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民主党メールマガジン
DP-MAIL 第139号 2004年3月25日
編集・発行/民主党国民運動委員会

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■目次
【ハイライト】テロの連鎖を憂う/野田佳彦衆院議員
【国会だより】市民が主役の裁判員制度を/小宮山洋子衆院議員
【トピックス】参院で予算審議が最終盤
【選挙データ】衆院統一補選公認候補、参院選公認候補
【政策・情報】北海道警察・不正経理疑惑に関する現地調査報告書
【談話・会見】台湾総統選挙結果を受けて、他
【お知らせ!】第4回インターネット市民立法にご応募を
       連続街頭演説会を開催中!

■ハイライト

テロの連鎖を憂う

衆議院議員 野田佳彦

3月20日は、イラク戦争の開戦から満1年を迎えた節目でした。サダム・フ
セイン元大統領の拘束後も治安回復は進まず、バグダッドを中心に多くのイラ
ク人や駐留兵士などの外国人がテロの犠牲になっています。昨年5月1日に、
ブッシュ米国大統領は早々に大規模戦闘終結宣言をしましたが、むしろそれ以
降にテロと流血は増え続けているのです。

その憎むべきテロリズムが世界中に拡散しはじめました。テロをなくすために
始めた戦争が新たなテロを生みだし、イラク国外にも連鎖してきています。今
月11日スペインで起きた列車同時爆破テロは、総選挙における民意に大きな
影響を与え、イラクに派兵した親米政権を敗北に追い込みました。

ロシア大統領選は3月14日、プーチンの再選で終わりましたが、たびたびク
レムリン周辺で自爆テロや爆破騒ぎが発生しました。台湾総統選挙においても、
投票日直前に陳水扁が銃撃されるというショッキングなニュースが飛び込んで
きました。いずれもテロの背景や犯行目的及び組織には違いがあるでしょうが、
暴力で民意に影響を及ぼそうという狙いは一緒です。民主主義への卑劣な挑戦
と言わざるをえません。

実は2004年は、「選挙の年」です。世界各国で重要な選挙が行われます。特
に注目されるのは、11月までの長丁場の戦いとなる米国大統領選です。国際
情勢を左右する最重要な選挙だけに、党大会や投票日はそのままテロの「危険
日」になりかねません。

大統領が弾劾されて大混乱に陥っている韓国では、4月に総選挙が行われます。
朝鮮半島も紛争地域の1つだけに、このような時に不測の事態が起こらないこ
とを祈りつつ、どのような民意が示されるのか注視していきたいと思います。
5月にはフィリピン大統領選挙、7月には、初の直接大統領選挙がインドネシ
アで実施されます。両国ともにイスラム過激派や反政府勢力に手を焼き、テロ
リズムの温床があるだけにこれまた選挙動向に注目すべきでしょう。

そして、わが国も7月には参院選が行われます。最近、空港や新幹線などの警
備が強化されつつありますが、特に選挙時期は厳戒態勢が必要です。残念なが
ら、今や日本もテロの標的とされています。そのことを強く自覚しもっと緊張
感を持たなければなりません。まさに、国民の生命を守るための危機管理能力
が問われています。

(のだ よしひこ/民主党国会対策委員長)

■国会だより

市民が主役の裁判員制度を(下)

民主党『次の内閣』ネクスト法務大臣 小宮山洋子

<可視化法案を準備>

裁判を迅速で充実した集中審理にすることが、ふつうに暮らしている国民を裁
判員にするためには求められます。審理は、1日から何日までと明確に答える
ことはできないと政府側は答えています。裁判員にわかりやすい審理にするた
めには、これまでのような捜査の仕方、供述調書をもとにするやり方では無理
です。取調べの状況をビデオ録画し、可視化します。可視化を条件に調書を利
用できるようにし、直接、口述で行っていくことを徹底すべきと主張し、可視
化の法案を用意しています。

この裁判員制度で、最も問題なのは、守秘義務だと考えています。裁判員は、
公判中はもちろん守秘義務が必要ですが、終わった後も、守秘義務がずっとか
けられ、違反した場合は懲役または罰金とされています。個人のプライバシー
に関することや、評議で誰がどう言ったということは、守秘義務が課されて当
然だと思いますが、裁判員制度への理解を深めるためにも、公判が終わった後、
体験を一定の範囲内で、希望する人は話せるようにした方がよいと主張してい
ます。何が許され、何が許されないか、わかりやすいものを作っていきたいと
の答弁が法務委員会で質問をした際にありましたが、守秘義務の範囲と意見表
明の自由との関係で、さらに検討が必要な点です。

また、守秘義務違反に懲役刑もあるのは、ただでさえむずかしそうな裁判員に
なることを躊躇させることになるのではないかと思っています。ふつうにして
いれば懲役刑はまず考えられないという答弁ですが、この点もつめていきます。

<年4000人に1人>

裁判員制度の対象となる事件は、政府案では死刑や無期懲役が考えられる重大
な刑事事件とされています。国民が注目をしていて、数も限られているからと
いうことですが、対象をどうするかによって、かかわる国民の数も違ってきま
す。現在の政府案では、選ばれて裁判所に行くのは、ふさわしくなかったり辞
退をしたりということを考えて、必要な裁判員の3倍程度とされていて、1年
間に1300人に1人の確率といわれています。実際に裁判員になるのは年間
4000人に1人くらいになる予定です。いつ、みなさんがなるかわかりませ
ん。自分のこととして考えていただければと思います。

裁判員制度を充実したものにしていくためには、義務教育段階からの法教育が
必要です。法務省では、法教育研究会を作り、学校教育の中での司法教育のあ
り方を研究しているということです。可能なかぎり早く始めないと、間に合い
ません。

取材・報道との関係については、当初、偏向報道の禁止という規定も検討され
ていました。これは、国民の知る権利と公正な裁判の実現のバランスが問われ
る問題ですが、基本的にメディアの自主規制にゆだねるということで規定はさ
れないことになり、この方向でするべきだと考えています。

この国会で制度ができることになったとして、周知期間に5年を要すると政
府はしています。しかし、5年は長すぎるのではないでしょうか。以前、陪審
員制度ができた昭和3年のときに、その周知期間が5年でした。現在は、ドッ
グイヤー、キャットイヤーといわれるように5年一昔です。情報の伝え方も発
達してきています。国民は、ふつうの常識をもってあたればよいわけですから、
もっと短くてよいと考えています。
 
国民が主体の裁判員制度にしていくためには、国民の理解が必要です。政府案
が具体的に出てから報道も増えてはいますが、まだ、知らない人も多いのが現
状です。様々な方法での広報・啓発を、政府はもちろんですが、積極的に導入
をと考えている、民主党としてもしていきたいと思います。

21世紀の日本社会を、民主党が考えている、市民・国民が主役の社会にして
いくために、とても重要なかぎのひとつと思われる裁判員制度、みなさんも議
論に活発に加わってください。よりよい形で、是非、この国会で成立させたい
制度です。

(こみやま ようこ/衆議院議員)

■トピックス

国会では、参議院での予算審議がいよいよ最終盤です。その後には、高速道路
改革、そして年金制度改革の各法案をめぐる論議が始まります。また、埼玉8
区、広島5区、鹿児島5区の各衆院補選(4月13日告示、25日投票)も近
づいています。

<テキスト>

●国会の動き

 【衆イラク特】参考人質疑でイラク支援の展望探る(3/25)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040325_01iraq.html

 【参院予算委】木俣、浅尾議員、拉致・年金で首相を追及(3/23)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040323_02sanyosan.html

 【衆院本会議】田嶋、西村議員、市町村合併の理念を質す(3/23)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040323_03shuhon.html

 【参院本会議】中島議員、地方教育目的税の導入など提言(3/19)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040319_01sanpon.html

●幹部の会見

 「ヤシン師殺害は暴力の連鎖を引き起こす行為」菅代表(3/23)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040323_04kan.html

 「秘書制度見直しへ一歩前進」民自協議で岡田幹事長(3/19)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040319_02okada.html

●その他

 第1回労働講座で笹森連合会長が講演(3/24)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040324_03kouza.html

 【次の内閣】道路公団改革で対案提出決める(3/24)

    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040324_02nc.html

 与野党国対委員長会談、秘書制度改革で大筋合意(3/24)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040324_01kokutai.html

 【常任幹事会】年金改革推進本部の設置決める(3/23)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040323_01joukan.html

 菅代表、諫早干拓問題で地元漁業者と意見交換(3/21)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040321_01isahaya.html

 菅代表、長崎で農林漁業の現状を視察(3/20)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040320_01shisatsu.html

 札幌で「中小企業パワーミーティング」を開催(3/19)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040319_04chusho.html

 菅代表、ノルウェー副外相と会談(3/19)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040319_02norway.html

 菅代表、長崎で畜産関係者と意見交換(3/19)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040319_03nagasaki.html

<ビデオ>

 菅代表定例会見(3/23)
      300k
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040323kan_v300.asx
      56k
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040323kan_v56.asx

 岡田幹事長拡大定例会見(3/19)
      300k
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040319okada_v300.asx
      56k
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040319okada_v56.asx

■選挙データ

 衆議院統一補欠選挙公認候補予定者一覧
    http://www.dpj.or.jp/0404hosen/

 第20回参議院選挙における公認予定候補者一覧
    http://www.dpj.or.jp/04saninsen/list.html

■政策・情報

 北海道警察・不正経理疑惑に関する現地調査報告書
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/kouan/BOX_KOA0006.html

■談話・見解

 台湾総統選挙結果を受けて(コメント)
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/gaimu/BOX_GAI0001.html

 米英による対イラク攻撃から1年を経て(談話)
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/bouei/BOX_BOE0135.html

 物価スライド法案の委員会可決にあたって(談話)
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/kourou/BOX_KRO0001.html

 愛知県15区に関わる選挙違反事件の判決を受けて(談話)
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/unei/BOX_UN0160.html

■お知らせ!

<第4回インターネット市民立法にご応募を>

市民の皆さんからメールで立法提案をお寄せいただき、実際に法案・政策とし
て国政に反映させることを目指す「インターネット市民立法」の第4回募集が
始まりました。募集期間は、4月12日まで。ふるってご応募ください。

 第4回インターネット市民立法ホームページ
    http://www.dpj.or.jp/koubo/

<連続街頭演説会を開催中!>

民主党は国会における重要な論戦を多くの方々に伝えるために、毎週水曜日と
金曜日に国会議員らによる街頭演説会を開催しています。お近くの際には、ぜ
ひお立ち寄りください。

3月26日(金)
・午後12:30〜13:00  高円寺駅北口
・午後17:00〜18:00  荻窪駅北口

3月31日(水)
・午後12:00〜13:00  目黒駅西口
・午後17:00〜18:00  自由が丘駅正面口

4月2日(金)
・午後12:00〜13:00  西武新宿駅
・午後17:00〜18:00  池袋駅東口

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