コンテンツを再生/利用するにはプラグインが必要です。

民主党サイトアーカイブ

現在のウェブサイトはこちら
2011年6月22日以前の情報その他で、新サイトに盛り込んでいないデータを掲載しております。
アーカイブTOP > メールマガジン
民主党メールマガジン
DP-MAIL 第126号 2003年12月18日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会

 DP-MAILのバックナンバーはこちらから
   http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/

イラクへの自衛隊派遣に反対するインターネット署名にご協力を!
http://www.dpj.or.jp/signatures/

■目次
【ハイライト】民主党の年金改革案への注文/金子勝(慶応義塾大学教授)
【国会だより】第2次菅『次の内閣』閣僚名簿
【トピックス】イラク派遣反対東京集会に6千名
【談話・見解】公的年金制度に関する与党合意について
【お知らせ!】イラク派遣に反対するネット署名、24日まで!

■ハイライト

[慶応義塾大学の金子勝教授から、民主党の年金改革案に対するご提言をいた
だきました。2回に分けて連載いたします。]

民主党の年金改革案への注文 (上)

慶応義塾大学教授 金子 勝

<年金不安を一層拡大する厚生労働省案>

先の総選挙に際して、民主党は思い切って年金改革案を提示した。そのこと自
体は十分に評価されてよい。厚生労働省の年金制度改革案は、現行制度の枠組
みを根本的に改革することなく、ただ負担の引き上げと給付の切り下げを永遠
に繰り返す、これまでのパターンから一歩も抜け出ていないからだ。しかも今
回の政府案では、現行の修正積立方式の理念を変えないまま、積立金を取り崩
す。つまり貯金の利子を当てにしながら、運用のもとになる貯金を取り崩す。
これでは、少子高齢化や成長率の予測が狂うと、ますます財源不足が表面化し
やすくなる。これでは、年金不安が一層ひどくなる。
 
政府案では、保険料を18%まで引き上げ続ける。ずっと増税が行われるのと
同じだ。消費を一層低迷させる。しかも、この案では給与の高い会社員の保険
料を引き上げてゆくので、企業は、年金の拠出負担を抑えるために正社員の給
与を下げ、拠出負担を負わないですむパートやフリーターなどの非正規雇用を
より一層増やそうとするだろう。そこで、政府案は週20時間以上働くパート
も厚生年金に加入させようとする。しかし、これでは若者のフリーター化やパ
ートの「細切れ労働」化を一層進めてしまうだろう。

<民主党案は十分練られているか>

その点、民主党が消費税の税率引き上げを主張したことを「現実的だ」と評価
する向きもある。しかし私には、十分に練られたうえで出された提案だったと
は思えない。たしかに財政赤字が深刻化しているために、年金給付の不足を補
うための財源が不足してきている。そこで消費税の税率を引き上げる。しかし
消費税収だけ基礎年金を賄おうとすると、2025年に、消費税率を約15%
にしても、ようやく現行の給付水準を保てる程度にしかならない。これではと
ても生活が成り立たない。基礎年金を消費税に置き換えると、企業の拠出負担
がゼロになり、その分が国民負担に上乗せさせられるからだ。

だが、仮に生活保護水準まで年金給付額を引き上げようとすると、消費税の税
率はますます非現実的な水準になってしまう。そこで民主党案では所得比例年
金を残す。一方、消費税を引き上げる代わりに、年金保険料を引き下げるので
負担増にならないと主張した。これでは、所得比例年金は、少子高齢化や運用
利率の予測が狂うと、たちまち破綻してしまう点では、政府案と同じ欠点を抱
えることになる。年金不安はなくならない。

(次号に続く)

■国会だより

民主党は11日、新役員体制および第2次菅『次の内閣』閣僚を決定しました。
今回は、『次の内閣』閣僚をご紹介します。

<第2次菅『次の内閣』閣僚名簿>

 ネクスト総理大臣=菅直人
 ネクスト副総理大臣(国際関係、政治・行政改革担当)=小沢一郎
 ネクスト国務大臣=岡田克也
 ネクスト総務大臣=川端達夫
 ネクスト法務大臣=小宮山洋子
 ネクスト外務大臣=前原誠司
 ネクスト財務大臣=藤井裕久
 ネクスト文部科学大臣=牧野聖修
 ネクスト厚生労働大臣=古川元久
 ネクスト農林水産大臣=鹿野道彦
 ネクスト経済産業大臣=渡辺周
 ネクスト国土交通大臣=岩國哲人
 ネクスト環境大臣=近藤昭一
 ネクスト官房長官/男女共同参画担当大臣=枝野幸男
 ネクスト国家公安委員長(内閣委員会総括)
     防災担当大臣/科学技術担当大臣
     沖縄北方問題担当大臣=大畠章宏
 ネクスト防衛庁長官=松本剛明
 ネクスト経済財政・金融担当大臣=五十嵐文彦
 ネクスト規制改革担当大臣/人権・消費者問題担当大臣
     子ども政策担当大臣=原口一博
 ネクスト総合雇用対策担当大臣=水島広子
 ネクスト官房副長官=中川正春、小川勝也

■トピックス

小泉首相は、イラクへの自衛隊派遣に反対する幅広い国民の声にも耳を貸さず、
12月25日の航空自衛隊先遣隊派遣、1月下旬の本隊派遣に向けて、18日
にも派遣自衛隊の活動の詳細を規定した実施要項を承認しようとしています。
フセイン元大統領の拘束後もイラクの治安は回復せず、また自衛隊に対する現
地のニーズもはっきりしないまま、米国に求められているというだけで、派遣
を強行することは許せません。民主党は派遣に反対し、この問題を審議する臨
時国会の召集を政府に強く求めています。また、14日に行われた東京・日比
谷での6千人集会を始め全国で反対集会に取り組んでいるほか、インターネッ
ト署名も呼びかけています。

<テキスト>

●国会の動き

 【参院外防委】榛葉、若林議員、イラク派遣計画の杜撰さ追及(12/15)
    http://www.dpj.or.jp/news/200312/20031216_01.html

 【衆院イラク特】前原議員・岡田幹事長が自衛隊派遣の疑義を指摘(12/15)
    http://www.dpj.or.jp/news/200312/20031215_02iraq.html

●幹部会見

 「元大統領拘束を戦争終結に繋げる機会に」菅代表(12/16)
    http://www.dpj.or.jp/news/200312/20031216_03kan.html

 イラク元大統領拘束で「派遣反対に変わりない」岡田幹事長(12/15)
    http://www.dpj.or.jp/news/200312/20031215_01okada.html

●種々の取り組み

 拉致被害者家族会が菅代表・鳩山本部長に経済制裁法制化を要請(12/17)
    http://www.dpj.or.jp/news/200312/20031217_01kazokukai.html

 【常任幹事会】04年度定期大会の1/12・13開催を決定(12/16)
    http://www.dpj.or.jp/news/200312/20031216_02joukan.html

 6千人で「イラクへの自衛隊派遣反対12・14集会」を開催(12/14)
    http://www.dpj.or.jp/news/200312/20031214_01shukai.html

 「民主党の考えと仏・独、相当の部分で共通」岡田幹事長(12/12)
    http://www.dpj.or.jp/news/200312/20031212_okada.html

<ビデオ>

 菅代表定例会見(12/16)
      200k
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20031216kan_v200.asx
      56k
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20031216kan_v56.asx

 イラクへの自衛隊派遣反対12・14集会(12/14)
      200k
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20031214hibiya_v200.asx
      56k
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20031214hibiya_v56.asx

 岡田幹事長会見(12/12)
      200k
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20031212okada_v200.asx
      56k
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2003/20031212okada_v56.asx

■談話・見解

 公的年金制度に関する与党合意について(談話、12/17)
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/koyou/BOX_KO0088.html

■お知らせ!

<イラクへの自衛隊派遣に反対するインターネット署名にご協力を!>

民主党は、政府によるイラクへの自衛隊派遣強行に反対する取り組みの一環と
して、「イラクへの自衛隊派遣に反対するインターネット署名」を呼びかけて
います。第一次集約は24日。25日に首相官邸に提出します。「イラク派遣
に納得できない!」という方は、ぜひご協力を!

[ご注意]
・インターネット署名のホームページでご署名いただくと、お名前と都道府県
が署名一覧の公開ページに掲載されます。
・1つのメールアドレスで2人以上の署名はできません。
・情報量が大きいため、携帯向けの署名ページは設けておりません。
・紙の署名用紙をお使いになりたい場合は、インターネット署名のホームペー
ジからPDFファイルをダウンロードし、必要な枚数プリントして自筆でご署
名ください。署名済みの用紙は、以下の宛先にご郵送願います。24日必着で
す。
  〒100−0014
  東京都千代田区永田町1−11−1 民主党国民運動委員会宛
  
  インターネット署名ホームページ
    http://www.dpj.or.jp/signatures/

■このメールマガジンについて
  ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」
  ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会
   〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1
  ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って
   読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。
  ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。
  ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ
   ージで手続きしてください。
         http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html
  ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。
   Copyright(C)2003 民主党

■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。