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民主党メールマガジン
DP-MAIL 第69号 2002年10月24日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

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   http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/

■目次
【乾坤一擲】政府の経済無策に「NO!」の意志表示を(鳩山由紀夫代表)
【国会便り】薬害C型肝炎訴訟の提訴について(家西悟衆院議員)
【トピック】代表質問で小泉内閣の経済無策など追及 統一補選あと3日
【重要見解】第155臨時国会代表質問 他

■乾坤一擲(けんこんいってき/鳩山由紀夫代表コラム)

<政府の経済無策に「NO!」の意志表示を>

みなさん こんにちは。

日本の明日を占う統一補欠選挙もあと3日となりました。しかし、日本の「明
日を占う」にもかかわらず、有権者の関心は今一つ薄いようです。全国で「こ
の不景気はどうなってるんだ。政治がしっかりしろ」と思っている方々は沢山
おられます。ところが、政治を変えることができるのは、千葉、鳥取の参議院
選挙区、山形、神奈川、新潟、大阪、福岡の衆議院選挙区の7ヶ所にお住まい
の方々で、他の地域に住んでいる方々には手出しができません。それだけに、
7ヶ所の有権者のみなさんには、全国の代表だとの認識をもっていただき、必
ず投票していただくよう、心からお願いいたします。

この補欠選挙の争点は「不況」と「腐敗」です。もし、あなたがこの「不況」
を何とかして欲しいと思っておられるなら、小泉内閣の経済政策に「ノー」を
突きつけていただかねば困ります。「景気」は良くして欲しい、でも自民党候
補を応援する、では論理矛盾です。自民党候補を応援するのでしたら、今後さ
らに景気が悪化しても、あなたがその道を選んだのですから文句を言ってはい
けないということです。「腐敗」も同じです。自民党の中央集権政治の手法が
数々の「腐敗」を生み出してきたのですから、たとえ自民党候補がまだクリー
ンであったとしても、自民党候補を応援することは自民党に力を与えることで
すので、即ち「腐敗」政治を認めることになります。「不況」と「腐敗」を一
掃するために、民主党の候補者に力を与えてください。

政府の経済政策が相変らずもたついています。竹中金融・経済財政担当大臣が
遅ればせながら不良債権の処理に関する中間報告を発表しようとしたところ、
自民党の反発によって出せなくなりました。この竹中案は4年前に民主党が提
出したものと似ていますが、一点について大きく異なっています。それは、民
主党の提案は大手銀行の経営責任を厳しく問いながら、必要に応じて公的資金
の投入をすることを認めるものですが、竹中案では銀行の責任は問わないこと
になっています。銀行に国民の税金を投入するという措置までとるのでしたら、
当然に銀行の責任は問われるべきでしょう。政府案にはそれがないのです。な
ぜでしょうか。それは、政府自民党が銀行界に世話になっているからです。即
ち、政官業の癒着です。これでは結局、不良債権の処理も中途半端になるだけ
です。

問題は、そのような中途半端な中間報告を出して、しかも自民党の反対にあっ
て、それすら発表することができなかった政府の責任です。民主党を始め野党
は、不用意な発言で株価を大きく下落させ、また今回の混乱を引き起こした竹
中大臣に対して、問責決議案を予算委員会に提出しました。あれだけ竹中大臣
を責め立てた自民党を始めとする与党がどのような行動にでるか、注目してい
ます。政策転換を強く迫った青木氏や堀内氏が私どもに同調するのか否か、興
味のあるところです。
 
しかし、本来もっと重い責任があるのは、言うまでもなく小泉首相です。首相
の腰が定まらず、右に左に大きくぶれていることが混乱の原因なのです。もと
もと柳沢前金融担当大臣を重用し、不良債権の処理に消極的だったのは小泉首
相自身です。その柳沢前大臣を更迭し、今度は竹中大臣に乗り換えたように見
えますが、政策転換したとは言いません。過去を総括しようとしないので、経
済政策が変わったのか否か、分からないのです。そこに、今回の騒動です。自
民党の総反撃にあって、竹中大臣がまた政策の妥協を図ることになるのでしょ
う。

そして結局のところ、妥協によって打ち出された政策は何の効果もないものに
なる可能性が大きいと言わざるをえません。これ以上経済無策が続けば、ます
ます株価は下落するでしょう。セーフティネットや経済再生策が伴わなければ、
中小企業の倒産はさらに加速してしまうでしょう。今こそ小泉首相の無為無策、
否、有害無益な政策運営に「NO」を突きつけなければなりません。そのメッ
セージを示すのが、今回の7つの補欠選挙なのです。そのために、補欠選挙で
はぜひ民主党に力を貸してください。

民主党代表 鳩山由紀夫

  統一補欠選挙公認・推薦候補者紹介
      http://www.dpj.or.jp/0210hosen/

■国会便り

<薬害C型肝炎訴訟の提訴について>(家西悟衆院議員)

本日(2002年10月21日)「薬害肝炎訴訟」が、16名の感染被害者に
より東京・大阪それぞれの地方裁判所に提訴されました。患者・家族の皆様の
悲痛な思いを察するときに、私は、胸が締め付けられる苦しさを感じておりま
す。

ご覧になった方も多いかと思いますが、10月16日午後7時より「C型肝炎
スペシャル」(フジテレビ系)が放映されました。その内容は、「薬害エイズ」
の被告企業でもある旧ミドリ十字社が販売していた血液製剤・フィブリノゲン
により、C型肝炎の感染被害が拡がったことを、科学的にほぼ証明できたとい
うものでした。

フィブリノゲンは、出産時や交通事故などの止血剤として使用されており、そ
の原料は、アメリカからの売血(刑務所や売血所)に依存していました。そこ
には当然、麻薬常習者などのハイリスクな人の血液が多く含まれており、その
危険性はアメリカFDAからも早期に指摘されているものでした。にもかかわ
らず、旧ミドリ十字社はこの危険な血液製剤を供給し続けてきました。そして
同時に、厚生省(当時)もこうした危険な事実を認識しながら放置し続けてき
たのです。

私は国会議員に当選して以来、「肝炎感染問題」を院内外で訴え続けてまいり
ました。そして、今ようやく6年の月日を経て、この問題を多くの人に知って
いただけるようになりました。長年の地道な主張が実を結びつつあることを喜
びつつも、私は、今回の報道番組を見て、あらためて旧ミドリ十字社の企業倫
理の無さと旧厚生省の怠慢な行政を強く感じました。あわせて、開かれた扉か
ら出てきた事実をまず解明し、その対策を講じ、そして最終的には企業や行政
の責任の追及をしていかなければならないと考えております。

薬害「C型肝炎」問題は、「薬害エイズ」とまったく同じ構造の事件であり、
当時から指摘されていた政・官・業の癒着構造が問われている問題であると考
えます。決して見過ごされてはなりませんし、多くのマスコミや国民の監視が
なお一層必要となるでありましょう。そしてそのことは、裁判により司法の手
でも明らかになることを期待せざるを得ません。

言うまでもなくC型肝炎は、肝硬変へと進行し、さらには肝臓癌へと移ってい
き、年間3万人もの尊い生命が失われているのが実態です。この提訴を機に、
実態解明がより一層進められ、社会的正義がはかられ、公正な社会に生まれ変
われるよう、期待してやみません。

皆様方のご理解とご協力を心よりお願い申し上げますとともに、原告各位のご
健闘を心よりお祈り申し上げます。

  家西悟衆議院議員(42歳)
      http://www.ienishi.gr.jp/

■トピック

臨時国会は、21日から小泉首相の所信表明演説に対する代表質問が行われ、
衆院では鳩山代表と中野幹事長が、参院では千葉議員と朝日議員が、それぞれ
政府の経済無策や日朝交渉問題、さらに大島農水相前秘書官の口利き疑惑など
について厳しく追及しました。また、統一補欠選挙は27日の投票まであと3
日。民主党が公認・推薦する候補も最後の追い込みに懸命です。

<テキスト>

 ●国会の動き

  【衆院本会議】4野党共同で竹中大臣問責決議案を提出(10/24)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021024_05monseki.html

  【衆院予算委】原口議員、口利き疑惑の調査結果を批判(10/24)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021024_04haraguchi.html

  【衆院予算委】「中小向け金融をしっかり守れ」五十嵐議員(10/24)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021024_03igarashi.html

  【衆院予算委】海江田議員、政府の「加速」路線のずさんさ批判(10/24)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021024_02kaieda.html

  【参院本会議】「安心できる社会保障を」朝日議員が代表質問(10/23)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021023_03asahi.html

  【参院本会議】「国民不在の改革は無用」千葉議員が代表質問(10/22)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021022_02chiba.html

  【衆院本会議】「小泉内閣は国民を救えない」中野幹事長が代表質問(10/21)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021021_04nakano.html

  【衆院本会議】「小泉不況に今こそNOを」鳩山代表が代表質問(10/21)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021021_03hato.html

 ●統一補選

  菅議員ら、千葉の「女は怒っているゾ集会」で訴え(10/20)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021020_02chiba.html

  神奈川8区主要駅頭で連続演説会(10/20)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021020_03kanagawa.html

  鳩山代表、野党3党首で新潟補選勝利訴える(10/20)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021020_01niigata.html

  女性議員らが横浜でキャンペーン行動(10/19)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021019_01josei.html

 ●幹部会見

  「予算委の争点は北朝鮮核開発と日朝交渉問題」岡田幹事長代理(10/22)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021022_03okada.html

  「小泉首相の答弁はあまりに不誠実だった」佐藤国対委員長(10/22)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021022_01sato.html

  「小泉政権には経済政策がない」羽田孜特別代表(10/21)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021021_02hata.html

  「安倍副長官の『間抜け』発言は断じて許さない」佐藤国対委員長(10/21)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021021_01sato.html

 ●その他

  チュニジア政府系新聞幹部が党本部を訪問(10/24)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021024_01tunisia.html

  鳩山代表、ブレア首相政策アドバイザーと会談(10/21)
      http://www.dpj.or.jp/news/200210/20021021_05adviser.html

<ビデオ>

 ●中野寛成幹事長 定例記者会見(10/18)
   200k
   http://asx.pod.tv/dpj/free/2002/20021018nakanokaiken_v200.asx
   56k
   http://asx.pod.tv/dpj/free/2002/20021018nakanokaiken_v56.asx

■重要見解

 ・第155臨時国会代表質問/朝日俊弘(10/23)
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/sogo/BOX_SG0051.html

 ・第155臨時国会代表質問/千葉景子(10/22)
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/sogo/BOX_SG0050.html

 ・第155臨時国会代表質問/中野寛成(10/21)
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/sogo/BOX_SG0048.html

 ・第155臨時国会代表質問/鳩山由紀夫(10/21)
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/sogo/BOX_SG0049.html

 ・北朝鮮による核開発事実の米国政府発表をうけて(談話、10/17)
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/BOX_GK0089.html

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