民主党メールマガジン DP-MAIL 第93号 2003年4月24日 編集・発行/民主党広報・宣伝委員会 DP-MAILのバックナンバーはこちらから http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/ ■目次 【ハイライト】第3回党首討論 小泉政権2年間を厳しく総括 【トピックス】自衛官募集リスト問題、松浪議員問題で激論 【談話・見解】緊急株価対策を断行せよ 【お知らせ!】第3回インターネット市民立法、締め切り間近! ■ハイライト 菅代表、党首討論で小泉政権2年間の不毛を厳しく総括 今国会3度目の党首討論が23日に行われ、民主党の菅直人代表は、小泉政権 の内政・外交にわたる政策的行き詰まりを厳しく追及しました。主なやりとり は以下の通り。 <松浪議員問題> 菅 保守新党の松浪健四郎議員が暴力団員が会長をする企業からヤミ献金を受 けていた。しかも、当初は組員だと知らなかったが、それが分かった後も受け 続けていた。さらには、その人が指名手配を受けたときに、警察に捜査状況を 問い合わせた。総理は、与党の一員であるこの松浪議員に対して、けじめをつ けるべきだと言うのか。 小泉 松浪議員は政治倫理審査会の場に出て説明したいと言っている。まずは、 聞くことが必要だ。 菅 結局総理は、政倫審に出るまではそのまま議員を務めてもいいと。そうい う保守新党とともに、(衆議院・参議院の)補欠選挙も戦うということか。 小泉 出処進退は本人が決めるべき問題だと思っている。 <小泉政権2年間の総括> 菅 『ここまで進んだ小泉改革』という内閣府の冊子が届いたが、(改革の) 13項目の中にどういう訳か、景気、雇用、財政改革などがまったく入ってい ない。一番中心に据えていた改革が一つも進んでいないことを示している。私 の方で13項目を調べてみた。 1 国債30兆円枠 → とっくに突破 2 不良債権処理 → 2、3年で解消どころか増えている 3 ペイオフ解禁 → 2年先送り 4 郵政事業民営化 → 橋本内閣が決めた公社化をやっただけ 5 道路公団民営化と国費投入ゼロ → 民営化は不明確、国費は投入が始ま っている 6 特殊法人の原則廃止と民営化 → 統合か独立行政法人化のみ 7 医療制度抜本改革 → 先送りで患者3割負担だけが先行 8 公用車への低公害車導入 → これだけ○ 9 地方への税源移譲 → 財務相が反対でどうなるか 10 8月15日の靖国神社参拝 → 日にちを変えて参拝 11 公共事業受注企業からの献金禁止 → 与党案出ず 12 雇用機会の拡大 → 2年間で2百万人以上が雇用から離れる 13 株価 → 「一喜一憂せず」で半値に ようするに、やったのは税金で公用車を買い替えたことだけだ。 小泉 どこを見ているのか。 1 大胆かつ柔軟に対応するのが公約 民主党は枠を守れと言うのか 2 進んでいる 3 無理ない対応をしている 民主党は見送るなと言うのか 4 公社化は民営化の一歩 5 どうやってやるかはこれから 6 住宅金融公庫、石油公団の廃止は決まっている 7 診療報酬改定などもやっている 8 ── 9 三位一体の方針でやっている 10 毎年参拝している 民主党は8月15日に行けというのか 11 与党で今まとめている 12 5年間で530万人の雇用をつくる方針 13 たしかに下がっているが、悲観する必要なはい 菅 これらは(総理が)国民に約束したこと。民主党の主張がどうのと言って いるが、問題をすり替えている。具体的な改革の成果は一つも出ていない。 <対北朝鮮方針> 菅 今日からアメリカと中国と北朝鮮の3国の協議が始まった。私は今月の1 6日に胡錦濤主席に会って意見交換したが、「私たちは朝鮮半島の非核化を主 張し、南北どちらの核開発も否定している」と語り、北朝鮮の核開発に反対で ある立場を明確にして協議に臨んでいる。大変重要なことだ。中国首脳と日本 の首脳が会って話をすべきだと思うが。 小泉 いずれお会いしたい。 菅 電話でも会談していないのか。 小泉 していない。 菅 今会うことが重要なのだ。総理は北朝鮮の問題について練り上げた方針を 持っているのか。 小泉 日朝平壌宣言を誠実に履行することが最も重要。 菅 宣言の後に、NPT脱退通告があり、国連査察団が追い返され、日本との 交渉が断絶したのに、宣言の履行が基本方針なのか。北朝鮮が瀬戸際外交に踏 み切ったことに対してどう対応するのか。昨年9月の時点で頭がストップして しまったのではないか。考えられない。 小泉 日朝平壌宣言を評価しないとは驚きだ。 菅 結局、内政においては何一つ成果が上がっていないし、外交においても自 分としてのメッセージがないということを改めて確認した。 【党首討論】菅代表、小泉政権2年間の不毛を厳しく総括(4/23) http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030423_03qt.html ■トピックス 国会では、衆議院の「個人情報の保護に関する特別委員会」において連日審議 が行われています。とりわけ、防衛庁が自衛官募集業務のために住民基本台帳 の情報を提供するよう自治体に要請し、適齢者リストを作成していた問題が発 覚し、行政機関による個人情報の適正な扱いをいかに担保するかが焦点になっ ています。また、暴力団員との黒い癒着が明らかになった保守新党の松浪健四 郎議員の問題では、野党4党で辞職勧告決議案を提出するとともに、同議員の 参考人招致を要求しています。 <テキスト> ●国会での取り組み 【個人情報特】住基情報提供問題で防衛庁の不明朗答弁続く(4/24) http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030424_03kojin.html 中島章夫参院議員が初登院(4/23) http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030423_01nakajima.html 4野党、松浪議員の議員辞職勧告決議案を提出(4/23) http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030423_05kankoku.html 【個人情報特】防衛庁の目的外利用の実態浮き彫りに(4/23) http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030423_02kojin.html 【衆院本会議】鍵田議員、労働者のための派遣法改正を主張(4/22) http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030422_02kagita.html 【個人情報特】自衛官勧誘リスト問題で行政の情報流用追及(4/22) http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030422_01kojin.html 4野党が松浪議員の辞職勧告決議案を23日午後提出へ(4/22) http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030422_03kokutai.html ●幹部会見 「自由党との合流 9日までの結論に努力」岡田幹事長(4/24) http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030424_02okada.html 「小泉政権打倒なくして景気回復なし」菅代表(4/23) http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030423_04kan.html 「与党ぐるみの松浪議員擁護は信じられない」菅代表(4/22) http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030422_04kan.html ●その他 徳島県知事選で前職・大田氏の推薦決める(4/24) http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030424_04tokushima.html 「小泉政権の延命を許してはいけない」菅代表が街頭演説(4/24) http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030424_01sancha.html 【次の内閣】24日の臨時閣議で緊急事態法制決定へ(4/23) http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030423_06nc.html 菅代表、駐日フランス大使と意見交換(4/22) http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030422_05france.html <ビデオ> 岡田幹事長定例会見(4/24) 200k http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030424okada_v200.asx 56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030424okada_v56.asx 菅代表定例会見(4/22) 200k http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030422kan_v200.asx 56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030422kan_v56.asx ■談話・見解 緊急株価対策を断行せよ(談話、4/16) http://www.dpj.or.jp/seisaku/zaisei/BOX_ZA0077.html ■お知らせ! <第3回インターネット市民立法、締め切り間近!> 「こんな法律や政策があればいいのに・・・」「この法律、あの政策はおかし いので直すべきだ・・・」そんな思いを民主党とともに実現しましょう。民主 党は、過去2回にわたり生活者である皆さんがお気づきになった提案をもとに 議員立法を国会に提出し、また政策に取り入れてきました。今年もこの“イン ターネット市民立法”の政策提案募集を始めました。締め切りは4月30日。 お早めにご応募ください。 募集要項 http://www.dpj.or.jp/koubo/ ■このメールマガジンについて ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。 ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ ージで手続きしてください。 http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。 Copyright(C)2003 民主党 ■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。