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民主党メールマガジン
DP-MAIL 第95号 2003年5月8日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

 DP-MAILのバックナンバーはこちらから
   http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/
   
■目次
【ハイライト】国民生活と権利を守る民主党の緊急事態法制
【国会だより】憲法記念日と原爆展/平岡秀夫衆議院議員
【トピックス】民主党、緊急事態関連法案を提出し、論戦リード
【談話・見解】個人情報保護法案関連5法案の衆院通過について
【お知らせ!】粉飾告発ホットラインを開設
       第3回インターネット市民立法募集終了

■ハイライト

国民生活と権利を守る民主党の緊急事態法制

『次の内閣』安全保障ネクスト大臣 前原誠司

東西冷戦の終結に伴う国際情勢の多様化・複雑化により、正規軍による外部か
らの武力攻撃の脅威から、各種のテロリズムやゲリラ活動、不審船の出現、ミ
サイルの発射など、我が国に対する脅威の形態は変化しつつあります。また阪
神・淡路大震災に象徴されるように、人口の集中した大都市圏で巨大な自然災
害が発生した場合、それにより生じる人的・経済的な被害は極めて甚大なもの
となることが予想されます。これら緊急事態における国民の被害を最小なもの
にするために、政府には、極めて迅速かつ強力な対応が必要とされます。しか
し、政府の対応措置では、迅速かつ強力であるがゆえに、緊急事態への対処に
名を借り、政府が人権侵害を行う可能性も否定できません。

これら緊急事態における国家権力の濫用・暴走を防ぐため、いかなる事態にあ
っても国民の基本的人権は十分に保障されるべきこと、また緊急事態の対処措
置にあたっては、国会等による民主的な統制がしっかりと担保されること、緊
急事態において専門の組織が迅速に対応することを明らかにする必要がありま
す。これが、民主党が法案策定を決めた理由です。

政府案をみると、「武力事態法案」の中に理念、個別手続き、プログラム規定
が混在し、わかりにくく制度設計に問題があることから、民主党案では、「基
本法案」に、基本的人権の尊重や国会による民主的統制、危機管理庁の役割を
しっかり書き込み、基本法の下にあるべき「事態法」との関係を整理して、緊
急事態に対処しようとしているのが大きな特徴です。

具体的には、「基本法案」では、
(1)基本的人権尊重の原則
(2)国会による民主的統制の確保
(3)政府の対処措置についての事後的検証
(4)緊急事態における国・地方公共団体の責務
(5)危機管理庁の設置
(6)テロ・不審船をはじめとする多様な事態へ対応
(7)予防外交、国連平和維持活動、軍備管理・軍縮、テロリストによる犯罪
   防止、政府開発援助、安全保障分野における協力などの国際協力の推進
を規定しています。

次に、「修正案」の内容は、
(1)対処基本方針に、武力攻撃事態等の認定にかかる具体的根拠の明示
(2)基本的人権の尊重の強調
(3)民主的統制の具体策として、国会による中止規定の新設
(4)国民への情報提供義務
(5)指定公共機関から民間放送事業者を除外
(6)武力行使にあたって、国際法及び国際慣習の遵守
(7)施行期日を国民保護法制等に合わせること
などです。

今後、修正協議に入りますが、重要なのは、民主党が掲げた基本原則を政府が
採り入れるかどうかです。政府は、民主党案に賛成し、あるべき緊急事態法制
を早急に整備すべきでしょう。

(まえはら せいじ/衆議院議員)
 
民主党法案の詳細については、以下のリンクをご参照ください。

 緊急事態基本法案要綱(4/30、PDFファイル)
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/pdf/kinkyujitai_youkou.pdf

 緊急事態基本法案(4/30、PDFファイル)
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/pdf/kinkyujitai_hoan.pdf

 武力攻撃事態対処法案修正案要綱(4/30、PDFファイル)
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/pdf/buryokutaisyo_youkou.pdf

 武力攻撃事態対処法案修正案(4/30、PDFファイル)
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/pdf/buryokutaisyo_syuseian.pdf

 武力攻撃事態対処法案修正案・新旧対照表(4/30、PDFファイル)
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/pdf/buryokutaisyo_taisyou.pdf

■国会だより

憲法記念日と原爆展 / 平岡秀夫衆議院議員

今日は、憲法記念日です。今年の憲法記念日は、例年にも増して、日本の安全
保障問題、憲法第9条改正問題が話題になったように思います。今年は、春先
に、イラク戦争が行われましたし、これから、北朝鮮問題が国際的に協議され
る、という環境にあることが、その一因だと思われます。

日本が、このような状況に置かれながら、実は、今日、日本の安全保障問題に
ついての最高責任者である三大臣が同時に日本にいないという現象が発生いた
しました。最高責任者のトップである小泉首相は、欧州歴訪から今日帰国しま
したし、安保条約の責任大臣である川口外務大臣は、中東歴訪中ですし、自衛
隊の責任大臣である石破防衛庁長官は、今日インドに向けて旅立ちました。

先月24日の「事態対処特別委員会」で質問に立った私は、「5月3日には、
国防の責任三大臣が全員、海外に行っている事態が生じるが、政府の危機管理
意識はちゃんとしているのか。」と福田官房長官に糾しています。福田官房長
官は、「国会のお許しがなければ海外には行けない」という趣旨の答弁をして
いましたが、「そのような内容の外遊について、国会に許可を求めること自体
に危機管理意識の乏しさがある」と反論しておきました。

ところで、憲法9条の改正問題が論議される中、今日から6日まで、岩国市民
会館で、原爆被害者の方々が中心となって、「岩国原爆展」が開催されていま
す。私も、今日出かけて行って見ましたが、私にとって、原爆関係の展示を見
るのは、これでもう10数回になります。広島の原爆資料館で初めて原爆の展
示を見た小学生の時の記憶は、今でも鮮明に覚えています。

原爆の展示は、いつ見ても、その悲惨さに胸打たれますし、二度と戦争を起こ
してはならないという気持ちを新たにさせてくれます。チョッと残念に思うこ
とは、「原爆の展示が米国では自由にできない」ということを聞くことです。
米国自身が行った核兵器の使用について、米国国民の批判を惹起したくないと
いう気持ちからなのかもしれませんが、多くの米国人にも、原爆の悲惨さを知
ってもらいたいと思っています。

そこで、今日原爆展を見てからのアンケートには、「簡単でもいいので、英語
による解説文を展示写真につけてはどうでしょうか。」と書いておきました。
米軍岩国基地の米国人は、今日の会場には見当たりませんでしたが、何かの拍
子に、米国人の目に触れることもあるでしょうから、やってみる価値はあるの
ではないでしょうか。

 平岡秀夫衆議院議員 49歳 「今日の一言」より
    http://www.urban.ne.jp/home/hideoh29/

■トピックス

国会では、衆議院武力攻撃事態対処特別委員会を舞台に有事法制をめぐる与野
党の論戦が戦わされています。民主党は、国民権利の保障、民主的統制の確保
などを明確に盛り込んだ2法案(緊急事態基本法案と政府案への修正案)を提
出しています。また、党内では、自由党との合流方針をめぐって全党的な議論
を進めています。

<テキスト>

 ●国会での取り組み

 【衆院事態特】民主党の対案・修正案の趣旨を提起(5/6)
    http://www.dpj.or.jp/news/200305/20030506_01maehara.html

 【衆院本会議】個人情報保護関連法案、政府案を可決(5/6)
    http://www.dpj.or.jp/news/200305/20030506_04kojin.html

 【衆院本会議】城島議員、労基法改正案の抜本修正を主張(5/6)
    http://www.dpj.or.jp/news/200305/20030506_05jojima.html

 ●幹部会見

 「有事法制審議で内外に存在感示したい」野田国対委員長(5/6)
    http://www.dpj.or.jp/news/200305/20030506_015noda.html

 「自由党との合流自体が目的ではない」菅代表(5/6)
    http://www.dpj.or.jp/news/200305/20030506_03kan.html
 
 「民主党結党5周年に感慨新た」岡田幹事長(5/1)
    http://www.dpj.or.jp/news/200305/20030501_03okada.html

  ●その他

 緊急事態関連法案をめぐる全議員懇談会を開催(5/7)
    http://www.dpj.or.jp/news/200305/20030507_01giinkon.html

 【次の内閣】緊急事態法制協議のとりまとめ方針を了承(5/7)
    http://www.dpj.or.jp/news/200305/20030507_03nc.html

 菅代表ら野党幹部が徳島で街頭演説(5/7)
    http://www.dpj.or.jp/news/200305/20030507_04tokushima.html

 城島議員、労基法改悪阻止の連合行動を激励(5/7)
    http://www.dpj.or.jp/news/200305/20030507_02rengo.html

 【常任幹事会】自由党との全小選挙区での協力構築を確認(5/6)
    http://www.dpj.or.jp/news/200305/20030506_02joukan.html

 第74回 メーデーアピール(5/1)
    http://www.dpj.or.jp/news/200305/20030501_01mayday.html

 徳島県知事選で推薦候補が第一声(5/1)
    http://www.dpj.or.jp/news/200305/20030501_02tokushima.html

<ビデオ>

 菅代表定例会見(5/6)
      200k
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030506kan_v200.asx
      56k
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030506kan_v56.asx
      
■談話・見解

 個人情報保護法案関連5法案の衆院通過について(談話、5/6)
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/jinken/BOX_JK0058.html

 憲法記念日にあたって(談話、5/3)
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/unei/BOX_UN0127.html

■お知らせ!

<粉飾告発ホットラインを開設>

 日本経済再生のためには、市場や投資家が正確な企業情報を入手でき、安心
して投資できる環境を作ることが不可欠です。しかし、残念ながら日本の企業
会計に対する不信感は根強く、多くの改善点を残しています。私たち民主党で
は、昨今の企業決算における問題をフォローアップするために、「粉飾告発ホ
ットライン」を設けることとしました。不正会計や粉飾決算に関わる情報をぜ
ひお寄せください。

    http://www.dpj.or.jp/funshoku/index.html


<第3回インターネット市民立法募集終了>

3月から2か月にわたり募集を行ってまいりました第3回“インターネット市
民立法”は、4月30日をもって受付を終了いたしました。 以前にも増して
内容のあるご提案の数々をいただきましたことに心より御礼を申し上げます。
5月中を目途にお寄せ頂いたご提案の選考を行い、政策ご提案者との意見交換、
市民立法の作成へと作業を進めてまいります。結果につきましては、ホームペ
ージで発表いたします。

    http://www.dpj.or.jp/koubo/index.html

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