コンテンツを再生/利用するにはプラグインが必要です。

民主党サイトアーカイブ

現在のウェブサイトはこちら
2011年6月22日以前の情報その他で、新サイトに盛り込んでいないデータを掲載しております。
アーカイブTOP > メールマガジン
民主党メールマガジン
DP-MAIL 第63号 2002年7月25日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

 DP-MAILのバックナンバーはこちらから
   http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/

■目次
【友愛こらむ】国民の健康やプライバシーが危ない(鳩山由紀夫代表)
【国会だより】ホームレス自立支援法案衆院通過に思う(鍵田節哉衆議院議員)
【トピックス】与党が健保法改正案等の委員会採決を強行
【政策リンク】介護保険への10の提言
       有事関連3法案をめぐる問題点
【情報を求む】政官業の癒着にSTOP!<談合・口利き>告発ホットライン
【ご協力を!】アフガン難民等支援募金
【催し物情報】リーダーズスクール〜世界で一番若い国・東ティモール

■友愛こらむ

<国民の健康やプライバシーが危ない>

みなさん、こんにちは。

いよいよ国会もあと1週間となりました。本日、参議院の厚生労働委員会で健
康保険法改正案が採決されました。ご承知のとおり、この改正案が成立します
と、サラリーマンの医療費の窓口負担が2割から3割へと5割アップします。

小泉首相は97年に医療費が1割から2割に上がるときの厚生大臣でした。そ
のとき、2000年までに医療制度の抜本改革をするからとの条件付きで医療
費アップが認められたのでした。ところが、医療制度の抜本改革は遅々として
進んでいません。そして今度は、抜本改革をするためには医療費の負担増が必
要なのだという信じられない理屈で、サラリーマンに新たな負担が押し付けら
れようとしています。まさに公約違反を犯しながら、患者や一般の国民にその
ツケを転嫁しているのです。とんでもない話です。

このまま行きますと、この10月から、70歳以上の高齢者の方が窓口で支払
う医療費は、外来で1か月最高3,200円だったものが、最高12,000
円と4倍に跳ね上がります。収入がある程度以上の方ですと、4万円と10倍
以上になるのです。確かに高齢者の方々にはそれなりの蓄えを持っている方も
おられますが、これだけ一挙に医療負担が上がってしまうと、病気になっても
病院に行けない方も出てくるのではないでしょうか。大変に大きな問題が生じ
てくるでしょう。

医療費の問題は、やはり自民党と業界との癒着の問題に帰着します。歯科の重
要性がもっと認識されるべきです。そして、予防医療にもっと力を入れること
によって、医療費総額を抑えることができるのですが、なかなかそこに光が当
てられないのは、自民党が既得権益と密接に結びついているからなのです。民
主党政権になれば、あっという間に医療費を削減することができると確信して
います。

委員会での採決が余りにも強引に行われたので、明日は参議院において採決の
やり直しなど求めていくことになると思います。国会が終盤を迎え、与党の国
会運営が極めて粗っぽくなっています。国民の声を無視した法案の成立には強
く抗議していかなければなりません。

もう一つ、政府が国民の利害を無視して強行しようとしているのが、住民基本
台帳ネットワークシステム(住基ネット)の導入です。

先日、私のところへ、ストーカーの被害に遭った娘さんのお母さんから「個人
の住所などが調べられるようになったらどうしよう」との、悲痛な叫びの電話
がありました。こうした国民の不安に、政府は何一つ答えていません。それど
ころか、小泉首相は「100%間違いがないとは言えないが、支障を来す場合
には措置を講じる」などと暢気に語っています。個人のプライバシーのかけが
えのない重みについて、まったく認識がないと言わざるを得ません。

こうした政府が、個人情報保護の法整備もないままに、全国民の情報の一元管
理を無理矢理進めることはきわめて危険です。私たちは、住基ネット始動の延
期や凍結を求めている地方自治体や個人のみなさんと連帯しながら、8月5日
の“見切り発車”を全力で阻止する決意です。

民主党代表 鳩山由紀夫

■国会だより

<ホームレス自立支援法案衆院通過に思う>(鍵田節哉衆議院議員)

7月17日、衆議院厚生労働委員会においてホームレス自立支援特別措置法が
委員長提案により全会一致で可決され、翌18日本会議を通過しました。

この法案は、大都市を中心に都市公園や河川敷など公共の施設にテント等を仮
設して起居の場所としている人たちが年々増加し、周辺住民とのトラブルが社
会問題になったり、ホームレスが若者からゲーム感覚で攻撃されるような事件
が続発するなどの現状を踏まえ、看過できない人権問題であるとの認識のもと
に、民主党のホームレス問題対策ワーキングチームで検討を重ね、昨年6月に
国会に提出した民主党案がベースとなったものです。

私は議員当選前は労働団体の役員をしておりましたので、大阪のあいりん地区
の日雇い労働者の雇用問題として関心を持って来ました。高度成長期には製造
業をはじめ建設業の日雇い労働者として働いてきた者が、やがて市場から締め
出され、一ヶ月のうちで失業する日数の方が就労日数よりも多くなり、その日
のドヤ代も払えなくなりました。そうした失業者は意に反して地区の公園や道
路端で一晩を過ごすようになり、次第に高齢化してますます仕事もなくなると
いう悪循環に陥っていました。

バブルの崩壊はその悪循環を加速し、あいりん地区は過密化し、やがて青テン
トは市内の公園に広がる様になってきました。平成8年頃の消費税の引き上げ、
医療負担の引き上げ、特別減税の廃止など一連の財政改革によって不況は一層
深刻化し、公共施設で起居する人が更に急増したことも忘れてはならない事実
として指摘しておきたいと思います。

こうした状況を受けて、地方公共団体からの抜本対策をという声が彷彿と涌い
てきましたが、ホームレス問題は厚生省、労働省、建設省など多省庁にまたが
り、多くの支援組織の異なる考え方が錯綜する課題でしたので、積極的に取り
上げようとする人も少なく、私自身もどこから手を付けるか悩んでいました。

幸い人権問題に熱心なわが党の金田議員や石毛議員とも相談の上、党の中にこ
の問題に取り組むワーキングチームを設置して法案作りに取り組むことになり、
私が座長を引き受け、福祉問題に熱心に取り組んでいる山井議員に事務局長を
お願いしました。山井議員は私と共に党内はおろか与野党に働きかけてこの法
案の成立に大きな貢献をしていただきました。また与党の議員の中にも党内に
多くの意見がある中で、わが党案の線に沿った趣旨での取りまとめに尽力いた
だきました。

その結果、全会派の賛同をいただいたわけであり、関係各位には感謝に堪えな
い思いで一杯です。後は参議院での法案の成立と、法案の趣旨に添って充分な
予算が確保され、早期の全国調査を踏まえ適切な施策の運用が行われることに
より、ホームレスのレスが取れる日の一日も早からんことを切に願っている次
第です。

  鍵田節哉衆議院議員(65歳)

 ・鍵田節哉ホームページはこちら
      http://www1.sphere.ne.jp/kagita/

■トピックス

国会では、会期末まで1週間となった25日、参議院厚生労働委員会で与党が
医療改革関連法案の審議を突如打ち切り、採決を強行。民主党をはじめ野党4
党はこの暴挙に抗議し、参議院議長に対して採決の無効を申し立てました。医
療の抜本改革をまたも先送りし、国民への負担ばかりを増やそうとする悪法を
何が何でも通そうとする政府・与党を許すわけにはいきません。

 <国会の動き>

  参院厚生労働委で与党が健保法改正案を強行採決(7/25)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020725_04saiketsu.html

  【参院厚労委】山本議員、厚労白書の問題記述を追及(7/25)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020725_03yamamoto.html

  【参院厚労委】今井議員、医療抜本改革のポイントを提起(7/25)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020725_02imai.html

  【衆院内閣委】個人情報保護法案で参考人質疑(7/24)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020724_01kojin.html

  【参院本会議】5増5減法、郵政関連4法、官製談合防止法が成立(7/24)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020724_02sanpon.html

  「秘書給与流用は明確になった」鳩山代表(7/24)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020724_06hatoyama.html

  【衆院政倫審】永田議員、田中議員の秘書給与流用の証拠示す(7/24)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020724_03nagata.html

  【衆院事態特】伊藤議員、有事関連3法案の問題点に改めて言及(7/24)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020724_04ito.html

  【衆院事態特】前原議員、有事下の日米軍事協力指針の遅れを指摘(7/24)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020724_05maehara.html

  【参院内閣委】戦時性的強制被害者問題法案、審議入り(7/23)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020723_06ianfu.html

  【参院厚労委】帝京大問題で事務長を招致し質疑(7/23)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020723_02teikyo.html

  【参院厚労委】大塚議員、診療報酬引き下げの根拠質す(7/23)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020723_03otsuka.html

  【参院厚労委】谷議員、難病疾患対策を求める(7/23)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020723_04tani.html

  【参院厚労委】内藤議員、医療の質改善へ保険者機能強化を提言(7/23)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020723_05naito.html

  【参院総務委】郵政関連4法案、賛成多数で可決(7/23)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020723_07yuusei.html

  【衆院本会議】食品衛生法改正案などを可決(7/23)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020723_01shokuhin.html

  【衆院決算委】上田議員、異動補償制度の再検討を求める(7/22)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020722_01ueda.html

  【衆院予算委】五十嵐議員、金融アセス法の早期制定求める(7/22)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020722_02igarashi.html

  「景気を冷やすことばかり」羽田特別代表が政府を批判(7/22)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020722_05hata.html

  【衆院予算委】 鈴木宗男議員への偽証告発求める動議を提出(7/22)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020722_04dougi.html

  【衆院予算委】仙谷議員、空虚な首相の経済構造改革を断罪 (7/22)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020722_03sengoku.html

 <国会外の動き>

  健保法改正案廃案求める連合座り込みを菅幹事長が激励(7/25)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020725_01rengo.html

 <政策活動>

  【NC】地方分権政策について集中審議行う(7/23)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020723_09bunken.html

  【NC】科学技術政策の基本内容を了承(7/23)
      http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020723_08kagaku.html

■政策リンク

<介護保険への10の提言>(7/18)

介護保険スタートから2年経過した現在、来年4月の介護報酬改定に向けての
議論や、第二期の介護保険事業計画(2003年度から5年間)の策定が進め
られています。民主党では、政府審議会の議論もふまえて課題を整理し、論点
を絞り込んで「10の提言」を新たにまとめました。

 ・「介護保険への10の提言」について(骨子)
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0065.html
 ・「介護保険への10の提言」(全文)
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0064.html

<有事関連3法案をめぐる問題点>(7/18)

政府に有事関連法案の出し直しを求めるにあたって、今国会での議論を総括し、
政府の姿勢・考え方の問題点を整理しました。

      http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/BOX_GK0079.html

■情報を求む

<政官業癒着政治にSTOPを! 談合・口利き 告発ホットライン>

──あなたの周りに、こんな話はありませんか?

  政治家が指名入札や随意契約で口利きした!
  政治家が発注情報を強引に聞き出そうとした!
  政治家の関連企業が幅をきかせている!
  自分の会社が政治家の食い物にされた!

市場の公正なルールをゆがめ、政治を腐敗させるこれらの行為を根絶するため、
民主党に情報をお寄せください。民主党があなたに代わって、悪徳政治家や談
合業者の不正を摘発し、シャットアウトします。

情報は情報は電子メールでお寄せください。 → dango@dpj.or.jp
(情報提供者の秘密は固く守ります)

■ご協力を!

<アフガン難民等支援募金>

[ネット募金受付サイト]
   http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト)
 *トップページの募金コーナーをご覧下さい。
   http://minshu.e-bokin.org(募金サイト)
   http://minshu.e-bokin.org/i(iモード)

[募金受付口座]
 大和銀行衆議院支店 普通 7815354
 郵便振替 00110-6-65328
 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ)

■催し物情報

<DPJ外交リーダーズスクール
   〜世界で一番若い国・東ティモール>

長い間にわたった独立運動と国連の協力によって住民投票が行われて独立に成
功した東ティモール。2002年4月14日に行われた大統領選挙を体験して
きた映像作家の渡邉さんとともに、これまでの動きを報告して、皆さんととも
に話し合います。

日 時:7月30日(火) 19:00〜20:30
会 場:民主党本部7F A1会議室(千代田区永田町1−11−1)
ゲスト:岡崎トミ子 参議院議員・東ティモール議連事務局長
    榛葉賀津也 参議院議員
    渡邉 公則 映像作家
日 程:19:00「世界で一番若い国 東ティモールの現状」榛葉賀津也
    19:10「大統領選挙監視ビデオ上映」
          撮影・解説 渡邉公則 (映像作家)
    19:35「東ティモールの問題」
          岡崎トミ子(参議院議員・東ティモール議連事務局長)
    20:00 参加者との意見交換
          みなさんのご意見をお聞きしたり、質問に
          お答えしたりいたします。(〜20:30終了)
申 込:下記のホームページより
            http://clubd.jp/0730/

■このメールマガジンについて
  ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」
  ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会
   〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1
  ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って
   読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。
  ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。
  ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ
   ージで手続きしてください。
         http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html
  ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。
   Copyright(C)2002 民主党

■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。