コンテンツを再生/利用するにはプラグインが必要です。

民主党サイトアーカイブ

現在のウェブサイトはこちら
2011年6月22日以前の情報その他で、新サイトに盛り込んでいないデータを掲載しております。
アーカイブTOP > メールマガジン
民主党メールマガジン
DP-MAIL 第140号 2004年4月1日
編集・発行/民主党国民運動委員会

 DP-MAILのバックナンバーはこちらから
   http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/

■目次
【ハイライト】児童虐待は人権侵害/原口一博衆院議員
【国会だより】警察不正経理問題の徹底解明を/大畠章宏衆院議員
【トピックス】年金、道路公団改革で論戦始まる
【選挙データ】衆院統一補選公認候補、参院選公認候補
【政策・情報】刑事訴訟法の一部を改正する法律案、他
【談話・会見】中国人活動家の尖閣諸島上陸問題について、他
【お知らせ!】警察不祥事情報をお寄せください

■ハイライト

児童虐待は人権侵害 防止法改正かちとる

民主党『次の内閣』ネクスト子ども政策担当大臣 原口一博 

児童虐待防止法は、民主党が先駆けて法案検討に着手し、最終的には全党派が
賛同する形(衆院青少年問題特別委員長提案)で、2000年5月に成立しま
した。この法律の制定は、児童虐待防止対策に一定の成果を果たしましたが、
近年の虐待事件の増加・深刻化に対応するには、様々な限界も明らかになって
きています。

大阪岸和田の中学校3年生に対する虐待事件など深刻な事件が続きます。この
背景には何があるのか?社会のどこからも救いの手を伸ばすことができずに、
深刻な事態を招くことをどうして防ぐことができないのか?一年間に1カ月以
上学校に登校しない(できない)子どもが義務教育だけで10万1000人も
いるとされています。1歳未満の子どもに対する虐待死も後を絶ちません。こ
うしているうちにも大切な命が奪われ、無惨な虐待に「凍りついた瞳」をして
震えている小さい人たちがいることを考えると一刻の猶予もありません。

<民主党案ベースに与野党合意>

民主党においては、子ども政策調査会や青少年対策特別委員会の委員らが中心
となり、現行法の運用の実態、虐待調査、ヒアリングを行い、今国会の児童虐
待防止法改正にむけて精力的に検討を進めてきました。

2月25日、民主党は独自の児童虐待防止法等改正案をまとめました。子ども
の人権擁護、虐待児童の安全確認と早期救済策、中央児童虐待防止会議の設置
などを主な柱としています。こうした考えをベースに政党間協議に臨み、実効
性ある法改正に取り組んできたところです。

公的な権力による立入りが強化されることは、他方で深刻な人権侵害を引き起
こす危険もあります。「保護者に立入りを拒否された時に、虐待のおそれのあ
る児童をどのような手続きで保護することができるのか?」また、「小さい人
たちをより強く守るためには何をすればいいか?」「子育ての支援や教育はど
うあるべきか?」「児童虐待を早期発見し防止するためにはどのような改正が
必要か?」多くの議論を重ねました。

これを踏まえて、衆議院において与野党の協議が整い、青少年問題に関する特
別委員長提案として改正案を通過させることができました。

<さらに法律の充実へ努力>

改正案では、「児童虐待は子どもの人権の侵害である」ことを理念で明確にし、
国や地方公共団体の責務をより具体的に明確にしたことやDV(ドメスティッ
ク・バイオレンス)を児童虐待の定義に含めることができました。

他方、(1)親権の一時・一部停止(2)家庭への立ち入りに家庭裁判所の関
与――などを盛り込むことはできませんでしたが、参議院の審議や3年以内の
見直しの中でこれらの問題を詰めていきたいと思います。

(はらぐち かずひろ/衆議院議員)

●改正案で民主党の考えが取り入れられた部分
・児童虐待の定義の見直し
 (1)保護者以外の同居人による児童虐待と同様の行為を保護者によるネグ
 レクトの一類型として児童虐待に含まれるものとすること。
 (2)児童の目の前でドメスティック・バイオレンスが行われること等、児
 童への被害が間接的なものについても児童虐待に含まれるものとすること。
・国及び地方公共団体の責務の改正
 (1)児童虐待の予防及び早期発見から児童虐待を受けた児童の自立の支援
 まで、これらの各段階に国及び地方公共団体の責務があることを明記するも
 のとすること。
 (2)国及び地方公共団体は、児童虐待の防止に寄与するよう、関係者に研
 修等の必要な措置を講ずるとともに、児童虐待を受けた児童のケア及び保護
 者の指導及び支援のあり方その他の必要な事項について、調査研究及び検証
 を行うものとすること。
・児童虐待に係る通告義務の拡大
 児童虐待を受けたと思われる児童を通告義務の対象とし、現行法よりもその
 範囲を拡大するものとすること。
・児童虐待を受けた児童等に対する支援
 児童虐待を受けたために学業が遅れた児童への施策、進学・就職の際の支援
 を規定するものとすること。

 民主党の児童虐待防止法等改正案
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/kisei/BOX_KSE0061.html

■国会だより

警察不正経理問題の徹底解明を

民主党『次の内閣』ネクスト国家公安委員長 大畠章宏

一連の「警察不正経理疑惑」に対して、党として「警察不正経理疑惑調査・警
察機構改革対策本部」(本部長=中井洽副代表)を設置し、本格的に取り組む
ことにしました。

事の発端は、北海道警察関係者からの内部告発。さらに、2月10日には、元
北海道釧路方面本部長の原田宏二氏が実名で「警察の裏金づくり」の実態を告
発。まず、衆院予算委で鉢呂吉雄北海道連代表(党総務局長)が、小泉総理に
政府の見解を質し、「この問題は全国的な問題と認識している」との答弁を引
き出しました。

さらに、3月3日の「次の内閣」で、「北海道警察不正経理疑惑調査団」を編
成することを決定し、鉢呂北海道連代表、中山義活国対筆頭副委員長、宇佐美
登内閣筆頭理事らと共に、9日に北海道、15日に福岡県警本部、26日に静
岡県警本部を尋ね、それぞれ、(1)徹底して事実解明を行い、国民の信頼を
取り戻すこと(2)警察の報償費などの公金支出のあり方を根本から正すこと
(3)不正経理に関して内部告発者に対する公益通報者保護条例を制定し、保
護することなど、国民の立場に立ち徹底した事実解明と国民への明確な説明責
任を果たすよう強く要請しました。

内部告発をされた原田さんに直接お会いしましたが、実直そうな人柄が一目で
分かりました。原田さんは、警察庁や他県の警察本部にも赴任し、釧路方面本
部長という幹部職を歴任された方です。「警察官を退任してからもずっと気に
なっていたことが不正経理のことであり、道議会で取り上げられ、道警本部長
も分からないと答えていましたので、この際、警察の裏金作りが行われていた
事実をはっきりさせなければ、後世に禍根を残すと考え、恥を忍んで、実名で
告発することにしたのです」と胸の内を明らかにしていただきました。

今回の一連の調査で、架空の事件などをでっち上げて旅費や捜査費を請求して、
裏金を作り、その中から実際の捜査費経費のほかに、幹部の接待費や私的流用
や幹部の転勤送別金として日常的に使用されていた疑惑が浮上しました。捜査
上の秘密などとする警察の閉鎖性が不正経理の温床の可能性が濃厚です。

法の前には国会議員も警察も市民もすべて平等でなければなりません。今回の
警察不正経理が事実であれば、一部の警察幹部による明らかな詐欺行為となり
ます。

第一線でがんばる警察官の皆さんのためにも、正義と真実を基本とした世界に
誇れる日本警察を再建するため全力で事実解明に取り組みます。本件に関する
情報を党対策本部までご連絡ください。皆さんのご連絡とご協力をお願いいた
します。

(おおはた あきひろ/衆議院議員)

 警察不祥事情報募集ホームページ
    http://www.dpj.or.jp/keisatu/

■トピックス

構造改革にも景気対策にも背を向けた旧来型の平成16年度政府予算案が、2
6日、自民・公明らの賛成多数で成立しました。国会ではさらに、年金改革、
道路公団改革など重要案件をめぐって与党との対決が始まりました。

<テキスト>

●国会の動き

 刑事訴訟法一部改正案を提出(3/30)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040330_03keisohou.html

 【衆院本会議】岩國、松野議員、民営化法案の反改革性暴く(3/30)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040330_02shuhon.html

 【参院本会議】平成16年度予算が可決、成立(3/26)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040326_03sanpon.html

 【参院予算委】与党賛成多数で16年度予算案を可決(3/26)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040326_01yosan.html

●幹部の会見

 「政府案を進めながらの年金協議には応じない」菅代表(3/30)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040330_04kan.html

 「政府の年金法案の廃案目指す」岡田幹事長(3/26)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040326_02okada.html

●その他

 【次の内閣】民主党年金改革案を協議(3/31)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040331_01nc.html

 【常任幹事会】公設秘書に関する党独自の取り組み決める(3/30)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040330_01joukan.html

 「年金改悪阻止へ全党挙げて戦う」連合集会で枝野政調会長(3/30)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040330_05rengo.html

 菅代表、呉市で衆院補選の勝利訴える(3/28)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040328_01kure.html

 菅代表、舞鶴で漁業関係者と意見交換(3/27)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040327_02maiduru.html

 菅代表、舞鶴で日本海警備の現状など視察(3/27)
    http://www.dpj.or.jp/news/200403/20040327_01maiduru.html

<ビデオ>

 菅代表定例会見(3/30)
      300k
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040330kan_v300.asx
      56k
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040330kan_v56.asx

 岡田幹事長拡大定例会見(3/26)
      300k
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040326okada_v300.asx
      56k
      http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040326okada_v56.asx

■選挙データ

 衆議院統一補欠選挙公認候補予定者一覧
    http://www.dpj.or.jp/0404hosen/

 第20回参議院選挙における公認予定候補者一覧
    http://www.dpj.or.jp/04saninsen/list.html

■政策・情報

 刑事訴訟法の一部を改正する法律案(3/26)
 概要
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/houmu/BOX_HOM0059.html
 要綱
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/houmu/BOX_HOM0058.html
 全文
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/houmu/BOX_HOM0057.html

 消費者保護基本法改正案(3/26)
 「民主党の消費者保護基本法改正案」について
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/kisei/BOX_KSE0063.html
 消費者保護基本法の見直しに関する基本的考え方
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/kisei/BOX_KSE0062.html

■談話・見解

 中国人活動家の尖閣諸島上陸問題について(談話)
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/gaimu/BOX_GAI0003.html

 学生無年金障害者国家賠償訴訟・東京地裁判決について(コメント)
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/kourou/BOX_KRO0002.html

 福岡県警察・不正経理疑惑に関する現地調査報告書
    http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/kouan/BOX_KOA0007.html

■お知らせ!

<警察不祥事情報をお寄せください>

悪化する治安への対策が求められる今、警察の不正経理疑惑等、不祥事が続発
しています。全国の多くの警察官がまじめに働いているにも関わらず、一部の
心無い関係者により不祥事の多くが引き起こされています。国民に信頼される
警察を作るために、警察不祥事に関する情報を広く募集することとしました。
現場で働く警察官の皆さんをはじめ、心ある皆さんのご協力をお待ちしていま
す。

 警察不祥事情報募集ホームページ
    http://www.dpj.or.jp/keisatu/

■このメールマガジンについて
  ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」
  ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会
   〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1
  ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って
   読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。
  ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。
  ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ
   ージで手続きしてください。
         http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html
  ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。
   Copyright(C)2003 民主党

■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。