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民主党メールマガジン
DP-MAIL 第62号 2002年7月18日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

 DP-MAILのバックナンバーはこちらから
   http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/

■目次
【友愛こらむ】自民党の利権政治は私たちがつぶす(鳩山由紀夫代表)
【国会だより】斡旋・口利きと国会議員の仕事(細野豪志衆議院議員)
【トピックス】宮路元副大臣らの参考人招致問題で委員会空転
       第3回党首討論 鳩山代表怒る
【政策リンク】有明海及び八代海の再生に関する臨時措置法案
       あるべき「政と官の関係」を実現するために
【情報を求む】政官業の癒着にSTOP!<談合・口利き>告発ホットライン
【ご協力を!】アフガン難民等支援募金
【催し物情報】セミナー:恐怖の国民監視国家を許していいんですか?
       リーダーズスクール〜世界で一番若い国・東ティモール

■友愛こらむ

<自民党の利権政治は私たちがつぶす>

みなさん、こんにちは。

7月に入り未だに梅雨明け宣言が出ていない中で、台風が立て続けに日本を襲
いました。被害にあわれた方々にはお見舞い申し上げます。東京は蒸し暑い日
が続いています。

■「5増5減案」を推進した理由

本日、衆議院において、「5増5減法案」(公職選挙法改正案)が可決されまし
た。この法案は、一票の格差をできるだけ少なくしようという趣旨で、昨年の
暮れに衆議院議員選挙区画定審議会が提案した小選挙区の区割り変更案をベー
スにしています。

実は、私たちは「5増5減案」では、十分に一票の格差が是正されるとは思っ
ていません。それは、人口の少ない地方に有利になるように、各県に人口の大
小に関わらず1議席が与えられているからです。この考え方は一見弱者に配慮
する正しい意見のように思われますが、正直なところ、自民党は地方で強いの
で、自民党の党利党略で地方の議席数を増やすように仕組まれているだけなの
です。

本来、人口に比例して議席が与えられなければ、公平でないことは明らかです。
したがって、民主党は各県に1議席づつ配分する現在の仕組みは将来変えて行
かなくてはならないと考えています。しかし、国会議員の入らない審議会で公
正に打ち出されてきた「5増5減案」については、これを尊重し、無条件で賛
成すべきであると主張してきました。

法案はようやく衆議院を通過しましたが、自民党は自分たちの都合で「3増3
減」が良いとか、勝手なことを言っていましたし、他の野党も乗り気ではあり
ませんでした。民主党が正論を述べ続けた結果、本日を迎えることができたの
です。

この区割り変更によって、68選挙区が影響を受けることになります。民主党
の議員の中にも、選挙区が大きく変わり、大変に苦しい状況になる者もいます。
例えば、幹事長の菅直人さんも、「47%新しい選挙区だ」と言っています。
選挙区が半分近く変わると言うことです。しかし、民主党は党利党略で政策を
決めてはいけないと信じていますので、今回の「5増5減法案」の成立のため
に主導的に活動してきたのです。ご理解ください。

■改革の意欲なき総理に憤激──党首討論

昨日、党首討論が行われました。私は小泉総理の無責任な答弁についに腹を立
て、本気になって怒ってしまいました。

私は「イスラエル軍によるジェニンの虐殺に関する国連調査団の派遣について、
サミットでしっかりと話したのか」と総理に伺いました。総理の答弁は一般的
な中東問題に話をすり替えていました。虐殺などの戦争犯罪を裁く国際的な機
関として国際刑事裁判所の設立条約が発効したことは、画期的なことです。日
本が早く条約を批准すべきだと迫ったのですが、小泉総理は外相からのメモを
読んで、国内法整備をしている最中という、昨年も聞いた答弁の繰り返しでし
た。

国民のみなさんには関心の薄いテーマかもしれませんが、私は世界的に大変に
重要な問題が日本ではあまり取り上げられていないことを心配しています。そ
れで、党首討論などで発言することにしているのです。このような外交問題に
は小泉総理もあまり関心がないようです。そして、日本は相変わらずアメリカ
の方ばかりを向きながら、自分の立場を定めているのが実に情けない限りです。

私が「対米追随」は止めるべきだと申し上げたら、総理が突然に怒りだし、「ア
メリカには言うべきことは言っている」と強い口調で感情をむき出しにされま
した。嘘であることは見え見えでしたが‥‥。

8月5日に始動が予定されている住基ネットの問題についても触れました。小
渕元総理も明言されたように、住基ネットは個人情報を保護する法制が整備さ
れて初めて稼働が認められるべきものであり、国民から“メディア規制法案”
だと批判された悪名高き個人情報保護法案を廃案にし、真っ当な法律を制定す
るまで、それを凍結すべきだという考えを申し上げました。ところが総理は、
「8月5日実施ということで自治体もすでに準備を進めている」などと言いな
がら、予定通り住基ネットを稼働させる考えを明らかにされました。

実際には、多くの自治体が「問題が多い」「対応できない」として延期・凍結
を求めていることは周知の通りです。また、野党のみならず、20名を越える
自民党の国会議員までもが延期すべきとの考えを明らかにしています。「国民
の利便に資する」と言いながら、誰もが危惧を持つ政策をごり押しするのは、
一体何のためなのでしょうか。

今国民のみなさんは、こうした政策を強引に進めることよりも、さらに深刻化
する経済状況の立て直しをこそ求めておられるのではないでしょうか。ところ
が、私がそのように申し上げると小泉総理は、「景気底入れ宣言も出せたし、
構造改革も着々と進んでいる」などと暢気に答えられたので、ついに私も頭に
血が上ってしまい、最後は「スキャンダルだらけの自分の党さえ改革できない。
要するにあなたは、改革をやるというパフォーマンスだけで、実は自民党の枠
の中の総理だった。私たちが自民党の利権政治をつぶす」と叫んでしまいまし
た。

もちろん、この決意は本物です。

民主党代表 鳩山由紀夫

■国会だより

<斡旋・口利きと国会議員の仕事> (細野豪志衆議院議員)

■入試口利きの顛末

紛糾国会のフィナーレを飾るにふさわしい(?)、非常に情けない話題が登場
してきました。宮路厚生労働副大臣の入試口利き問題です。

帝京大学医学部の入試において、支援者の依頼を受けて、秘書が受験番号を学
校側に伝えたことが問題になっています。結果に影響を及ぼしたのかどうかは
定かでありませんが、学校側に受験番号を伝えたこと自体、「政治家の圧力」
と受け取られても仕方がないでしょう。

「こういうことは(政治家には)往々にしてある。」11日の参議院厚生労働
委員会で、薄笑いを浮かべて答弁した宮路氏の映像には思わず笑ってしまいま
した。参議院の厚生労働委員会では健康保険法案が審議されており、今週早々
の辞任は必至の情勢です。(15日に辞任=編集部注)

■誰でもやってる?

実は、これはオッチョコチョイな一議員のスキャンダルではありません。政治
家であれば誰でも悩んでいる問題なのです。

私も政治家になって二年、様々な人と付き合うようになってきました。その中
で、持ち込まれる要望も多岐にわたってきます。どの要望を受け、どの要望を
断わるか、政治家としてのかなり本質的な問題を含んでいます。今回は、持ち
込まれる要望の種類と、私が取っている対応(当然、秘書も含めます)を紹介
します。

■斡旋

例えば、下水道や港湾、道路などのハコモノの要望、年金や医療の要望などは、
毎日のように持ち込まれます。これは、公務ですので、必要なものは実現に向
けて努力します。

しかし、業者の仕事の斡旋は一切受けません。金との直接的な関係がなければ
斡旋そのものは違法ではありませんので、これを本業にしているような議員も
いますが、私の場合、行政の判断を捻じ曲げる可能性のある業者への斡旋はす
べて断わります。

■情報提供

一方で、私が受けているのは、情報提供の要望です。市町村合併の特例の問い
合わせや、障害者制度変更の詳細など、国会にいると容易に手に入る情報を、
当事者が把握していない場合はかなり丁寧に対応します。

また、もう少し具体的な情報提供も受けることにしています。例えば、企業や
NPOが新たな事業を始める場合に、どのような補助金があるのか、これは国
会議員であれば簡単に調べられます。

難しいのは、所管している役所の側に要望を取り次ぐと、圧力になる可能性が
あることです。そこで、補助内容を詳しく聞いて業者やNPOに伝え、当事者
から直接、申請してもらうことにしています。もちろん、情報提供には一切お
金は受け取りません。

■口利き

以上、紹介してきた通り、私の場合、公的な要望については、かなり厳密なラ
インを引いて対応しています。一方、対民間の要望については、ケース・バイ・
ケースの対応となります。

宮路氏の入試の口利きは、私立大学である帝京大学と受験生という、一応、対
民間の要望ですが、入試という半ば「公的な」ものであるので、抑制すべき問
題だと思います。私は入試の口利きは頼まれたことがありませんが、対応を迷
うことは少なくありません。

例えば、就職の斡旋です。企業の就職を、入試と同じぐらい「公的な」もので
あると解釈すると、就職の斡旋は一切ダメということになります。私の場合、
就職する人を直接知っていて、受け入れる企業にとってもプラスになると判断
できるケースについては、紹介することがあります。

心がけるのは、当事者にプラスにならない斡旋はしないこと、そして、最終的
な判断を当事者に任せることです。企業の取引の紹介、弁護士や病院の紹介、
結婚相手の紹介など、基本的には同じ判断基準を用いています。こちらも、も
ちろん一切お金は受け取りません。

■国会議員の仕事

活動範囲が広がれば広がる程、私的な要望も多くなるのは事実です。その対応
に追われて、国会議員としての仕事が疎かになることは許されません。ここに
ジレンマがあります。

宮路氏の事件を契機に、二年間の活動を振り返って、考え方を整理したいと考
えて書きました。私の場合、秘書も含めて、すべての議員活動は、税金と個人
献金でまかなわれています。その重みを認識して、国会議員としての仕事にで
きる限り集中できる環境を整える努力は重ねていきたいと考えています。是非、
皆さんのご意見を聞かせください。

  細野豪志衆議院議員(30歳) 「細野豪志の国会へ行こう」7/14号よ
り

 ・細野豪志ホームページはこちら
      http://www.goshi.org/

■トピックス

国会では、会期末に向けて、参議院における健保法改正案、郵政関連法案の審
議が大詰めを迎えますが、帝京大入試口利き問題で辞職に追い込まれた宮路副
厚労相らの参考人招致要求を与党が拒否したため厚生労働委員会の審議日程が
宙に浮くなど、まだ波乱含み。一方、17日に今国会3回目の党首討論が行わ
れ、鳩山代表が首相の改革意欲の喪失を厳しく批判した。

 <国会の動き>

  【衆院倫選特】衆院小選挙区5増5減法案が可決(7/17)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020717_02kuwari.html

  【参院倫選特】あっせん利得処罰法の与党改正案を可決(7/17)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020717_02assen.html

  【党首討論】「小泉改革は自民党の枠の中の改革」鳩山代表が指弾(7/17)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020717_01qt.html

  【衆院厚労委】ホームレス自立支援法案、委員長提案扱いで可決(7/17)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020717_04homeless.html

  【衆院財金委】4野党提出のNPO支援税制法案が審議入り(7/17)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020717_03npo.html

  帝京大問題で前副厚労相、同大総長の招致を要求(7/16)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020716_05shouchi.html

  【参院厚労委】健康増進法で参考人質疑(7/16)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020716_01zoushin.html

  【参院厚労委】日本医師会らが健保法改正案に反対表明 (7/16)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020716_02kenpo.html

 <国会外の動き>

  両院議員総会で代表選挙諸規定を了承(7/16)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020716_06giinsoukai.html

 <政策活動>

  【NC】インターネット市民立法の政策提案者と意見交換(7/16)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020716_03koukankai.html

  【NC】銀行株式保有制限法改正案への反対固める (7/16)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020716_04josei.html

■政策リンク

<有明海及び八代海の再生に関する臨時措置法案>(7/16)

有明海及び八代海を豊かな海として再生するための臨時措置として、諫早湾干
拓事業の施行を停止し、有明海・八代海再生調査委員会を設置して有明海及び
八代海の海域の環境並びに当該海域における水産資源に関する総合的な調査を
行なうことなどを定めたものです。

 ・有明海及び八代海の再生に関する臨時措置法案のポイント
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0053.html
 ・有明海及び八代海の再生に関する臨時措置法案
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0055.html
 ・有明海及び八代海の再生に関する臨時措置法案要綱
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/kankyo/BOX_KA0054.html

<あるべき「政と官の関係」を実現するために>(7/9)

「政府と与党の関係」、「政府における政治家と官僚の関係」並びに「政府外の
政治家と官僚の関係」のあり方を見直し、憲法の理念に基づいた「健全な政と
官の関係」を実現するための基本的な改革方針をまとめました。

      http://www.dpj.or.jp/seisaku/gyosei/BOX_GY0042.html

■情報を求む

<政官業癒着政治にSTOPを! 談合・口利き 告発ホットライン>

──あなたの周りに、こんな話はありませんか?

  政治家が指名入札や随意契約で口利きした!
  政治家が発注情報を強引に聞き出そうとした!
  政治家の関連企業が幅をきかせている!
  自分の会社が政治家の食い物にされた!

市場の公正なルールをゆがめ、政治を腐敗させるこれらの行為を根絶するため、
民主党に情報をお寄せください。民主党があなたに代わって、悪徳政治家や談
合業者の不正を摘発し、シャットアウトします。

情報は情報は電子メールでお寄せください。 → dango@dpj.or.jp
(情報提供者の秘密は固く守ります)

■ご協力を!

<アフガン難民等支援募金>

[ネット募金受付サイト]
   http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト)
 *トップページの募金コーナーをご覧下さい。
   http://minshu.e-bokin.org(募金サイト)
   http://minshu.e-bokin.org/i(iモード)

[募金受付口座]
 大和銀行衆議院支店 普通 7815354
 郵便振替 00110-6-65328
 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ)

■催し物情報

<民主党セミナー「恐怖の国民監視国家を許していいんですか?」
 〜8・5住民基本台帳ネット稼働に反対〜>

講 師:マッド・アマノ(パロディー作家)
 ・写真週刊誌「Focus」(現在廃刊)にパロディー「狂告の時代」
      http://webshincho.com/madamano/を20年間連載。
 ・現在月刊「政界」Politico、月刊「サイゾー」などで連載中。
 ・HPアクセス数40万件を超える政治パロディーヒットサイト『間違い
  だらけの政治家選び 週刊蜃気楼』http://www.shinkiro.com/を監修
日 時:7月22日(月) 19:00〜20:30
会 場:北とぴあ901会議室(北区王子1−11)
      JR南北線・王子駅北口1分 5390−1122
参加費:300円
主 催:民主党東京都連第12区総支部(5961−7321)
申 込:下記のホームページより
            http://event2002.tripod.co.jp/

なお、民主党では7月下旬〜8月上旬に、住民基本台帳ネットワークシステム
の稼働に反対する大規模なキャンペーンを予定しています。詳細は後日。

<DPJ外交リーダーズスクール
   〜世界で一番若い国・東ティモール>

長い間にわたった独立運動と国連の協力によって住民投票が行われて独立に成
功した東ティモール。2002年4月14日に行われた大統領選挙を体験して
きた映像作家の渡邉さんとともに、これまでの動きを報告して、皆さんととも
に話し合います。

日 時:7月30日(火) 19:00〜20:30
会 場:民主党本部7F A1会議室(千代田区永田町1−11−1)
ゲスト:岡崎トミ子 参議院議員・東ティモール議連事務局長
    榛葉賀津也 参議院議員
    渡邉 公則 映像作家
日 程:19:00「世界で一番若い国 東ティモールの現状」榛葉賀津也
    19:10「大統領選挙監視ビデオ上映」
          撮影・解説 渡邉公則 (映像作家)
    19:35「東ティモールの問題」
          岡崎トミ子(参議院議員・東ティモール議連事務局長)
    20:00 参加者との意見交換
          みなさんのご意見をお聞きしたり、質問に
          お答えしたりいたします。(〜20:30終了)
申 込:下記のホームページより
            http://clubd.jp/0730/

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