (154国会 鈴木康友議員)
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/sangyo/BOX_SN00152.html

■ご意見募集

<第2回“インターネット市民立法”募集のご案内>
 メールで始まる政治参加!
 あなたのメールが「政策」となり、「法案」になります!

インターネットの普及とともに、「半直接民主主義」が可能になってきました。
民主党は、皆さんからの政策提案をもとに議員立法を提出する“インターネッ
ト市民立法”を実施します。

21世紀は、「少数派が尊重される時代」だと思います。たとえば、昨年の“イ
ンターネット市民立法”で、聴覚に障害を持つ方のために「テレビ字幕を普及
させる」ことが提案されたのを受け、民主党は議員立法として法案を提出しま
した。今までは、多数の意見しか政治に反映されませんでした。民主党は、少
数派の意見を尊重する政党です。

締切は6月30日(日)です。みなさんの政策提案に期待しています。

 政調会長  岡田克也
 政調副会長 島  聡

  募集要項など、詳細は下記へ。
      http://www.dpj.or.jp/rippou/

■情報を求む

<政官業癒着政治にSTOPを! 談合・口利き 告発ホットライン>

──あなたの周りに、こんな話はありませんか?

  政治家が指名入札や随意契約で口利きした!
  政治家が発注情報を強引に聞き出そうとした!
  政治家の関連企業が幅をきかせている!
  自分の会社が政治家の食い物にされた!

市場の公正なルールをゆがめ、政治を腐敗させるこれらの行為を根絶するため、
民主党に情報をお寄せください。民主党があなたに代わって、悪徳政治家や談
合業者の不正を摘発し、シャットアウトします。

情報は情報は電子メールでお寄せください。 → dango@dpj.or.jp
(情報提供者の秘密は固く守ります)

■ご協力を!

<アフガン難民等支援募金>

[ネット募金受付サイト]
   http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト)
 *トップページの募金コーナーをご覧下さい。
   http://minshu.e-bokin.org(募金サイト)
   http://minshu.e-bokin.org/i(iモード)

[募金受付口座]
 大和銀行衆議院支店 普通 7815354
 郵便振替 00110-6-65328
 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ)

■催し物情報

<災害ボランティア養成講座>

民主党は、武正公一衆議院議員を中心に、災害ボランティアの第一線で活躍し
てきた方を講師にお招きして、民主党として取り組むべき災害に対する後方支
援の方法を学習しています。今回は下記の日程で行います。

講師:ニッセイ基礎研究所 白石真澄さん
     衆議院災害対策特別委員会で参考人として呼ばれる。
     その一方、テレビ朝日系「やじうまワイド」など、
     各種TV番組にコメンテーターとして出演している。
日時:6月18日(火)12:00〜13:00
場所:衆議院第二議員会館 第三会議室
議員:武正公一衆議院議員
   津川祥吾衆議院議員

※ 衆議院議員会館の中で行うので、警備の関係上、事前申込が必要です。必
ず2日前までに申し込んでください。当日、11:45から議員会館の入り口
にて通行証をお配りします。

申込:タイトルを「災害講座申込」と記載の上、
   1、名前 2、住所 3、メール 4、年齢、を明記し、
   youth@dpj.or.jpまでメールにてお申込ください。

<街頭アナウンスリーダーズセミナー>

政治家志望者からうぐいす嬢、アナウンサー志望者まで、マイクを使う人のた
めのセミナーです。アナウンサー出身議員である岡崎トミ子参議院議員が、自
らの経験をもとに「マイクを通していかに語りかけるか」の極意を伝授する「ア
ナウンス講座」、実際にマイクを使う「車上アナウンス体験」など、実践的な
プログラムであなたのスキルを高めます。

日 時:6月21日(金)11:40 受付 12:00開始
場 所:民主党本部 5F大ホール
参加費:3000円
プログラム:
 12:00〜 第一講義「岡崎トミ子のアナウンス講座」
  講師:岡崎 トミ子 参議院議員(元東北放送アナウンサー)
 13:00〜 第二講義「街頭アナウンス基礎講座」
 14:00〜 体験講座「実践! 車上アナウンス体験」
  講師:石川 由美子 

※ 宣伝カーに乗っての「遊説」体験。希望者は実際に「街頭アナウンス体験」
をしていただけます。前回、参議院選挙の比例区にて惜敗をした石川由美子氏
があなたのアナウンスや応対などを指導します。
※ 実際に宣伝カーに乗るため、参加希望者多数の場合、抽選になりますので
ご了承ください。(その場合、6月18日(火)に抽選の結果を発表します)

申 込:タイトルを「アナウンスセミナー申込」と記載の上、
    1、名前 2、住所 3、メール 4、年齢、を明記し、
    youth@dpj.or.jpまでメールにてお申込ください。

■このメールマガジンについて
  ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」
  ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会
   〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1
  ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って
   読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。
  ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。
  ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ
   ージで手続きしてください。
         http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html
  ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。
   Copyright(C)2002 民主党

■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。