民主党メールマガジン DP-MAIL 第130号 2004年1月22日 編集・発行/民主党国民運動委員会 DP-MAILのバックナンバーはこちらから http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/ ■目次 【ハイライト】藤井裕久『次の内閣』財務相に聞く(上) 【国会だより】『次の内閣』閣僚──新年の決意(下) 【トピックス】第159通常国会開会 イラク派遣で論戦 【お知らせ!】世党@net 第12回アンケートのお願い ■ハイライト 2004年度政府予算を斬る! 藤井裕久『次の内閣』財務相に聞く(上) <日本の将来像から現在を見る> 予算、財政は経済政策の重要な要因だから、小泉経済政策がいかに間違ってい るか、からすべては発している。その意味で批判すべきことは批判していきた い。 経済政策は将来の日本がどういう姿になるか、との前提で立てなければならな いと基本的に思っている。いまの自民党は、過去の延長線上で、過去の延長を どう是正していくかという観点しかない。 いままでの高度成長社会では、得た富をどう配分するかが多かった。その発想 に立てば、みんなで分かち合うという発想が当然出てくるし、それなりに十分 通用したと思う。それを言葉を変えていうと、談合が成り立っていたわけだ。 将来の社会は、規律ある自由のもとで自らの考えを自らが決定し、その結果の 責任を負う人たちが経済の中核にならなければいけない。 <減税が最大の規制緩和> そうすれば、財政を含めて公がいかに対応すべきかが次に問題となる。公の過 剰介入を是正しなければならないことが一つだ。つまり配分の経済をやめるこ とが、経済政策の中の財政政策、公のあり方という意味で一番大事な点だと思 う。 規制緩和によって、自由にものを考えた人が自由な経済活動ができるという仕 組みにしなければいけない。最大の規制緩和は減税だ。各人が稼いだものをど れだけ公がいただいて、どれだけを自分の手元に残すかが税制だと思う。そう なると、まさに公がいただくこと自体が規制だ。公がいただく、その配分をな るべく減らすことが最大の規制緩和だととらえている。だから減税が大事だ。 私たちは赤字国債を増やしてまで減税をやれとは言わない。法律をつくり5年 なりで歳出の削減と見合って減税することを、世の中に約束することだと思う。 その前提にまず全体の規制緩和、改革がある。 規制改革の一つとしての特殊法人の整理がある。これは公の関与、介入の排除 となる。私たちはそういう観点から特殊法人整理をとらえている。その意味で、 独立行政法人にしたのはきわめてナンセンスだ。公務員時代よりも理事の数を 多くし、会計検査院の監査があったのが、独立行政法人では、同じようにお金 が出ているが、会計監査の対象から外す。 現実にはいまの新しい独立行政法人へのお金の渡し方は渡切費という形だ。例 えば外務省の渡切費は外交官夫人のアクセサリーになっている。郵政省に対す る渡切費は郵政省から出ている国会議員の選挙資金になっている。道路公団の 話は典型的だ。 (次号に続く) ■国会だより 民主党『次の内閣』閣僚──新年の決意(下) 『次の内閣』閣僚の新年の決意を2回に分けて掲載いたします。(党5役は除 きます) ●ネクスト環境大臣 近藤昭一 環境問題は、ある日突然その深刻さに気づいても取り返しがきかないので、水・ 空気・緑の問題など、予防的に手を打つべきで、いかなる活動にも環境面から の配慮が必要です。 ●ネクスト国家公安委員長/防災担当大臣 科学技術担当大臣/沖縄北方問題担当大臣 大畠章宏 小泉自公政権による失政で社会不安が増している。安心して暮らせる社会の基 本は、治安であり、地域社会の治安回復と維持に全力。 ●ネクスト防衛庁長官 松本剛明 民主党の使命は政策も決定過程も新しい政治の創造であり、防衛も真正面から の取り組みが必要です。日本を守るため、微力ですが、皆様の力をお借りしな がら全力を尽くします。 ●ネクスト経済財政・金融担当大臣 五十嵐文彦 連続4期目の金融担当となったが、金融危機は少しも去っていない。金融をは じめとするサービス業大国にならなければ日本に未来はない。本物の金融改革 に向け尽力します。 ●ネクスト規制改革担当大臣 人権・消費者問題担当大臣/子ども政策担当大臣 原口一博 民主党を中心とする次政権は、政権公約の具体性と実効性を問われます。改革 を、どのような手順で、実行に移すのか、具体的な行動プランをしっかりと提 示してまいります。 ●ネクスト総合雇用対策担当大臣 水島広子 雇用政策は、働き方だけではなく生き方にも関わる。多様なライフスタイルを 尊重する民主党らしい政策で、「長時間労働か失業か」という日本の現状を打 開したい。 ●ネクスト官房副長官 中川正春 議論が楽しい「次の内閣」をつくります。国会論戦のテーマが与党によっての みつくられるようではダメ。攻めの政治を心がけ、国会の土俵は民主党でつく ることを目指します。 ●ネクスト官房副長官 小川勝也 来る参議院議員選挙で勝利するため、枝野官房長官を支え、政策力の強化に努 めます。広く民意を求め、政権獲得へ向けた政策作り、法案作りをしたいと決 意しております。 ■トピックス 第159通常国会が19日に開会しました。民主党はこの国会を「攻めの国会」 と位置づけ、改革の推進に背を向ける小泉内閣を厳しく追い詰める構えです。 21日〜23日の代表質問では、イラクへの自衛隊派遣問題を中心に、議論か ら逃げ回る小泉首相を執拗に追及しています。 <テキスト> ●国会の動き 【参院本会議】藁科議員、戦地への自衛隊派遣の違憲性を指摘(1/22) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040122_02warashina.html 【衆院本会議】武正議員、雇用・年金・道路で首相の後退を追及(1/22) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040122_03takemasa.html 【衆院本会議】松本議員、首相の答弁拒否を厳しく追及(1/21) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040121_04matsumoto.html 【衆院本会議】菅代表、憲法違反の自衛隊派遣で首相退陣求める(1/21) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040121_02kan.html ●幹部の会見 野田国対委員長、首相の答弁拒否を批判(1/22) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040122_01noda.html 「第1Rから撃ち合う」代表質問前に野田国対委員長(1/21) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040121_01noda.html 「首相は真正面の議論から逃げている」菅代表(1/21) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040121_05kan.html 「自衛隊派遣は憲法違反、総理は辞任を」菅代表(1/20) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040120_02kan.html 「状況追従の危ない総理」菅代表、施政方針演説を批判(1/19) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040119_03kan.html 「内閣退陣、参院選勝利につながる国会に」野田国対委員長(1/19) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040119_01noda.html 「首相の国際協調はアメリカ追随の言い換え」岡田幹事長(1/16) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040116_02okada.html ●その他 【次の内閣】自衛隊イラク派遣の事後承認に反対を決定(1/21) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040121_06nc.html 【常任幹事会】所属衆院議員の資産等報告書公開など決める(1/20) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040120_01joukan.html 連合が政府予算案組み替えへの協力を要請(1/20) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040120_03rengo.html 菅代表、秋田で若手農業従事者と対話集会(1/17) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040117_01akita.html 菅代表、牛丼店でサラリーマンたちと昼食(1/16) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040116_01gyudon.html <ビデオ> 菅代表定例会見(1/20) 300k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040120kan_v300.asx 56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040120kan_v56.asx 両院議員総会(1/19) 300k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040119soukai_v300.asx 56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040119soukai_v56.asx 岡田幹事長拡大定例会見(1/16) 300k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040116okada_v300.asx 56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040116okada_v56.asx ■お知らせ! <世党@net 第12回アンケートのお願い> ネットモニター調査プロジェクト「世党@net」の第12回アンケートが始 まりました。今回のアンケートでは、通常国会での課題、国連待機部隊、憲法 改正問題などについてご意見を伺います。締め切りは26日。ぜひご協力をお 願いします。 モニター登録をされた方はこちら http://www.research-dpj.com/enquete/enquete20040119.php まだモニター登録をされていない方はこちら http://research-dpj.com/monitor/monitor.html ■このメールマガジンについて ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。 ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ ージで手続きしてください。 http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。 Copyright(C)2003 民主党 ■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。