民主党メールマガジン DP-MAIL 第64号 2002年8月1日 編集・発行/民主党広報・宣伝委員会 DP-MAILのバックナンバーはこちらから http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/ ----------------------------------------------------------------------- 2002年9月民主党代表選挙 〜 あなたの一票で、次の首相候補を選ぼう! サポーターネット登録はこちら http://www.dpj.or.jp/daihyosen/ ----------------------------------------------------------------------- ■目次 【友愛こらむ】通常国会の総括に代えて(鳩山由紀夫代表) 【国会だより】中央集権的ネットワークへの反乱(細野豪志衆議院議員) 【トピックス】第154回通常国会が閉会 【政策リンク】長期休暇制度創設法案 【情報を求む】政官業の癒着にSTOP!<談合・口利き>告発ホットライン 【ご協力を!】アフガン難民等支援募金 ■友愛こらむ <通常国会の総括に代えて> みなさん、こんにちは。大変に暑い日が続いていますが、夏バテなどされてい ないでしょうか? 192日間に及んだ第154回通常国会が幕を閉じました。残念ながら、前代 未聞のひどい国会だったと言わざるを得ません。 公共工事をめぐる口利き、秘書給与流用など、政治とカネをめぐる不祥事が噴 出し、3人の国会議員が辞職、1人が逮捕されました。参議院議長、厚生労働 副大臣、衆議院議院運営委員長などの要職についていた議員が疑惑によって 次々と辞任しました。私たちは、とくに自民党の政治腐敗の底深さにあきれな がらも、国民のみなさんの政治不信がエスカレートしていくのを少しでも押し とどめたいという思いで、問題の事実関係、責任の所在、再発防止の手だてな どを徹底的に議論してきました。 ところが、こうした異常事態を前にして、まさに自民党総裁でもある小泉首相 は「本人の問題だから」などと他人事の態度を決め込むばかりで、問題の打開 に向けて何一つリーダーシップを発揮しようとはしませんでした。そして、あ っせん利得処罰法の強化をめぐっては、野党案を拒否して抜け穴だらけの法案 を成立させ、首相自らが提案していた公共事業受注企業の献金禁止も結局やめ てしまいました。小泉首相が、今日の政治腐敗の根源である自民党政治の政官 業癒着構造に対して、指一本触れられないことがはっきりしました。 こうした問題にきっぱりけじめをつけ、深刻な経済状況の打開へ適切な方策を 打ち出すことこそ今国会に課せられた最重要課題でした。首相は「景気は底を 打った」などと言っていますが、東証平均株価は連日の一万円割れ、企業倒産 も高止まりしたままで、30日発表の完全失業者数は368万人と15カ月連 続で増加しています。また、経済的な問題で自殺する人が、昨年は7千人近く にも上ったそうです。毎日20人もの人が生活苦などで死を選ばねばならない というのは、まさに緊急事態です。 にもかかわらず、首相がやったことは、改革のためと称してさらなる「痛み」 を国民に負わせることだけではなかったでしょうか。たとえば、与党3党が強 行採決した改正健康保険法では、サラリーマンの窓口負担が50%アップ、7 0歳以上のお年寄りに至っては4倍から10倍もの医療費負担増を強いられる のです。 しかも、こうした経済対策の欠落の他方で政府・与党は、国民の権利と自由の 保護を無視した有事関連法案や政治家の疑惑隠しのための個人情報保護法案な ど、国民の生活苦とは直接関係のない悪法ばかりを、ゴリ押ししてきました。 まさに、国民の苦境に背を向ける小泉内閣の本性が、今国会で一点の曇りもな くさらけ出されたと言っていいでしょう。 もはや小泉内閣に何も期待できないことは明白です。国民のための政治へと大 きく舵を切るために、一刻も早く政権交代を実現しなければなりません。私た ちは、10月に予定されている衆参両院の補欠選挙で与党に圧勝し、解散・総 選挙に追い込んで、民主党中心の政権をうち立てる決意です。 それに向けて党の盤石の体制を築くため、9月に民主党代表選挙を行います。 代表選挙ホームページから民主党サポーターにご登録いただけば(1000円 の登録料が必要です)、投票にも参加していただけます。ぜひこの機に民主党 の仲間に加わっていただき、ともに新しい政治を築いていこうではありません か。 民主党代表 鳩山由紀夫 ■国会だより <中央集権的ネットワークへの反乱>(細野豪志衆議院議員) ■住基ネットからの離脱 人口約7000人の福島県矢祭町が投じた一石が全国に波紋を呼んでいます。 8月5日の稼動を目の前に控え、住民基本台帳ネットワークからの離脱を宣言 したのです。 続いて、25日には東京都国分寺市が実質的な離脱を宣言しました。24の自 治体、70の議会が稼動の延長を求める要望書をすでに出していますので、8 月5日を前に、離脱宣言を行う自治体が増える可能性が高くなっています。住 基ネットに異議を唱えてきた杉並区の山田区長、横浜市の中田市長が離脱を宣 言すれば、全国ネットは破綻します。 ■住民のメリット・デメリット 地方自治体の中から反対の声があがる最大の原因は、住基ネットのメリットが ほとんどないことです。「住民票を居住地以外でも取れる」「住民票の移転手続 が一度で済む」これらが、住民からどれほど大きなメリットと認識されるでし ょうか。 総務省は、その他の行政上の許認可手続きが簡素化するとして、将来的なメリ ットを強調しています。しかし、住基ネットの利用範囲が広がれば広がるほど、 センシティブな個人情報の流出の危険性は高まります。 片山総務大臣は、離脱は義務違反であると脅しをかけていますが、住民と直接 接する地方自治体は、住基ネットの問題点にすでに気がついています。 ■官僚的・中央集権的な発想 住基ネットの最大のメリットは、住民の利便性ではなく、行政上の管理がしや すくなるということにあります。中央省庁にとっては、許認可手続きの緩和、 徴税コストの削減などが見込まれます。まさに官僚的な発想の産物です。 個人情報は、「個人の人格」そのものであり、「21世紀の産業の米」です。地 方分権の進展により、中央省庁の力の衰えは必然になりつつあるのですが、個 人情報を一元的に握ることで、予算と許認可権を失っても中央省庁の力が極大 化する可能性があります。個人情報保護法も住基ネットも、根底にはこの中央 集権的な発想があります。 ■地方の時代 住民の立場にたって、住基ネットに異議を唱えている市町村長は、いずれも官 僚出身ではない「政治家」ばかりです。官僚出身の市町村長は、多くの場合、 交付金の削減などの報復を恐れて、異議を唱えることが出来ていません。20 01年には、各地の知事選で下馬評を覆して、政治家知事が誕生しました。そ の流れは、長野県のような不幸な状況も生み出しましたが、各地の市長選挙に 飛び火し、横浜市の中田市長を誕生させました。このことが、従来は考えられ なかった地方の反乱を生んでいます。総務省は頭を抱えています。 小泉総理は改革を訴えていますが、最も重要な地方分権は進展していません。 予算の配分権を力の源泉として君臨する国会議員と中央官僚。中央からの予算 に依存し、独自性を発揮できない市町村。そして、もたれあいの中ではびこる 利権政治。国会議員として二年間努力してきましたが、この国の硬直化した政 治は、地方からの地殻変動がなければ変わらないと感じています。 細野豪志衆議院議員(30歳) 「国会へ行こう#79」より ・細野豪志ホームページはこちら http://goshi.org/ ■トピックス 第154回通常国会は、7月31日、192日間の会期を終了しました。民主 党は、経済無策と政治腐敗への無対応によって小泉内閣の本性が明らかになっ たと総括。政権交代実現に向け、10月の衆参両院補欠選挙で圧勝し解散・総 選挙に持ち込むために全力を傾注する方針です。また、9月23日に投票が行 われる民主党代表選挙に向け、8月1日から民主党サポーターのネット登録が 始まりました(31日まで)。 <国会の動き> 通常国会を終えて(国会閉会談話)(7/31) http://www.dpj.or.jp/seisaku/unei/BOX_UN0090.html 「野党第一党の責務を果たした」両院議員総会で確認(7/31) http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020731_02giinsoukai.html 【参院本会議】民主党の提案実り、ホームレス自立支援法成立(7/31) http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020731_00homeless.html 「総理の経済無策・政治腐敗無対応は極まった」鳩山代表(7/31) http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020731_03hato.html 【参院本会議】野党の議長不信任、首相問責決議案を否決(7/31) http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020731_01sanhon.html 【衆院本会議】野党4党提出の小泉内閣不信任案を否決(7/30) http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020730_01hiketsu.html 野党4党首、小泉内閣不信任案提出で合意(7/29) http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020729_01yatou.html 「民主党主軸政権実現のリアリティ示す時」鳩山代表(7/27) http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020727_02hato.html 健保法改正案など野党欠席のまま参院本会議で可決・成立(7/26) http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020726_03sanpon.html <国会外の動き> 「10月補選から総選挙勝利へ」鳩山代表らが街頭で訴え(7/31) http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020731_04gaitou.html 【衆院補欠選】山形4区、大阪10区の公認決定(7/30) http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020730_00hosen.html 党憲法調査会、2年半余の議論を集約した報告を了承(7/29) http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020729_02kenpou.html 地方自治体議員フォーラム全国研修会開く(7/27) http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020727_01.html 女性議員ネットワーク会議を開催(7/26) http://www.dpj.or.jp/news/200207/20020726_04women.html ■政策リンク <長期休暇制度創設法案>(7/26) ゆとりある国民生活を実現するとともに、ワークシェアリング導入の促進や消 費拡大による経済効果をももたらすものとして、長期休暇制度創設法案を作成 しました。 ・「長期休暇制度創設法案」について http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0069.html ・ゆとりのある生活の実現に資するための長期休暇制度の創設及び年次有給 休暇の取得の促進に関する法律案骨子 http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0066.html ・ゆとりのある生活の実現に資するための長期休暇制度の創設及び年次有給 休暇の取得の促進に関する法律案要綱 http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0067.html ・ゆとりのある生活の実現に資するための長期休暇制度の創設及び年次有給 休暇の取得の促進に関する法律案 http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0068.html ■情報を求む <政官業癒着政治にSTOPを! 談合・口利き 告発ホットライン> ──あなたの周りに、こんな話はありませんか? 政治家が指名入札や随意契約で口利きした! 政治家が発注情報を強引に聞き出そうとした! 政治家の関連企業が幅をきかせている! 自分の会社が政治家の食い物にされた! 市場の公正なルールをゆがめ、政治を腐敗させるこれらの行為を根絶するため、 民主党に情報をお寄せください。民主党があなたに代わって、悪徳政治家や談 合業者の不正を摘発し、シャットアウトします。 情報は情報は電子メールでお寄せください。 → dango@dpj.or.jp (情報提供者の秘密は固く守ります) ■ご協力を! <アフガン難民等支援募金> [ネット募金受付サイト] http://www.dpj.or.jp/ (民主党Webサイト) *トップページの募金コーナーをご覧下さい。 http://minshu.e-bokin.org(募金サイト) http://minshu.e-bokin.org/i(iモード) [募金受付口座] 大和銀行衆議院支店 普通 7815354 郵便振替 00110-6-65328 いずれも 口座名 民主党募金口座(みんしゅとうぼきんこうざ) ■このメールマガジンについて ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。 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