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民主党メールマガジン
DP-MAIL 第71号 2002年11月7日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

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■目次
【乾坤一擲】経済再生へ──私ならこうする(鳩山由紀夫代表)
【国会便り】私は理不尽な天下りと闘う(安住淳衆院議員)
【トピック】日朝交渉問題、デフレ対策などで本格論戦始まる
【重要見解】日朝国交正常化交渉の再開を受けて
【政策情報】学校施設の耐震改修対策
【お知らせ】民主党国会レポート2002がオープン

■乾坤一擲(けんこんいってき/鳩山由紀夫代表コラム)

<経済再生へ──私ならこうする>

みなさん、こんにちは。

石井紘基衆議院議員のお別れ会が本日夕刻にキャピタル東急ホテルで行なわれ
ました。石井家、石井紘基後援会、民主党、そして民主党東京都連の共催の形
でした。まず、石井代議士の活躍する場面が映像で紹介され、続いて綿貫民輔
衆議院議長より弔詞が贈呈されました。主催者を代表して故石井代議士夫人と
私が挨拶をいたしました。またゲストとして、石井さんの政治姿勢を高く評価
してくださっていた猪瀬直樹さん始め5名の方が心温まるご挨拶をされました。

党を超えて多くのご来場をいただきましたが、ご来会されたすべての方々が、
正義のために闘い続けた石井議員を失った悲しみと、彼の命を奪った暴力に対
する憎しみを新たにしました。後援会長の「無念」との言葉が短くも全てを表
しているように思いました。

先週も書きましたが、政府が発表した「総合デフレ対策」は、案の定、極めて
評判が芳しくありません。普通このような「対策」が報道されると、一時的に
せよ株価が上がるものですが、今回はそのような市場の期待感もありませんで
した。不良債権処理については、竹中案が銀行と自民党の圧力によって後退し、
メッセージ性がなくなりました。出した金融庁ですら、責任が持てない内容の
ようです。デフレ対策に至っては、予算措置もなく、税制改革も項目だけで、
具体的な内容がまるでありません。まさに竹中さんが大学の講義ノートを発表
したようなものであり、これでは国民が可哀想です。

昨日の党首討論で私は、それを指摘した後、私が政権を握っているならば早急
に打つであろう経済対策として3点を取り上げ、小泉首相の見解を求めました。
それぞれの具体的な質問に対して、総理は方向性は認めながらも、何一つ「や
る」とは答えませんでした。総理の態度は相変らずです。

1つは、家計の消費を刺激する政策として、「住宅ローン、教育ローン利子減
税」を1兆円規模で実施することです。新しく家を購入する場合だけでなく、
すでに家を買いローンを払っている全ての家庭に適用するのです。また、北海
道や九州から息子や娘を東京の大学に送っている親御さんたちにとって、教育
費も馬鹿になりません。住宅と教育費を中心に、全てのローンの利子を所得控
除することによって、ご家庭の家計のやりくりが少しでも楽になれば、その分
他の消費に回ることになります。

2つ目は、個人保証に制限を加えることです。中小企業のみなさんは銀行から
融資を受ける際に、個人保証を求められます。その結果、会社が破綻したとき
に家から何から身ぐるみ剥がされてしまうことがあります。中小企業の経営者
の自殺が後を絶たないのもこれが原因です。私は、企業が破綻しても、中小・
零細企業の経営者の最低の生活が保障され、出来れば再チャレンジできるよう
な環境整備をすることが政府の役割であると思うのです。

この問題について私は、毎年3万人以上も自殺者がいる現状を政府はもっと真
剣に考えるべきだと論じました。そして、『自殺って言えなかった』という本
を紹介し、自死遺児の言葉を引用させていただきました。今日、早速その本に
手記を載せている方から、感謝を込めて、「人の命に代えて国を守ることなど、
まるで戦時中の日本のようだ」との言葉とともに、問題の解決に向けて一層努
力するようにとのお願いがありました。

3つ目は、キャピタルゲイン課税を3年間非課税にして、株価対策を図るべき
であると主張しました。小泉首相になってから、すでに株価は4000円以上
も下落し、国の富は130兆円も失われました。政府の経済無策の成せるワザ
です。この下落に歯止めをかけることは急務だと思います。

これらを含んだ民主党の「経済再生プラン」は、明日公表されることになると
思います。政府の“絵に画いた餅”ではない、生きた政策になりますから、ど
うかご期待ください。

民主党代表 鳩山由紀夫

■国会便り

<私は理不尽な天下りと闘う>(安住淳衆院議員)

「国家公務員倫理審査会」というのは、会長を含め5人のメンバーで構成され
ていて、年間30回の会合を持つ。ということは、月に2回から3回。何をや
るのかというと、公務員の倫理保持のための事務の所管だ。まあたいした仕事
をしているわけではない。

何を言いたいのかというと、この会長職は歴代裁判官OBで、裁判所の天下り
ポストなのだ。ろくな仕事もしていないのに、この会長は月161万円、年収
で3千万円ももらっている。68才のHさんという会長は札幌高裁の長官を経
験。その他の委員は非常勤で、日給が3万5千円で会議に出るたびに支給。だ
から委員は年間100万円程度の収入。なのに、会長は黒塗りの車付きで立派
な部屋もあり、秘書もいて昼寝をしていて何もしないのに3千万円。

今回、この倫理審査会の委員の選任をすることになって判ったことだが、読者
の皆さん、小泉さんがいくらやっても日本は役人に食い潰されます。小泉さん
にこの事を言えば、多分「そんな細かなことはいいじゃないか」と言われそう
だが、私は言わずにはいられない。いや、こうしたことを正さなければ、日本
は再建しないと確信している。今回挙げたのはほんの一例に過ぎない。役人の
天下りはそれ程までにすさまじいのひと言だ。自民党も何も言わない。民主党
の若手が国会で唯一こうした点をギャーギャーやっている。

しかし、残念ながらマスコミも国民も評価してくれない。何故だろうか。まあ
それでもいい。私は理不尽なことは徹底的にやる。退官して、天下り後に10
年間で5億円近い金をもらう高級官僚は、国民や公平な市場経済にとっては犯
罪者に近い。まあ書けば書くほど血圧が上がるが、もう少しマスコミも国民も
鈍感にならずに怒って欲しいし、総理にはことのほか、この事に熱心に取り組
むことを望む。総理が内閣として、天下りを止めると方針を出せば、状況は一
変するのだから。

  安住淳衆議院議員(40歳) 安住淳国会通信68号より
      http://www.miyaginet.com/jun-azumi/

■トピック

統一補選を通じて、斎藤淳、米沢隆の2名の民主党所属国会議員が新たに戦列
に加わりました。国会では、日朝国交正常化交渉問題、デフレ・経済対策を焦
点に、本格的な論戦が始まりました。

<テキスト>

 ●国会の動き

  【衆院本会議】五十嵐議員、政府のずさんな金融政策を徹底批判(11/7)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021107_01igarashi.html

  【参院法務委】江田議員、人権擁護法案の抜本改正求める(11/7)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021107_02eda.html

  統一補選対策本部で選挙結果の総括を議論(11/6)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021106_05soukatsu.html

  【衆院予算委】農水相秘書官口利き疑惑の資料閲覧を協議 (11/6)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021106_02shiryo.html

  「小泉デフレ対策は先送り・骨抜き・中途半端」鳩山代表 (11/6)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021106_04hato.html

  【党首討論】総合デフレ対策をめぐり小泉首相と論戦(11/6)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021106_03qt.html

  「総合経済対策を今週中に発表したい」鳩山代表 (11/5)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021105_03hato.html

  斎藤淳、米沢隆議員が本会議に初出席 (11/1)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021101_02shinjin.html

  【衆院外務委】日朝交渉方針のあいまいさを厳しく批判 (11/1)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021101_01gaimu.html

  斎藤淳、米沢隆議員が本会議に初出席 (11/1)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021101_02shinjin.html

 ●政策活動

  【NC】農林漁業再生策の基本内容を協議(11/5)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021105_08nc.html

  【NC】中小企業支援2法案への賛成決める(11/5)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021105_07nc.html

  【NC】公務員給与改正法へ修正案提出を確認(11/5)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021105_06nc.html

 ●その他

  拉致問題・日朝交渉対策本部、第1回会合開く(11/5)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021105_05rachitai.html

  代表選挙制度検討委員会を設置(11/5)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021105_01kentoui.html

  中国共産党青年幹部訪日団を受け入れ(11/5)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021105_02china.html

  政権戦略委員会が今後の議論の論点示す(11/5)
      http://www.dpj.or.jp/news/200211/20021105_04seiken.html

<ビデオ>

 ●鳩山代表 定例記者会見(11/6)
   200k
   http://asx.pod.tv/dpj/free/2002/20021106hatokaiken_v200.asx
   56k
   http://asx.pod.tv/dpj/free/2002/20021106hatokaiken_v56.asx

 ●中野幹事長 定例記者会見(11/1)
   200k
   http://asx.pod.tv/dpj/free/2002/20021101nakanokaiken_v200.asx
   56k
   http://asx.pod.tv/dpj/free/2002/20021101nakanokaiken_v56.asx

■重要見解

 ・日朝国交正常化交渉の再開を受けて(談話、10/31)
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/BOX_GK0091.html

■政策情報

 ・子どもの安全のための学校をめざして〜学校施設の耐震改修対策〜
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/kyoiku/BOX_KK0036.html

■お知らせ

民主党は、第152〜154回国会を通じて、70本を越える議員立法を提出
するなど優れた政策力を示してたたかいました。そうした民主党の政策活動を
網羅した「民主党国会レポート2002」をいよいよホームページで公開! ぜ
ひご覧下さい。

 ・民主党国会レポート2002
      http://www.dpj.or.jp/seisaku/sogo/report2002/

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