民主党メールマガジン DP-MAIL 第136号 2004年3月4日 編集・発行/民主党国民運動委員会 DP-MAILのバックナンバーはこちらから http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/ ■目次 【ハイライト】イラク復興の考え方/前原誠司衆院議員 【トピックス】年金制度改革で論戦 【政策・情報】民主党予算案、参院選公認予定候補一覧 【談話・見解】松本智津夫被告裁判の判決について、他 【お知らせ!】世党@net 第13回アンケートのお願い ■ハイライト イラク復興の考え方 民主党「次の内閣」ネクスト外務大臣 前原誠司 イラクの復興支援に関しては、イラク国民がこれ以上の災禍に見舞われること を回避するため、人道的見地から何をすべきかを考えることが重要です。 しかし、だからといって、現行のイラク特措法に基づく大義なき自衛隊の派遣 に反対する立場は変わりません。復興支援が必要だからといって、戦争の大義 を追認したり、現地情勢の冷静な判断を軽視することにはなりません。 改めて次の問題を指摘しておきます。(1)米英等の占領統治から国際社会が 主導するイラク国民主体の統治形態への移行、(2)大量破壊兵器の存否に関 わる米英議会の動向、(3)実際には存在しない「非戦闘地域」の法的詭弁性、 (4)派遣の前提となった現地情勢に関する情報の収集・分析能力の欠如、虚 偽報告の疑惑、(5)小泉内閣が抱える日米同盟と国際協調主義の矛盾です。 特に、開戦に当たっての大義や国連主導の復興支援についての問題意識は、先 に来日されたアナン国連事務総長も有しておられたのは印象的です。 しかし一方で、自衛隊は既に派遣されていることを踏まえる必要もあります。 法律の規定に基づき国家として派遣した以上、政府は、自衛隊員の安全確保の ため、万全の対策を講じるべきです。万一、戦闘行為や事故など不測の事態が 生じた場合、国際社会における責任、内外世論の動向などを総合的に勘案して、 その後の対応を決すべきであると考えています。 今後の対応としては、まず、イラク国民の民意による直接選挙を早期に実施で きるよう、連合国暫定機構(CPA)は、方針転換を行うべきです。また、国 連主導の復興支援、イラク国民への速やかな主権移譲等が重要です。政府は、 フランス・ドイツや周辺諸国の積極的な関与を含め、国際社会が一致して協調 できるよう、新たな国連安保理決議の採択や国際会議の開催など、環境整備に 向けた外交努力を強化すべきです。その際、新たな国際協調の枠組みの構築、 またはイラク国民による政権樹立に至った場合、イラクの治安情勢を踏まえ、 わが国の主体的判断に基づき、憲法の範囲内でPKOの派遣基準を緩和するな ど、自衛隊の活用も含めた支援に取り組むべきです。 復興支援策としては、現地での雇用確保を中心に、医療・教育・経済等の分野 で、国際協力機構(JICA)、非政府機関(NGO)等と連携を促進するた めの取り組みを強化することも重要です。 最後に、財政支援を実施するに当たっては、政府は、表明した50億ドルの積 算根拠、拠出先・使途・運用等について、あるいはパリクラブでの合意に基づ く債権放棄について、説明責任を果たすべきことは当然です。 ■トピックス 国会では、平成16年度予算をめぐる衆議院での審議が大詰めを迎えています。 与党はこの週末にも衆院通過を強行しようとしていますが、民主党はイラク問 題、年金改革、地方分権改革など、多くの問題を含んだ予算であることから、 さらに徹底した審議の継続を求めています。また、民主党が招いて来日してい る韓国の拉致被害者3人が2日、国会の外務小委員会で証言し、多くの日本人 が北朝鮮にとどめられていることを明らかにしました。 <テキスト> ●国会の動き 【衆イラク特】自衛隊支援活動の内実を質す(3/3) http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040303_04iraq.html 【衆院予算委】年金資金のずさんな運用実態を追及(3/3) http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040303_03yosan.html 【衆院予算委】拉致問題への政府の対応を厳しく批判(3/3) http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040303_02yosan.html 【衆拉致小委】韓国拉致被害者3人が参考人陳述(3/2) http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040302_04gaimu.html 東京・三軒茶屋で街頭演説会開く(2/27) http://www.dpj.or.jp/news/200402/20040227_05gaisen.html 【衆院予算委】公聴会:政府の三位一体改革の限界が鮮明に(2/27) http://www.dpj.or.jp/news/200402/20040227_03kochokai.html 【衆院本会議】高井議員、義務教育費国庫負担法改正案で初質問(2/27) http://www.dpj.or.jp/news/200402/20040227_02takai.html 【参院本会議】川橋議員、決算審査の早期化を求める(2/27) http://www.dpj.or.jp/news/200402/20040227_01sanpon.html ●幹部の会見 「佐藤議員から離党届を預かった」岡田幹事長(3/3) http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040303_01okada.html 菅代表、外交官殺害事件で外相の虚偽答弁を批判(3/2) http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040302_06kan.html 「日歯連疑惑、分かりやすい解決図る」岡田幹事長(2/27) http://www.dpj.or.jp/news/200402/20040227_04okada.html ●その他 「議員辞職願いを重く受け止める」岡田幹事長(3/4) http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040304_01okada.html 佐藤観樹議員、秘書給与問題で役職辞任(3/2) http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040302_02sato.html 党拉致対策本部総会で問題解決を世界にアピール(3/2) http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040302_03soukai.html 韓国拉致被害者、支援を訴える(3/2) http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040302_05kaiken.html 【常任幹事会】鳥インフルエンザ対策本部設置を決める(3/2) http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040302_01joukan.html <ビデオ> 菅代表定例会見(3/2) 300k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040302kan_v300.asx 56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040302kan_v56.asx 岡田幹事長拡大定例会見(2/27) 300k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040227okada_v300.asx 56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040227okada_v56.asx ■政策・情報 平成16年度民主党予算案 予算案(HTML版ができました) http://www.dpj.or.jp/seisaku/yosan/04yosan/index.html 参考資料 http://www.dpj.or.jp/seisaku/yosan/BOX_YS0027.html 第20回参議院選挙における公認予定候補者一覧 http://www.dpj.or.jp/04saninsen/list.html ■談話・見解 佐藤観樹議員の件に関するコメント http://www.dpj.or.jp/seisaku/unei/BOX_UN0157.html オウム真理教元教祖松本智津夫被告裁判の判決について(談話) http://www.dpj.or.jp/seisaku/sihou/BOX_SH0056.html ■お知らせ! <世党@net 第13回アンケートのお願い> 日頃より『世党@net』へのご協力に感謝申し上げます。今回のアンケートは平 成16年度の民主党予算案についてお伺いします。回答期限は3月7日(日) です。よろしくお願いします。 まだモニター登録がお済みでない方 http://research-dpj.com/monitor/monitor.html モニターの方はこちら http://www.research-dpj.com/enquete/enquete20040301.php ■このメールマガジンについて ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。 ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ ージで手続きしてください。 http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。 Copyright(C)2003 民主党 ■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。