民主党メールマガジン DP-MAIL 第131号 2004年1月29日 編集・発行/民主党国民運動委員会 DP-MAILのバックナンバーはこちらから http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/ ■目次 【ハイライト】藤井裕久『次の内閣』財務相に聞く(下) 【国会だより】古賀潤一郎議員に対する党倫理規則の適用について 【トピックス】イラク派遣決定のずさんさを追及 【お知らせ!】NPO関連予算公開ヒアリングのご案内 ■ハイライト 2004年度政府予算を斬る! 藤井裕久『次の内閣』財務相に聞く(下) <社会保障をしっかりと> 規律ある自由な社会をしっかり構築することだ。各人が自由にふるまい、自己 責任をとるという以上は、社会保障という基礎がしっかりしていなければ成り 立たない。福沢諭吉は「独立独歩」を盛んに言っている。その半面で社会保障 の重要性も語っている。 その点からすると今度の政府の年金改革はきわめて許しがたい。人口構成が急 激に変わっているときに、いままでの保険偏重主義では成り立たない。これは 医療も介護も同じだ。年金が典型的だが、いまの仕組みを前提とする限り政府 のようなことになる。つまり給付を切り、かつ保険料を上げる。これしか選択 はない。 そこに消費税を財源とすることをわが党は提案している。小泉さんの間違いは 「社会保障のあり方はみんなで議論してもらう」と言っていることだ。「いま は上げない。しかし、次の社会保障を安定するためには消費税が重要な要素で ある」となぜ言わないか。 一部の人は消費税という言葉に抵抗がある。では「高齢者社会保障保険料」と いう名前に変えようと。僕らは消費税を目的税で使おうしている。自由党のと きには、基礎年金と高齢者医療と介護だけにしか使えないようにしようと提案 した。だから目的税。いまの民主党でも少なくとも年金については目的税化だ。 基礎年金では、ネクスト・キャビネットで議論したが、2%アップの7%で十 分であると一致している。基礎年金は、国民年金であれば月々1万3300円 を保険料としていただいている。これは一番の悪税。非常に苦しい方も豊かな 方も同じ額をいただく。保険料といっても強制徴収だから税、これがなくなる。 そのかわり消費税にする。 財政の支出をゼロにするのではなく、社会資本の整備、それ相応の公共投資も 私は大事だと思っている。だけど、いままでの延長線上での社会資本の整備、 つまり道路偏重、しかも目的税にし、道路に集中投資する仕組みだ。これは昭 和29年に田中角栄さんがつくった。50年たって、道路が集中投資の対象か というと、明らかに違う。道路が悪というのではない。平等にバランスをとれ ということ。もう一つは次の世代から考え、これからの子どもたちのための保 育所とか育児休業などに投資すべきであり、投資の内容を変えていかなければ いけない。 <地域に沿った政策を> もう一つは、政府の三位一体ほどインチキなものはない。地方分権の議論から 言えば、これも新民主党の政策となっているが、18兆円は全部フリーで地方 に回す。そしてすべてのひも付きは廃止。これは大変大事な政策で、老人ホー ムをつくるのになんで個別補助金、なんで厚生労働省はチェックする、保育所 では保育士が1人足りないことをつべこべ言う必要はない。地域の問題だ。 国は、国でなければできないことをすればいい。中央で道路が悪だとか善だと 言うのはおかしいので、某県にとっては道路こそ大事な手段だ、経済を良くし 地域の住民のためになるなら道路にどんどんお金を使えばいい。ここは林業が 大事だ、森林を守る。その上に建設業の失業者が増えた。建設からの失業者の 方にいきなりITをと言っても無理。その方は間伐材対策に回せばいい。ある 県では林業に集中投資をする、ある県では道路でいい。ある県では新規産業育 成に金を回せばいい。そういう地方分権ができれば、地域の実情に沿った経済 政策、雇用政策が実施できるので、ここも自民党の最大の欠点だ。 <単年度収支の均衡を> そこで基本的には国の行政・仕組みをスリムなものにするにしても、いまのよ うなことを実施するには赤字財政が増えるという議論があるが、一番大事なこ とは、プライマリー・バランス、単年度で収入・支出を均衡させること。私は 会社の講演では、「あなたたちの会社だって、借金があったら、元本を返す気 になるより先に、単年度の売り上げで経費を賄えるようにまず考えるでしょう。 それは国の財政も同じだ」と申し上げている。 (ふじい ひろひさ/衆議院議員) ■国会だより 民主党常任幹事会は29日、民主党所属の古賀潤一郎衆議院議員の学歴問題に ついて以下の処分を決定いたしました。 古賀潤一郎議員に対する党倫理規則の適用について 常任幹事会 1.わが党所属の古賀潤一郎議員は、米国ペパーダイン大学を卒業したと認識 し、先の総選挙においてもその旨を公表していた。しかし、(1)報道機関の 指摘にもとづいて本人が調査した結果、古賀議員は同大学に4年間在籍したも のの、卒業したという事実はなく、経歴に誤りがあったことが確認された。ま た、(2)本件報道に関し、卒業が確認できなければ議員辞職する旨の発言を するなど、対応の不手際により、結果として無用の混乱を生じせしめ、民主党 支持者をはじめとする国民の政治不信を招くこととなった。 2.党としては、古賀議員が自ら離党届を提出するとの決断を行ったこと、お よび深く反省していることを重く受け止めるものの、今回の出来事が民主党に 対する信頼を大きく損ねたことを考えれば、上記二点の行為は倫理規範に反す る行為と認めざるを得ない。よって、古賀議員から提出されていた離党届はこ れを受理せず、倫理規則にもとづき、除籍処分とすることが妥当との結論に至 った。倫理規則第6条第1項但書にもとづき、倫理委員会への諮問は事後(本 日中)に行うこととする。 なお、古賀議員は経歴詐称の意図はなかったと明言している。この点について、 引き続き十分に説明責任を果たされることを期待している。 3.党としても、公認にあたっての調査が十分でなかったことなど、この度の 事態を真摯に反省し、再発防止を徹底するとともに、国民の皆さまの信頼回復 に全力を挙げる所存である。 以 上 ■トピックス 19日に開会した通常国会では、まず平成15年度補正予算と自衛隊のイラク 派遣承認問題が焦点となっています。とりわけ自衛隊派遣承認問題では、イラ ク攻撃支持の正当性、非戦闘地域の有無、派遣地の情勢把握などをめぐって政 府の派遣計画のずさんさが明らかになっており、民主党は承認に反対していま す。 <テキスト> ●国会の動き 【衆イラク特】参考人質疑で自衛隊人道支援の限界示される(1/29) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040129_01sankou.html 【衆院予算委】達増議員、首相の先遣隊報告の虚偽を追及(1/27) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040127_05tasso.html 【衆院予算委】生方議員、国連中心外交を否定する首相を批判(1/27) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040127_04ubukata.html 【衆院本会議】原口議員、自衛隊派遣の判断根拠を追及(1/27) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040127_03haraguchi.html 【衆院予算委】イラク、足利銀行、鳥伝染病で3議員が質問(1/27) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040127_02ippan.html 【衆院予算委】筒井議員 、自衛隊派遣の判断基準を質す(1/26) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040126_03tsutsui.html 【衆院予算委】首藤議員、イラク復興支援費の曖昧さを追及(1/26) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040126_05suto.html 【衆院予算委】鮫島議員、食品安全行政の欠陥を追及(1/26) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040126_04samejima.html 【衆院予算委】前原議員、イラク復興へ戦略外交の展望質す(1/26) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040126_02maehara.html 【参院本会議】小川議員、デフレ脱却への見通しを質す(1/23) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040123_03ogawa.html ●幹部の会見 「首相は大量破壊兵器あると言うなら立証せよ」菅代表(1/27) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040127_07kan.html 野田国対委員長、陸自先遣隊員の委員会招致求める(1/27) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040127_01noda.html 岡田幹事長、古賀議員問題でお詫び(1/27) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040127_06okada.html 「予算委ではイラク・BSE問題を追及する」野田国対委員長(1/26) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040126_01noda.html 「小泉政権は何をやっていいか判らない状態」岡田幹事長(1/23) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040123_01okada.html ●その他 【常任幹事会】古賀議員問題、離党届は受理せず除籍処分に(1/29) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040129_00joukan.html 3野党、首相の問題発言のさらなる追及で一致(1/28) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040128_02yatou.html 【次の内閣】補正予算案、関連法案に反対を決定(1/28) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040128_03nc.html 菅代表、鳥インフルエンザで現地調査(1/26) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040126_00tori.html 樋口俊一参院議員、初登院(1/23) http://www.dpj.or.jp/news/200401/20040123_02higuchi.html <ビデオ> 菅代表定例会見(1/27) 300k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040127kan_v300.asx 56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040127kan_v56.asx 岡田幹事長拡大定例会見(1/23) 300k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040123okada_v300.asx 56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040123okada_v56.asx ■お知らせ! <平成16年度NPO関連予算公開ヒアリングのご案内> 民主党団体交流委員会NPO局は、明日(30日)に平成16年度NPO関連 予算公開ヒアリングを開きます。同ヒアリングでは、関連10省の担当者によ る予算説明と質疑応答を予定しています。ふるってご参加ください。 日 時: 1月30日(金) 9:30〜17:30 会 場: 都道府県会館 4階 401会議室 (千代田区平河町2−6−3 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 民主党国民運動委員会 mail prc@dpj.or.jp tel 03-3595-9988 fax 03-3595-9922 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 03−5212−9162) 次 第: 09:30 主催者挨拶 09:40〜10:20 外務省ヒアリング 10:20〜10:50 総務省ヒアリング 10:50〜11:40 経済産業省ヒアリング 11:40〜12:00 環境省ヒアリング 12:00〜13:00 (昼休み) 13:00〜13:30 農林水産省ヒアリング 13:30〜14:10 国土交通省ヒアリング 14:10〜15:30 厚生労働省ヒアリング 15:30〜15:50 (休 憩) 15:50〜16:50 文部科学省ヒアリング 16:50〜17:05 法務省ヒアリング 17:05〜17:30 内閣府ヒアリング 17:30 閉 会 注 意: 1)食事について 会場は飲食物の持ち込みも可能ですので、ご持参頂いても結構です。 会場周辺は飲食店が少ない為、昼食時間は混雑が予想されますので、ご 注意下さい。 2)飲み物については、同フロアに自販機が設置されています。 3)都道府県会館は、地下鉄利用でも車椅子で地下からエレベーターをご利 用頂き入館できます。 申 込: 下記の必要事項を記入の上、FAXか電子メールでお申し込みく ださい。 <必要事項> ・ヒアリングへの参加を希望する省名 ・貴団体名 ・ご氏名 ・ご住所 ・連絡先(TEL、FAX、E-MAIL) <申込先> ・FAX 03-3595-9924 ・電子メール npo@dpj.or.jp ■このメールマガジンについて ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。 ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ ージで手続きしてください。 http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。 Copyright(C)2003 民主党 ■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。