民主党メールマガジン
DP-MAIL 第75号 2002年12月5日
編集・発行／民主党広報・宣伝委員会
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■目次
【乾坤一擲】代表を辞するにあたって（鳩山由紀夫代表）
【代表選挙】新代表選出に関する選挙規則および日程について
【トピック】１０日の両院議員総会で新代表選出へ
【重要見解】アフガニスタン女性支援会議アピール
【政策情報】４野党共同 補正予算編成の要求について 他
【お知らせ】民主党ネットモニター調査が始まります
■乾坤一擲（けんこんいってき/鳩山由紀夫代表コラム）
＜代表を辞するにあたって＞
民主党の支持者の皆様には突然の発表で誠に申し訳ありませんが、このたび代
表の職を辞すことになりました。どうかご理解をいただきたいと存じます。
ご承知のとおり、代表選挙の頃から民主党に対して、「バラバラだ」、「これで
は政権交代できない」といったご批判を多く頂戴していました。とくに、代表
選後の人事を巡って、党内外のみなさまから、特に若手の方々を中心に、「時
計の針を逆に回すな」などの厳しいご意見をいただいておりました。
そうしたご批判を受けとめ、何とか自分自身の手で党の再生を図りたいと努力
してまいりました。たとえば常任幹事会において、党の体質の改善策として、
２世議員の制限、定年制の導入、口利きの禁止などを制度化するように指示し
てまいりました。
しかしながら、党改革も思うに任せぬまま、統一補欠選挙においては山形の斎
藤淳議員を誕生させたのみという結果となりました。自民党内では来年早々の
総選挙も噂される中、一刻も早く党内の混乱を収拾させねばならないと考え、
身を引くことといたした次第です。
最後まで気になりましたのは、代表選挙はサポーター制度を導入し、国民のみ
なさまに参加を願いながら行ったものであり、せっかくサポーターのみなさま
にお選びいただきながら、２ヶ月で代表を辞めることはみなさまに多大なご迷
惑をおかけすることになるということでした。この数日間、サポーターのみな
さまから、「絶対に辞めてはいけない」といった趣旨のお励ましの言葉をたく
さん頂戴いたし、「雨天の友」に感謝をしていました。ただ、これ以上ごたご
たした状況を続けてしまうことは、党にとって致命的になると判断いたし、「臨
時国会の終了と同時に代表の職を辞する」と決断したのです。
このような混乱を２度と繰り返してはなりません。党という組織体として最低
のルールを守ることができるような「政党文化」を作り上げていくことは急務
です。その姿を早急に示すことが、民主党再生の条件だと考えます。「若さ」
という最大の魅力を持ちながら、同時に揺るぎない「政党文化」を皆で作り上
げてまいりたいと存じます。
現在の日本は国難の状態にあります。小泉内閣の経済政策はますます国を疲弊
させるのみで、景気回復の展望はまったく見えてきません。北朝鮮との国交正
常化交渉も、初動のミスによって暗礁に乗り上げています。経済も外交・安保
も破綻寸前の状況です。このようなときに、小泉内閣の暴走に歯止めをかける
のは野党の責任です。
ところが、野党第一党の民主党も、他党、すなわち自由党および社民党も極め
て厳しい状況にあります。自公保の強力な連立内閣に対して、野党がもっと強
烈に結集しなくては歯止めをかけることは不可能です。そこで私は代表職を辞
めるに際して、野党結集の必要性を申し上げました。言うまでもなく、政党は
それぞれの政策や理念を持っています。その違いを乗り越え、小異を捨てて大
同団結することが、唯一の国難救済の道と信じています。
そこで、党内に「野党結集準備委員会」を設置しました。石井一副代表にその
委員長になっていただき、他党とのさらなる協力関係の強化に向けて、すみや
かに協議を開始していただくことになりました。とくに自由党との関係強化の
協議をスタートすることが喫緊の課題です。小沢自由党党首は「鳩山が決断す
るなら、あらゆる協力を惜しまない」とまで述べてくださっています。ここは
日本再生のメッセージを高く、強く打ち出すときです。艱難を乗り越えてこそ、
新しい時代を切り開くことができるのです。今後とも変わらぬご指導をお願い
いたします。
民主党代表 鳩山由紀夫
■新代表選出に関する選挙規則および日程について
民主党は、鳩山由紀夫代表の辞任に伴う新代表の選出について特例規則を定め
ました。その要点は以下の通りです。
◎現代表の退任期日、および新代表の就任期日を１２月１３日とする。
◎新代表の任期は、現代表の残任期間である２００４年９月末日までとする。
◎新代表は、１２月１０日に開催する両院議員総会において、党所属国会議員
による選挙で決定する。
◎新代表の候補者となろうとする党所属国会議員は、２０名の党所属国会議員
の推薦を必要とする。
なお、今回の代表選挙については、新旧代表の交代まで時間がないことから、
やむを得ず一般党員・サポーター等を有権者に含めた形で行うのは見送ること
になりました。
１０日に予定される代表選出のための両院議員総会、１３日に予定される両院
議員総会での現代表退任・新代表就任の各演説の様子は、インターネット動画
でライブ中継する予定です。
２００２年１２月の民主党代表の選出に関する特例規則（抄）
http://www.dpj.or.jp/news/200212/20021205_08kisoku.html
■トピック
国会会期末の１３日に辞任する鳩山由紀夫代表に代わる新代表の選出は、１０
日の両院議員総会で行われることになりました。また、鳩山代表による野党結
集強化の呼びかけを受け、党内に「野党結集準備委員会（仮称）」を設置し、
野党各党と協議を開始することも決まりました。国会では、民主党はじめ野党
４党が、雇用・中小企業対策を中心とした補正予算を今国会中に編成するよう
強く求めています。
＜テキスト＞
●国会の動き
４野党、あっせん利得処罰法強化案を再提出（12/3）
http://www.dpj.or.jp/news/200212/20021203_07assen.html
【衆院予算委】前原議員、日朝交渉とりまく諸問題を追及（12/2）
http://www.dpj.or.jp/news/200212/20021202_03maehara.html
【衆院予算委】原口議員、農水相答弁覆す新証拠を提示（12/2）
http://www.dpj.or.jp/news/200212/20021202_04haraguchi.html
【衆院予算委】海江田政調会長「セーフティネットの補正を年内に」（12/2）
http://www.dpj.or.jp/news/200212/20021202_02kaieda.html
●党内問題
党常任幹事会で新代表選出に関する規則・日程案を了承（12/4）
http://www.dpj.or.jp/news/200212/20021204_01joukan.html
両院議員総会で代表の１３日辞任を了承（12/3）
http://www.dpj.or.jp/news/200212/20021203_08ryouin.html
「執行部退陣という事態を率直に反省すべき」岡田幹事長代理（12/3）
http://www.dpj.or.jp/news/200212/20021203_08okada.html
【常任幹事会】「野党結集準備委員会(仮称)」設置決める（12/3）
http://www.dpj.or.jp/news/200212/20021203_06joukan.html
鳩山代表が党常任幹事会で辞任を表明（12/3）
http://www.dpj.or.jp/news/200212/20021203_01hatojinin.html
野党結集問題「３日に１つの方向性出す」羽田特別代表（12/2）
http://www.dpj.or.jp/news/200212/20021202_01hata.html
●政策活動
【ＮＣ】戸籍法改正案の衆院法務委員長提案を確認（12/3）
http://www.dpj.or.jp/news/200212/20021203_05koseki.html
【ＮＣ】第４次鳩山ＮＣ、１３日の総辞職を確認（12/3）
http://www.dpj.or.jp/news/200212/20021203_02resign.html
【ＮＣ】「新・障害者基本計画とプラン策定への提言」を了承（12/3）
http://www.dpj.or.jp/news/200212/20021203_03challenged.html
【ＮＣ】ＮＰＯ活動促進法改正案への賛成を確認（12/3）
http://www.dpj.or.jp/news/200212/20021203_04npo.html
＜ビデオ＞
●両院議員総会（12/3）
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http://asx.pod.tv/dpj/free/2002/20021203soukai_v200.asx
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●鳩山代表 臨時記者会見（11/29）
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http://asx.pod.tv/dpj/free/2002/20021129hatokaiken_v200.asx
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●中野幹事長 定例記者会見（11/29）
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http://asx.pod.tv/dpj/free/2002/20021129nakanokaiken_v200.asx
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http://asx.pod.tv/dpj/free/2002/20021129nakanokaiken_v56.asx
■重要見解
・アフガニスタン女性支援会議アピール（11/27）
http://www.dpj.or.jp/seisaku/unei/BOX_UN0107.html
■政策情報
・４野党共同 補正予算編成の要求について（野党４党、11/29）
http://www.dpj.or.jp/seisaku/unei/BOX_UN0108.html
・テロ特措法に基づく自衛隊派遣の再延長問題について（11/28）
http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/BOX_GK0094.html
■お知らせ
＜民主党ネットモニター調査が始まります＞
民主党は、日本の政党で初めてインターネットを活用した全国規模のモニター
調査を開始します。この「世党@net」プロジェクトは、民主党に対する幅広
い方々の声をリアルタイムにお寄せいただき、党の様々な活動にフィードバッ
クしていくことによって、世論重視の政策与党への脱皮をめざすものです。あ
なたもぜひ、「世党@net」モニターにご登録ください！
なお、第１回のモニター調査について、政党ポスターのデザイン投票をテーマ
に行う旨、お知らせしましたが、党内事情によってポスターの制作コンセプト
などが変更となるため、別のテーマで行うことになりました。詳細については
追ってお知らせいたします。ご了承ください。
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