民主党メールマガジン DP-MAIL 第103号 2003年7月3日 編集・発行/民主党広報・宣伝委員会 DP-MAILのバックナンバーはこちらから http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/ ■目次 【ハイライト】イラク復興支援特別措置法案への対応について イラク特別措置法案の通過に当たって/枝野政調会長 【トピックス】政府与党、衆院特別委でイラク特措法採決を強行 【談話・見解】青森県知事選挙の結果について、他 【候補者紹介】衆議院総選挙公認予定候補者紹介 <3> 【お知らせ!】世党@net 第7回モニター調査のお願い 7/8 NPO局主催シンポジウムのご案内 ■ハイライト イラク復興支援特別措置法案への対応について 民主党は、政府が提出したイラク復興支援特別措置法案にいくつかの重大な問 題点があるため、2日、その修正案を提出し、修正が受け入れられない限り法 案には賛成できないという姿勢で国会審議に臨んできました。ところが政府与 党は、十分な審議を尽くすことなく、本日、野党の反対を押し切って衆議院特 別委員会での採決を強行し、さらに明日の衆院本会議通過を目論んでいます。 民主党は、米英などによるイラク攻撃には反対しましたが、その後多くのイラ クの人々が困難な状況に追い込まれていることに対しては、可能な人道的復興 支援に積極的に取り組むべきだという立場に立っています。そのために、先月、 イラク現地の状況、ニーズを把握しようといち早く調査団も派遣しました。し かし、政府のイラク特措法案は、「自衛隊派遣ありき」のずさんな内容で、有 効な支援を行うためのものとは言えません。 政府法案の主な問題は以下の点にあります。 1)イラク戦争の目的とされた大量破壊兵器が見つからず米英両国などでも問 題になっているにもかかわらず、法目的で、イラク攻撃を正当化する根拠とし て安保理決議第678、687及び1441号を挙げていること。 2)自衛隊を派遣しなければならないニーズがはっきりしないこと。にもかか わらず派遣すれば、現地で「戦闘地域と非戦闘地域」「戦闘員と非戦闘員」を 峻別できず、海外での武力行使、武力行使との一体化に踏み込んでしまう可能 性が生じること。 3)現地の状況が流動的であるにもかかわらず、あらかじめ4年もの長い期限 を設けていること。 民主党提案の修正案は、 ・法目的に挙げられている安保理決議第678、687及び1441号の削除 ・自衛隊の活動に関する項目の削除 ・期限の2年への短縮 を盛り込んでいます。 民主党は、修正案の実現のために最後まで奮闘する決意です。 --------------------------------------------------- 2003年7月3日 イラク特別措置法案の通過に当たって(談話) 民主党政策調査会長 枝野 幸男 本日、イラク問題等特別委員会において、与党は、現地での自衛隊の活動等を 削除する民主党提出修正案を否決し、イラク特別措置法案を原案のまま採決し た。 民主党は、米軍等によるイラク攻撃について、徹底的な査察の継続と新たな国 連決議を求めるとともに、こうした手続きがないまま行われた攻撃は国際法上 も問題があるとして、これに反対した。しかし、遺憾ながら攻撃が実行され、 多くのイラク国民が現に被害に苦しんでいる以上、復興支援に積極的に取り組 むことは、我が国の国際貢献として当然必要であると考える。こうした視点か ら、現地調査団の報告も踏まえて、民政面の復興支援は行うべきであるとして 提出した民主党修正案が、与党の反対によって否決されたことは、極めて遺憾 である。 民主党は、イラク国民による政府からの要請やPKOの創設という状況になれ ば、自衛隊の派遣も検討すべきであると考えている。しかし、政府案による現 状における自衛隊の派遣は、憲法上の疑義がある上に、現地ニーズにも乏しく、 認められるものではない。政府・与党は、現地の復興ニーズに基づく政策的な 判断よりも、自民党総裁選等の政局的な思惑を優先させたものと言わざるを得 ない。 政府案は、イラク攻撃の正当性、大量破壊兵器に係る米英の情報操作の可能性、 「戦闘地域と非戦闘地域」・「戦闘員と非戦闘員」の峻別、適切な武器使用基準、 占領行政との関係、自衛隊の海外派遣のあり方、対中東政策上の視点など、重 要な問題の検討を放置している。来る参議院審議において、政府・与党は、民 主党の修正事項を再考し、本法案を抜本的に改め、将来に禍根を残さない法制 とすべきである。 以 上 <関連リンク> イラク特措法案修正案(7/2) 全文 http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/BOX_GK0122.html 要綱 http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/BOX_GK0123.html 新旧対照表 http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/pdf/tokusoho_sinkyu.pdf 趣旨説明 http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/BOX_GK0124.html イラク問題に対する民主党の主張 http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/iraq.html ■トピックス 3日、政府与党は衆院特別委員会でイラク復興支援特別措置法案と民主党修正 案との採決を強行し、政府案を原案通り可決しました。現地のニーズに基づか ない強引な自衛隊派遣は、将来に禍根を残すことになりかねません。民主党は、 法案の修正を求め、徹底的に論戦をたたかわせる構えです。 <テキスト> ●国会での取り組み 【衆イラク特】特措法政府案を可決 民主党修正案及ばず(7/3) http://www.dpj.or.jp/news/200307/20030703_04iraq.html 【衆沖北委】在沖米国軍人等の犯罪防止求める決議を可決(7/3) http://www.dpj.or.jp/news/200307/20030703_01okihoku.html 【衆イラク特】伊藤副代表、修正案の趣旨を提起(7/2) http://www.dpj.or.jp/news/200307/20030702_02.html 【衆イラク特】政府案・民主党修正案を並行審議(7/2) http://www.dpj.or.jp/news/200307/20030702_03nakagawa.html 【衆イラク特】有識者、各党イラク現地調査団招き参考人質疑(7/1) http://www.dpj.or.jp/news/200307/20030701_04iraq.html 【衆イラク特】派遣要員の安全確保、大量破壊兵器問題を追及(6/30) http://www.dpj.or.jp/news/200306/20030630_01iratoku.html ●幹部会見 「総理周辺が勝手に解散権論じるのは不可解」野田国対委員長(7/3) http://www.dpj.or.jp/news/200307/20030703_02noda.html 【衆イラク特】有識者、各党イラク現地調査団招き参考人質疑(7/1) http://www.dpj.or.jp/news/200307/20030701_04iraq.html 「自衛隊派遣は認められない」菅代表(7/1) http://www.dpj.or.jp/news/200307/20030701_03kan.html 「テロ特措法一括採決なら審議混乱も」野田国対委員長(7/1) http://www.dpj.or.jp/news/200307/20030701_06noda.html ●その他 【常任幹事会】山田敏雅議員の離党を承認(7/3) http://www.dpj.or.jp/news/200307/20030703_03jokan.html 【次の内閣】テロ特措法改正案の採決強行には徹底抗戦(7/2) http://www.dpj.or.jp/news/200307/20030702_04nc.html 【常任幹事会】衆院5選挙区、宮崎県知事選の公認内定・推薦決める(7/1) http://www.dpj.or.jp/news/200307/20030701_02jokan.html 民主党大躍進パーティーに4千名が参集(7/1) http://www.dpj.or.jp/news/200307/20030701_07party.html 【次の内閣】イラク特措法案で自衛隊派遣削除の修正案提出を決定(7/1) http://www.dpj.or.jp/news/200307/20030701_01nc.html 【青森県知事選】民主党など推薦の横山北斗候補が惜敗(6/29) http://www.dpj.or.jp/news/200306/20030629_01aomori.html <ビデオ> 菅代表定例会見(7/1) 200k http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030701kan_v200.asx 56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030701kan_v56.asx 岡田幹事長拡大定例会見(6/27) 200k http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030627okada_v200.asx 56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030627okada_v56.asx ■談話・見解 青森県知事選挙の結果について(6/29) http://www.dpj.or.jp/seisaku/unei/BOX_UN0133.html 労働基準法改正案の成立を受けて(談話、6/27) http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0080.html 国民・地方いじめの骨なし方針(コメント?/27) http://www.dpj.or.jp/seisaku/zaisei/BOX_ZA0081.html ■候補者紹介 衆議院総選挙公認予定候補者紹介 <3> 今秋にも予想される次期衆議院選挙の公認予定候補者(現職を除く)を連載で ご紹介します。各予定候補者の詳しい情報は、ホームページにアクセスしてく ださい。[順不同。(1) 経歴 (2) 現在の肩書き (3) モットー・座右の銘 (4) 趣味] 沖縄2区 島尻 昇 1958年6月12日生 (1) 参議院議員秘書 (2) 党沖縄県連代表 (3) 志在必得 (4) たき火 千葉7区 内山あきら 1954年3月3日生 http://www.nenkinlife.com/dpj/ (1) 内山労務管理事務所所長、(有)年金ライフ社代表取締役 (2) 社会保険労務士 (3) 誠実 (4) ハイキング 広島5区 佐々木修一 1954年11月15日生 http://www.syuchan.net (1) 会社役員、JC(青年会議所) (2) 党県連副代表 (3) ハードからソフトの時代へ (4) スキー、音楽、映画、読書 長野5区 加藤たかし 1949年8月4日生 (1) 政党政治研究会事務局長 (2) 長野5区総支部代表、NPO法人「花の木」理事 飯田市ボランティア協会運営委員会会長 (3) 誠心誠意 (4) スポーツ(球技・水泳)、読書 長崎3区 犬塚ただし 1954年9月28日生 http://inuzuka.islandvoice.net (1) フレンチレストラン経営 (2) 中小企業主 (3) ピンチはチャンス (4) 全米をバイクで一周 熊本3区 池崎一郎 1952年2月23日生 (1) 辻調理師専門学校フランス校・校長代行 (2) 熊本県連副代表、蘇陽町議 (3) 一燈を提げて、暗夜をいく (4) 渓流釣り、自然農法、時代小説(特に「鬼平シリーズ」)、水彩画 大阪19区 長安たかし 1968年9月5日生 http://www.nagayasu.ne.jp (1) サラリーマン、中小企業経営、起業家 (2) 大阪19区総支部長 (3) 苛政は虎よりも猛し (4) スポーツ観戦、ドライブ、ゴルフ、読書 ■お知らせ! <世党@net 第7回モニター調査のお願い> 世党@netの第7回モニター調査の締め切りが4日に迫りました。今回の調査 では、民主党情報へのアクセス状況についてうかがっています。まだご回答い ただいていないモニターの方は、急いでお願いします。 なお、「民主党金融再生ファイナルプラン」についてうかがった第6回調査で は、「よく知っている」「少し知っている」を合わせた回答者数は1,175名( 44%)。一方、「知らない」は1,533名(56%)と過半数を超えていました。 今まで以上に政策広報の強化に取り組む必要性を痛感しております。 民主党金融再生ファイナルプラン http://www.dpj.or.jp/seisaku/zaisei/BOX_ZA0055.html アンケートへ http://www.research-dpj.com/enquete/enquete20030626.php <NPO局主催シンポジウムのご案内> タイトル:「NPOと政府」その協働のあり方を考える 日 時:7月8日(火)18:30〜20:30 会 場:星陵会館ホール(東京都千代田区永田町2-16-2) 次 第: [1] 民主党による取り組み 1.NPO関連の民主党の政策について 報告者:江田五月 民主党 NPO・公益法人改革PT座長 2.緊急地域雇用創出特別交付金事業とNPO事業 アンケート調査結果報告 報告者:石毛えい子 民主党NPO局長 [2] 「NPOと自治体」その役割と契約・事例報告 1.米国の包括補助金制度のしくみについて 報告者:松原 明 シーズ事務局長 2.英国ローカル・ナショナル・コンパクトのしくみについて 報告者:山岡義典 日本NPOセンター常務理事 [3] ディスカッション 司 会:若林秀樹 民主党NPO局長代理 パネラー:高比良正司 NPO推進ネット専務理事 石井宏明 ピースウィンズ・ジャパン海外事業部 松原 明 シーズ事務局長 山岡義典 日本NPOセンター常務理事 石毛えい子 民主党NPO局長 参加申込:氏名、人数、所属団体、連絡先(住所・tel・fax)、メールアドレ スをご記入のうえ、「NPO局シンポジウム参加申し込み」と書いて、メール (npo@dpj.or.jp)またはFAX(03-3595-9924)でお申し込みください。 シンポジウムの詳細はこちら http://www.dpj.or.jp/npo/index.html ■このメールマガジンについて ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。 ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ ージで手続きしてください。 http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。 Copyright(C)2003 民主党 ■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。