コンテンツを再生/利用するにはプラグインが必要です。

民主党サイトアーカイブ

現在のウェブサイトはこちら
2011年6月22日以前の情報その他で、新サイトに盛り込んでいないデータを掲載しております。
アーカイブTOP > メールマガジン
民主党メールマガジン 
DP-MAIL 第110号 2003年8月28日 
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会 
 
 DP-MAILのバックナンバーはこちらから 
   http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/ 
 
■目次 
【ハイライト】小泉内閣の2年3カ月を斬る 
       〜枝野幸男政調会長インタビュー(前) 
【トピックス】埼玉県知事選、投票迫る 
【談話・見解】在イラク国連事務所へのテロ攻撃を受けて、他 
【お知らせ!】民主党マニフェスト公聴会in長崎 
       NPO政策・予算公開ヒアリングin京都 
 
■ハイライト 
 
進まぬ改革 増える国民負担〜小泉内閣の2年3カ月を斬る 
枝野幸男政策調査会長インタビュー(前編) 
 
「構造改革なくして成長なし」「聖域なき構造改革」とのスローガンを掲げて、 
小泉内閣が発足して2年3カ月。この間改革は進まず、サラリーマンの健保本 
人3割負担など、国民への痛みは増している。01年5月7日の所信表明演説 
での公約に盛られた「小泉改革」が進まない理由を枝野幸男政調会長に聞いた。 
 
<経済・財政改革 
  〜不良債権の意味が理解できてない> 
 
――小泉総理は「2年から3年以内に不良債権の最終処理」と明言したが、現 
状は増。 
 
枝野 不良債権とは何かを小泉さんは分かっていなかったのじゃないか。この 
間取り組んだのは、特に中小零細企業を中心としてバブル不良債権から一番遠 
い債権の処理で、「処理した金額としては大きい」としているが、それは実体 
経済を冷え込ませ、不良債権は一方ではどんどん膨らんでいく。 
 
バブルのときの過剰な投資と産業構造の転換についていけなかった大企業が、 
膨大な不良債権を抱えた。本来処理すべき不良債権はここにあったが、ここは 
大き過ぎて手をつけられない。ここに手をつけないで、しなくてもいい中小企 
業の不良債権を処理し、一生懸命中小企業をつぶしているから、結果は悪い方 
向でしか出てきていない。 
 
――「競争的な経済システムをつくり、新規産業や雇用を促進する」と掲げた 
が、結果は新規産業も出ない、雇用も増えていない。 
 
枝野 それは不良債権の問題と連動している。新しい産業を興そうとすれば、 
そこにお金が流れる、つまり、金融が機能しなければいけない。ところが、残 
念ながら日本の金融機関は、本来しなければならない不良債権の処理をこの間 
棚上げにしてきた結果として、新たな貸し出しをする余力も意欲も持っていな 
い。新たな融資をする意欲も余力も銀行が持っていなければ、新しい産業を興 
そうという人がいても資金が流れないので、新たな産業が生まれないのは当た 
り前だ。むしろ生まれかけているところを貸し渋りや貸しはがしで、つぶして 
いる。 
 
――「国債発行額を30兆円以下にして、次年度以降はプライマリー・バラン 
スを回復させる」としたが。 
 
枝野 これ以上の借金体制は次の世代に負担を残すだけではなく、これ以上借 
金が膨らむと金利が急上昇するなど目の前の経済に対しては悪い影響を与えか 
ねない状況に刻一刻と近づいている。だから借金の額を減らすのは大きな方向 
としては間違っていない。しかし、そのためには税金の使い道を大きく変えな 
ければいけなかった。小泉さんは借金を増やさないことだけで、メリハリをつ 
けることができなかった。減らすべきところを大胆に削り、必要なところに集 
中的に投資する。それで経済を元気にし、税収が落ち込まないようにしなけれ 
ばいけなかった。 
 
――「社会の中で痛みを生じることもある、しかし、それには再就職の支援を 
して雇用面での不安を解消する。中小企業も金融面で対処」とも。 
 
<雇用・中小企業対策 
  〜本質を理解せず、弱者にしわ寄せ> 
 
枝野 当初から僕らは「まず痛みの中身が大事だ」と国会で質疑してきた。「い 
ままで甘い汁を吸ってきた人たちに痛みを」が国民の期待した「痛みを伴う改 
革」だ。小泉さんは、押しつけやすいところに痛みを押しつけている。自民党 
の族議員とか抵抗勢力といった人たちにこそ痛みを感じてもらわなければなら 
ないのに、ここは大変だからとメスが入らない。健康保険とか酒・タバコの大 
衆増税とか、政治的に力の弱いところにしわ寄せが集まってきている。 
 
特に日本の中小企業の実態を小泉さんは全く分かっていない。日本の中小企業 
は大企業と同じような不良債権の査定をすれば、高度成長期も不良債権だった。 
本来は資本金として集めるべきお金が、日本は資本市場が足りないために銀行 
がその経営者の信用で貸し出している、融資という形で企業を興す資金を提供 
していた。あくまでも経営者個人の信用をものすごく重く見て、だから個人保 
証を必ず取った。それなのに、大企業と同じように担保の不動産の価値とか、 
1年2年の短期的な利益の有無で判断しているから、全部中小企業にしわ寄せ 
がくる。その本質を見極めないで中小企業を何とかしようとしても、うまくい 
かないのは当たり前だ。 
 
それから雇用問題は、不況の原因が理解されていないことが解決できない理由。 
不況の原因は、消費が落ち込んでいること。失業者が増えれば増えるほど消費 
が落ち込んで、ますます失業者を生むという悪循環に入っている。限られたお 
金でいかに多くの人の雇用をつくり出すかということこそが最優先課題である 
はずなのに、その本質部分を小泉さんは分かっていない。 
 
(次号に続く) 
 
■トピックス 
 
イラク情勢の混迷、北朝鮮問題6カ国協議などをめぐって、改めて小泉内閣の 
米国追従外交が問われています。民主党は一刻も早く政権交代を実現するため 
に、自由党、社民党と協力しながら、次期総選挙に勝利する態勢を着々と築い 
ています。また、菅直人代表と小沢一郎党首との揃い踏み全国遊説も、仙台、 
札幌、大宮で行われ、地元で大きな反響を呼びました。今後、広島、福岡、松 
山などでも予定されています。31日投開票の埼玉県知事選挙では、腐敗した 
県政を再生させるべく元民主党代議士の新人候補が立候補。党は全力で“友情 
応援”しています。 
 
<テキスト> 
 
 ●総選挙関連 
 
 【常任幹事会】衆院5候補者、参院1候補者の公認など決める(8/26) 
    http://www.dpj.or.jp/news/200308/20030826_01joukan.html 
 
 【ビデオ配信】札幌で菅代表・小沢党首が共同街頭演説会(8/24) 
    http://www.dpj.or.jp/news/200308/20030824_01sapporo.html 
 
 菅代表、岐阜県内各地で演説会・対話集会開く(8/20) 
    http://www.dpj.or.jp/news/200308/20030820_03kangifu.html 
 
 ●幹部会見 
 
 「小泉首相の迎合政治が国民の生命危うくしている」岡田幹事長(8/27) 
    http://www.dpj.or.jp/news/200308/20030827_02okada.html 
 
 「軽すぎる」菅代表、首相の改憲発言を批判(8/26) 
    http://www.dpj.or.jp/news/200308/20030826_03kan.html 
 
 「友人なら米国に国連中心への転換求めるべき」枝野政調会長(8/21) 
    http://www.dpj.or.jp/news/200308/20030821_01edano.html 
 
 「イラクへの自衛隊派遣できる状況にない」岡田幹事長(8/20) 
    http://www.dpj.or.jp/news/200308/20030820_02okada.html 
 
 「新しい民主党ができるのだとのうねりを作りたい」菅代表(8/19) 
    http://www.dpj.or.jp/news/200308/20030819_01kan.html 
 
  ●その他 
 
 【埼玉県知事選】「県を日本一にするため一票を」岡田幹事長(8/27) 
    http://www.dpj.or.jp/news/200308/20030827_02omiya.html 
 
 【埼玉県知事選】菅代表、小沢党首が応援演説(8/26) 
    http://www.dpj.or.jp/news/200308/20030826_02saitama.html 
 
 【次の内閣】自由党の政策を検討(8/26) 
    http://www.dpj.or.jp/news/200308/20030826_04nc.html 
 
 地方組織の合併方針などを了承=合併準備委員会(8/20) 
    http://www.dpj.or.jp/news/200308/20030820_01gappei.html 
 
 【次の内閣】マニフェスト作成へ手順確認(8/19) 
    http://www.dpj.or.jp/news/200308/20030819_02nc.html 
 
<ビデオ> 
 
 岡田幹事長拡大定例会見(8/27) 
      200k 
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030827okada_v200.asx 
      56k 
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030827okada_v56.asx 
 
 菅代表定例会見(8/26) 
      200k 
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030826kan_v200.asx 
      56k 
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030826kan_v56.asx 
 
 岡田幹事長拡大定例会見(8/20) 
      200k 
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030820okada_v200.asx 
      56k 
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030820okada_v56.asx 
 
 菅代表定例会見(8/19) 
      200k 
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030819kan_v200.asx 
      56k 
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20030819kan_v56.asx 
 
■談話・見解 
 
 総選挙公認・推薦候補者一覧(8/26日現在) 
    http://www.dpj.or.jp/news/200308/candidates.html 
 
 在イラク国連事務所へのテロ攻撃を受けて(談話、8/20) 
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/BOX_GK0127.html 
     
 58回目の終戦の日にあたって(8/15) 
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/unei/BOX_UN0140.html 
 
■お知らせ! 
 
<民主党マニフェスト公聴会in長崎> 
 
日 時:2003年8月30日(土) 
   13:00〜16:00 
会 場:長崎グランドホテル 地階「鶴陽の間」 
   (長崎市万才町5−3 095−823−1234) 
テーマ:「景気・雇用・地方の活性化」 
    「安全保障」 
    「金融政策」 
出席者:枝野 幸男(『次の内閣』ネクスト官房長官・政調会長) 
    仙谷 由人(ネクスト経済財政担当大臣) 
    前原 誠司(ネクスト安全保障大臣) 
    大塚 耕平(政調副会長) 
    高木 義明(党長崎1区総支部長) 
内 容:基調報告(マニフェストの意義と検討状況) 
    各テーマ毎のシンポジウム 
    総括 
問合せ:民主党長崎県連 
    tel 095-828-3533 
 
<NPO政策・予算公開ヒアリングin京都> 
 
日時:2003年9月13日(土) 
   AM10:00〜12:00 
   (受付9:30〜) 
会場:エルイン京都 会議室 
   京都市南区東九条東山王13 
   (京都駅八条口・竹田街道八条すぐ) 
   tel 075-672-1100 
出席:高比良正司さん(NPO推進ネット) 
   深尾昌峰さん(きょうとNPOセンター) 
   京都府・京都市の担当者 
   民主党NPO局担当者 (以上、予定) 
内容:全国的なNPO支援や行政の取り組みの現状 
   京都府・京都市におけるNPOへの発注について 
費用:無料 
申込:下記項目を記入のうえ、FAXまたはメールで。 
   (当日受付もあり。気軽にご参加を) 
   ・団体名 
   ・参加申込代表者の方の氏名 
   ・申込代表者の方の連絡先(TEL・FAX・Eメール等) 
   ・合計参加者 
   ・京都府・京都市に対しNPOなど市民活動政策への要望等何でもお書 
きください。 
   ・民主党に対しNPOなど市民活動政策への要望等何でもお書きくださ 
い。 
    【申込先】FAX  (075)211−1280 
         メール     info@dpj-Kyoto.net 
    ※欠席の場合でもご意見だけでもお送りいただければ幸いです。 
問合:民主党京都府連(担当:藤田) 
   tel 075-241-4777 
   fax 075-211-1280 
   mail info@dpj-Kyoto.net 
   url  http://dpj-Kyoto.net 
 
■このメールマガジンについて 
  ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 
  ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会 
   〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 
  ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 
   読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 
  ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。 
  ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ 
   ージで手続きしてください。 
         http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html 
  ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。 
   Copyright(C)2003 民主党 
 
■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。