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民主党メールマガジン
DP-MAIL 第68号 2002年10月17日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

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   http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/

■目次
【乾坤一擲】中小企業を元気にする経済対策を(鳩山由紀夫代表)
【トピック】統一補選スタート 大島農相秘書官に口利き疑惑
【重要見解】拉致被害者5名の一時帰国について 他
【役員紹介】主な新役員の抱負と決意(2)
【お知らせ】政治資金収支の概要を公開

■乾坤一擲(けんこんいってき:鳩山由紀夫代表のコラムです)

<中小企業を元気にする経済対策を>

みなさん、こんにちは。

15日から衆議院の補欠選挙が始まり、参議院と合わせて7つの選挙がいよい
よ本格的に動き始めました。民主党は4つの選挙区で公認候補者を、3つの選
挙区で推薦候補者を立て、すべての選挙区で勝利を掴むべく、全党を挙げて戦
いを繰り広げています。

大変に有り難いことに、自由党には全ての選挙区で強力に応援していただいて
います。一昨日は小沢一郎党首が大阪10区の民主党公認の江村候補の出陣式
にお出でくださり、昨日はまた神奈川8区の民主党公認の折田候補の支援に街
頭演説をしていただきました。小沢党首としては、他党の公認候補の応援をす
ることは初めてのこととおっしゃっていましたが、「自民党の政官業の癒着政
治を倒すためには、どの党なんて言っていられないんだ」との言葉に、頭が下
がります。社民党にも、県連推薦を含め、4つの選挙で協力をしていただくこ
とになりました。自由党、社民党のみなさんに心から感謝申し上げます。

昨日私は松原仁議員の引率をいただき、品川区内の中小と言うより零細という
べき6社の企業を視察しました。プラスティックの成型加工、自動車部品、精
密機械部品、金型などを作っている、従業員数一人か二人の会社です。みなさ
ん共通して、今年に入って受注が激しく減っているとのことでした。「中国に
コスト競争で負けた」という企業もありましたが、すべてに共通しているのは
「親会社からのオーダーが減った」ことでした。景気が低迷していることが最
大の原因です。涙を浮かべて説明してくださったオーナーもいました。日本経
済を牽引してきたのは、紛れもなく中小企業の努力でありましたが、彼らが今
一番苦しんでいるのです。

日本経済を再生させるためには、マクロ的には不良債権の処理が不可欠ですが、
その手法を間違えると、中小企業への貸し渋りや貸しはがしを助長してしまい
かねません。民主党がかねてから主張している「金融再生ファイナルプラン」
を実施しつつ、中小企業に対しては温かな対策が求められています。すなわち、
融資を受ければしっかりと再生できる中小企業に対しては、地域で頑張ってい
る金融機関の自己資本比率をさらに柔軟に考えて、それらの中小企業が融資を
受けやすくする環境を整備する必要があります。また、倒産すると身ぐるみ剥
がされる今の法律を改めて、無限の個人保証ではなく、個人の家など生活環境
は守られるようにすべきです。銀行が貸しはがしを行なっている現状では、政
府系金融機関の役割も重要です。為替レートも大いに議論する必要があります。

こういった中小企業の苦しみをよそに、小泉首相は「失業率5%はサミット諸
国の中では低い方だ」とまったく意に介しません。そもそも、政府、与党、日
銀が不良債権の処理の方法や、ペイオフなどについて、経済政策がバラバラで
収拾がつかない状態です。こんな状態では経済が良くなるはずはありません。
小泉首相は経済失政を覆い隠そうとしているように思えてなりません。

このたび、北朝鮮に拉致されていた5名の方々が一時帰国されました。そのこ
と自体は喜ばしいことです。それにしても、異国の地に拉致され、24年間も
居られた5名の方々のことを思うと、胸が締め付けられます。北朝鮮政府の行
為に対して、強い憤りを禁じ得ません。北朝鮮政府が拉致問題の真相解明に努
力し、責任者を処罰し、北朝鮮国民に対しても拉致の事実をしっかりと説明す
ることを求めます。

5名の生存者の日本への一時帰国が衆議院の補欠選挙のスタートに重なり、彼
らの離日の日がその投票日と重なっていることを、単なる偶然と考えることは
余りにもお人好しでしょう。どうして拉致被害者の問題まで政治的に利用する
のでしょうか。このような態度こそ拉致された方々に失礼です。私はこういう
小泉流パフォーマンスこそ日本を悪くしてきたと思うのです。それだけに、7
つの補欠選挙はどうしても勝たなくてはなりません。拉致事件関係者のために
も!

民主党代表 鳩山由紀夫

  統一補欠選挙公認・推薦候補者紹介
      http://www.dpj.or.jp/0210hosen/

■トピック

10日に2つの参議院補欠選挙が、15日に5つの衆議院補欠選挙が告示され、
いよいよ「ミニ総選挙」と言われる統一補選が火ぶたを切りました。民主党は
4名の公認候補と3名の推薦候補を擁立し、自由党、社民党とも協力しながら、
全勝目指して取り組んでいます。「政治とカネ」の問題から始まった今回の統
一補選の最中、今度は就任したばかりの大島理森農相をめぐる口利き疑惑が表
面化。底知れぬ政治腐敗に、断を下さねばなりません。

<テキスト>

 ●統一補選

  【統一補選】大阪10区で中野幹事長らが応援演説(10/15)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021015_05osaka.html

  鳩山・小沢会談 ミニ総選挙完勝への協力体制で合意(10/15)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021015_04toushu.html

  【統一補選】海江田政調会長、山形4区で応援演説(10/15)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021015_03kaieda.html

  【統一補選】羽田特別代表らが神奈川8区で激励(10/15)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021015_02kanagawa.html

  【統一補選】「日本再生の旗掲げ堂々と」鳩山代表が福岡6区遊説(10/15)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021015_01hato.html

  【統一補選】山形4区 斎藤予定候補に支援広がる(10/12)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021012_01saito.html

 ●国会関連など

  「大島農相は説明責任を果たすべき」佐藤国対委員長(10/17)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021017_01sato.html

  「経済有事国会で政府の無策を徹底追及する」鳩山代表(10/16)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021016_02hato.html

  鳩山代表、都内の中小企業の実情を視察(10/16)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021016_03shisatsu.html

  「18日からの臨時国会で攻勢強める」中野幹事長(10/11)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021011_01nakano.html

<ビデオ>

 ●鳩山由紀夫代表 定例記者会見(10/16)
   200k
       http://asx.pod.tv/dpj/free/2002/20021016hatokaiken_v200.asx
   56k
       http://asx.pod.tv/dpj/free/2002/20021016hatokaiken_v56.asx

 ●中野寛成幹事長 定例記者会見(10/11)
   200k
       http://asx.pod.tv/dpj/free/2002/20021011nakanokaiken_v200.asx
   56k
       http://asx.pod.tv/dpj/free/2002/20021011nakanokaiken_v56.asx

■重要見解

 ・拉致被害者5名の一時帰国について(談話、10/15)
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/unei/BOX_UN0101.html

 ・対イラク武力行使を容認する米国連邦議会の決議について(談話、10/11)
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/BOX_GK0088.html

■民主党新役員紹介(第2回)

政策調査会長 海江田万里 (衆議院/東京都1区/3期)
日本経済の再生を第一の目標に定め、全力で行動します。鳩山代表のもと、挙
党体制で、政権交代をめざします。

国会対策委員長 佐藤敬夫 (衆議院/東北比例[秋田県1区]/5期)
過去3回、国対委員長代理として3人の国対委員長と共に働いた経験を生かし、
議員各位の協力を得ながら全力を尽くして職務にあたる決意です。

選挙対策委員長 赤松広隆 (衆議院/愛知県5区/4期)
身の引き締まる思いです。補欠選挙、統一地方選挙、政権交代をかけた解散・
総選挙に向けた体制づくりなど、課題は山積です。皆さんの協力をよろしくお
願いします。

組織委員長 川端達夫 (衆議院/滋賀県1区/5期)
強く、たくましい党にするためには足腰の強化から。全力で頑張ります。

国民運動委員長 野田佳彦 (衆議院/千葉県4区/2期)
七大補選の候補者はもちろん、次期衆院選に挑む公認候補予定者を元気づけ勇
気づけるエネルギッシュな運動を展開したい。  

広報・宣伝委員長 平野博文 (衆議院/大阪府11区/2期)
国民の皆さんと私たちの思いが一つになるように、分かりやすく身近な民主党
を目指して、広報・宣伝の再構築に取組みます。

男女共同参画委員長 鎌田さゆり (衆議院/宮城県2区/1期)
「男女共同参画政策は民主党が一番!!」女性候補必勝に向けて、元気にパワ
フルに全国へ発信します。

■お知らせ

<政治資金収支の概要を公開しています>

政党・政治団体の政治資金「収支報告書」と政党交付金「使途等報告書」が、
9月13日、総務省により公表されました。同日付の官報に要旨が掲載される
とともに、両報告書が閲覧に供されています。

民主党はこれと同時に、政治資金収支の概要をホームページで公開します。で
きるだけ一般の方にもご理解いただきやすいように、両報告書の内容を総合し
て、項目・科目別の収支と、そのうち政党交付金にかかわる部分とを、あわせ
て示しています。

公開の仕方については、みなさんのご意見をいただきながら、引き続き検討・
改善していきます。

  民主党 平成13年分 政治資金収支の概要
      http://www.dpj.or.jp/fund/index.html

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