コンテンツを再生/利用するにはプラグインが必要です。

民主党サイトアーカイブ

現在のウェブサイトはこちら
2011年6月22日以前の情報その他で、新サイトに盛り込んでいないデータを掲載しております。
アーカイブTOP > メールマガジン
民主党メールマガジン
DP-MAIL 第60号 2002年7月4日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

 DP-MAILのバックナンバーはこちらから
   http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/

■目次
【友愛こらむ】郵政法案の猿芝居は構造改革と無縁(鳩山由紀夫代表)
【国会だより】健康保険法改正案の不公平(桜井充参議院議員)
【トピックス】民間参入阻む郵政関連法案を批判
       中国、アフガンを訪問
【政策リンク】Win-Winの日中関係構築をめざして
【ご意見募集】第2回“インターネット市民立法”応募の御礼
【情報を求む】政官業の癒着にSTOP!<談合・口利き>告発ホットライン
【ご協力を!】アフガン難民等支援募金
【催し物情報】京都府NPO政策・予算公開ヒアリング

■友愛こらむ

<郵政法案の猿芝居は構造改革と無縁>

みなさん、こんにちは。

私は先週一週間近く、中国を訪れてまいりました。江沢民主席との会談や、中
央党学校での講演など、非常に有意義な訪中でした。今日は時間の関係で詳し
くは書けませんが、何らかの方法で後ほどご報告したいと思います。

まずお話ししなくてはならないのは、郵政法案についてです。小泉首相と郵政
族議員が華々しく戦ったように見せた芝居が終わりました。それは「猿芝居」
であり、「茶番劇」以外の何物でもありませんでした。そもそも改革とはほど
遠いものを改革と見せかけるため、小泉首相は郵政族を敢えて挑発して抵抗さ
せるように仕向けました。そして族議員の抵抗を押しのけて法案を成立させる
ことが、構造改革であるかのように演出しようとしました。

一方の族議員たちもその挑発に乗ることによって、全国の郵政関係者に名前を
売り、また、交渉の過程で法案の焼け太りを実現させ、骨抜きに成功したので
す。小泉首相は名を取り、郵政族は実を取ったと言えます。

しかし、いずれにしても改革には値しない議論なのです。郵政の構造改革問題
の本質は財政投融資の議論であり、簡保・郵貯の存在そのものに関わる議論な
のですが、そこには触れない法案ですから、構造改革に資する議論では全くな
いのです。

郵政法案は、郵政公社化法案と信書便法案の2つに分かれています。公社化は
橋本内閣当時からの既定路線であり、元々は小泉首相は公社化に否定的だった
のです。しかも、この公社化法案の中身をめぐってさえ小泉首相は郵政族との
間で妥協をし、公社の民間への出資を認めたり、国庫納付金を減免させるなど
焼け太りを許してしまいました。

したがって民主党は公社化法案の原案には賛成しますが、焼け太った修正案に
は反対です。

信書便法案では、ダイレクトメールの扱いなどを政府答弁などで決めるようで
すが、信書便事業への民間参入に対する政府のコントロールが厳しく、最も可
能性の高いヤマト運輸ですら民間参入はしないと決定している状況です。すな
わち、この法案が通っても何も起らない、意味のない法案です。

したがって民主党は信書便法案には反対します。

小泉首相の常套手段である“抵抗勢力との戦いによる決着”の演出‥‥形式は
首相、実利は族議員‥‥は国民にとっくに見抜かれています。このようなパフ
ォーマンスを続けている限り日本経済の再生はあり得ません。

民主党代表 鳩山由紀夫

■国会だより

<健康保険法改正案の不公平> (桜井充参議院議員)

厚生労働委員会で健康保険法の改正について質問。43委員会室は比較的広い
部屋なのだが、多くの傍聴者で立ち見が出るほどの盛況。いかに関心が高いか
がわかる。

今日のテーマは負担の公平性。保険制度は大きく4つに分類される。中小企業
が加入している政管健保、大企業が加入している保険組合、自営業者等が加入
している市町村国保、そして老人保健である。

これまでは政管健保、健保組合の加入者の窓口負担は2割で、市町村国保の加
入者の窓口負担は3割であったが、今回の改正ですべての人が3割負担になる。
窓口負担が同じ3割になったから公平になったというのが小泉さんの言い分だ
が、世の中それほど単純なものではない。

というのも各々の医療制度の財源は公費(税金)、保険料、窓口負担で構成さ
れており、本来の負担の公平性を考える時、保険料と窓口負担を加えた額で判
断しなければならないからである。

現在、保険料と窓口負担を加えると、政管健保が90%、健保組合が100%、
市町村国保が53%である。これだけ見るとずいぶん不公平のように思えるが、
各々の保険制度に加入している人たちの平均給与が違っているのだから負担割
合が違っているのは当然である。

しかし負担割合の差が本当に公平なのか検討する必要はある。政管健保、健保
組合、市町村国保の加入者の平均給与は244万円、380万円そして168
万円であるこれらの平均給与から考えて、負担割合が健保組合、政管健保、市
町村国保の順になるのは当然としても、平均給与から考えてみると、負担割合
が100%、90%、53%となるのはどうみてもおかしい。政管健保加入者
の負担割合が明らかに高いからである。

ましてや今回の改正で、保険料も引き上げられ、負担割合を一番引き上げられ
たのは、政管健保の加入者に対してである。そして、もっと重要なことは、法
律上政管健保に対しては、税金を16.4%から20%投入することになって
いる。

逆に言えば、負担割合が80%から83.6%になるということである。この
ことから分かるように今回の改正で、最も苦しめられているのは、中小企業に
勤めているサラリーマンである。この不公平な制度は絶対に廃案にすべきだ。

  桜井充参議院議員(46歳) 「ドクター桜井の日本診療」より

 ・桜井充ホームページはこちら
      http://www.uranus.dti.ne.jp/~sakurai/

■トピックス

国会では、小泉首相が自民党郵政族議員との手打ちに基づいて強引に成立させ
ようとしている郵政関連法案の審議が焦点。民主党は、事実上民間参入の道を
封じるような政府法案の欠陥を厳しく追及しています。また、国交正常化30
周年記念の中国訪問や成立したアフガニスタン移行政権との対話など、独自の
野党外交も展開しました。

 <郵政関連法案>

  「郵政法案は最低の出来」岡田政調会長(7/4)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020704_06okada.html

  【衆院総務委】松沢議員、民間参入阻むポスト設置基準など批判(7/4)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020704_01matsuzawa.html

  【衆院総務委】中村議員、信書定義のあいまいさを追及(7/4)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020704_02nakamura.html

  【衆院総務委】武正議員、与党の郵政公社法案修正案の矛盾を追及(7/4)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020704_03takemasa.html

  信書便法案、郵政公社法案修正案への反対を決める(7/3)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020703_05okada.html

  【衆院総務委】札幌公聴会、地域社会における郵便事業の意義を議論(7/2)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020702_04sapporo.html

  【衆院総務委】熊本公聴会、4種郵便無料制の継続など訴え(7/2)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020702_03kumamoto.html

 <その他の動き>

  「真の改革を断行できるのは民主党」新橋駅頭で訴え(7/4)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020704_08gaisen.html

  養育費明文化のための民法の一部改正案提出(7/3)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020703_05youiku.html

  【衆院事態特】肥田議員、国民保護法制への認識の甘さを追及(7/3)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020703_02hida.html

  【衆院事態特】平岡議員、対処基本方針の法的効果を問う(7/3)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020703_03hiraoka.html

  【衆院事態特】長妻議員、海自イージス艦派遣要請問題を追及(7/3)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020703_04nagatsuma.html

  民主党代表選挙、9月23日に決定(7/2)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020702_01daihyosen.html

  【参院厚労委】山本議員、首相の「三方一両損」論を改めて批判(7/2)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020702_02yamamoto.html

  【衆院事態特】山田議員、台湾工作資金問題で元防衛次官を追及(6/28)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020628_02yamada.html

  「個人情報保護法案と住基ネットは出し直せ」熊谷国対委員長(6/28)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020628_01kumagai.html

  【衆院内閣委】山花議員、情報公開請求圧力問題で総務省を追及(6/28)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020628_03yamahana.html

 <独自外交>

  【参院本会議】藁科議員、サミットでのイニシアティブ欠如を指摘(7/3)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020703_01warashina.html

  「カナナスキス・サミットは7−0で日本の完敗」菅幹事長(6/28)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020628_04kan.html

  鳩山代表、中国共産党中央党学校で基調講演(6/27)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020627_04china.html

  カルザイ大統領と会談 在日アフガン大使館早期開設へ(6/27)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020627_01afghan.html

  鳩山代表、江沢民・中国主席と会談(6/26)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020626_03chuugoku.html

  民主党訪問団、アフガン外相と会談 日本人ビザ即日発給が実現(6/26)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020626_03afghan.html

  民主党日中国交正常化30周年記念訪中団が出発(6/25)
      http://www.dpj.or.jp/news/200206/20020625_01houchu.html

■政策リンク

<Win-Winの日中関係構築をめざして>(6/27)

日中国交正常化30周年を記念し、民主党訪中団の代表として中国を訪れた鳩
山由紀夫代表が、中国共産党中央党学校において行った基調講演です。

      http://www.dpj.or.jp/seisaku/unei/BOX_UN0086.html

■ご意見募集

<第2回“インターネット市民立法”応募の御礼>

2カ月にわたって呼びかけてきたインターネット市民立法は、6月30日をも
って応募を締め切りました。およそ450件もの熱心なご提案をいただき、あ
りがとうございました。心から御礼申し上げます。応募状況などにつきまして
は改めてご報告させていただきます。

■情報を求む

<政官業癒着政治にSTOPを! 談合・口利き 告発ホットライン>

──あなたの周りに、こんな話はありませんか?

  政治家が指名入札や随意契約で口利きした!
  政治家が発注情報を強引に聞き出そうとした!
  政治家の関連企業が幅をきかせている!
  自分の会社が政治家の食い物にされた!

市場の公正なルールをゆがめ、政治を腐敗させるこれらの行為を根絶するため、
民主党に情報をお寄せください。民主党があなたに代わって、悪徳政治家や談
合業者の不正を摘発し、シャットアウトします。

情報は情報は電子メールでお寄せください。 → dango@dpj.or.jp
(情報提供者の秘密は固く守ります)

■ご協力を!

<アフガン難民等支援募金>

[ネット募金受付サイト]
   http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト)
 *トップページの募金コーナーをご覧下さい。
   http://minshu.e-bokin.org(募金サイト)
   http://minshu.e-bokin.org/i(iモード)

[募金受付口座]
 大和銀行衆議院支店 普通 7815354
 郵便振替 00110-6-65328
 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ)

■催し物情報

<京都府NPO政策・予算公開ヒアリング>

日 時:7月13日(土) 9:30〜11:30(受付9:00)
会 場:ルビノ京都堀川
   (上京区東堀川通下長者町/075−432−6161)
出 席:京都府担当者(知事室・総務部・府民労働部の担当者)
    民主党NPO局担当者・国会議員・京都府議会議員
申 込:団体名・参加申込者の氏名・連絡先・合計参加者数・
    京都府に対しNPOなど市民活動政策への要望等・
    民主党に対しNPOなど市民活動対策への要望等
    をご記入のうえ、FAXまたはEメールで。(当日受付も可)
参加費:無料
主 催:民主党京都府総支部連合会
問合せ:TEL(075)241−4777
    FAX(075)211−1280
    Eメール  minshuto@meix-net.or.jp

■このメールマガジンについて
  ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」
  ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会
   〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1
  ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って
   読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。
  ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。
  ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ
   ージで手続きしてください。
         http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html
  ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。
   Copyright(C)2002 民主党

■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。